ポピーと薄荷とブルーエルフィンのブログ

ゆんやおブログ。ポピーと日本薄荷、そしてブルーエルフィンを中心にサボテンとかハイビスカスとかの栽培日記です。

アルペンポピーの話

2014-10-22 01:58:59 | ポピー
パパベル・アルピヌム ミヤマヒナゲシ アルピヌムポピー タカネヒナゲシ Papaver alpinum

 今年、初めて栽培に挑戦してみた。ポピーと名前が付いているけど高山植物なので難易度は高いだろうとは思っていたけど難しいね。

 園芸家の中でも、西洋高山植物愛好家、いわゆるロックガーデナーさんの分野のもので、検索しても高原のペンションのオーナーさんの栽培記録しか出てこない、関東の平地で栽培する方が無謀だったかも知れない。

 「緑のカーテン用」の背の高いプランターを購入、用土は軽石、日向土を主体に高山植物用の自家ブレンド。
(軽石、日向土、富士砂、小石、赤玉土、バーク堆肥、腐葉土、パーライト、苦土石灰、玉子の殻10個分くらい)

 以前、エーデルワイスに凝っていた時期があり、多少はアルペン物の栽培知識は持っているつもりだ。

 軽石主体の用土は、水をたっぷりかけることで猛暑でも気化熱で冷却できる、ただし水切れは砂漠と化し即死する危険もある。
 梅雨時期は雨に当たらないように軒下に入れ、夏は東側に移動させ西日を避けた。

 6月に開花、花色は白、黄色、薄いオレンジ

 人間の体温を超える猛暑の中、6株購入した苗のうち1株のみが生き残った。


アルペンポピー 撮影2014.6


アルペンポピー黄色 撮影2014.6


アルペンポピー白色 撮影2014.6



アルペンポピー橙色 撮影2014.6


アルペンポピー黄色 撮影2014.6


アルペンポピー白色 撮影2014.6


アルペンポピー黄色 撮影2014.6


アルペンポピー 撮影2014.6
生き残ったのは左上の苗 一番成長の遅かったものが結果的に生き延びた。


アルペンポピー 撮影2014.10.18
涼しくなったらまた花が咲いた。春よりも花が大きい。


アルペンポピー 撮影2014.10.21
大株になったからプランターの中央に植え替えた。

アルペンポピーは、Papaver alpinumというポピーで日本名をミヤマヒナゲシまたはタカネヒナゲシと言う。シベリアヒナゲシ(アイスランドポピー)に似ていて小型。

 多年草だが、暑さに弱く園芸上は2年草として扱う。(秋蒔き翌年の春咲)

海外のサイトで検索したところ、アルプス地方からピレネー山脈,シベリア地方が原産で、ルーマニアのトランシルヴァニアアルプス山脈の南カルパティア山に群生地があるという。