ただでさえどんよりとした梅雨空の下、鬱蒼とした木立の中へ入ってゆくのは勇気のいる事であった。
滝の音だけが森閑とした森の中に響き渡り孤独感が心の中に忍び込んでくる。
引き返したくなる臆病風を振り切って濡れた石段を登ってゆく。
石段に積もった腐葉土が至る所で掻き乱されている。
夜のうちに猪がミミズなどを探した痕跡のようだった。
公園には猪が出ると記されているから間違いないと思う。
沙羅双樹(夏椿)はまだ咲き始めたばかりで見頃はもう少し先のようだけど、たとへ1輪であっても品格と存在感に心が満たされた。
下を見れば落花が目立つから咲き初めでもなさそう・・・・
猪が荒らした石段
モミジ葉が青々と美しく秋の紅葉の素晴らしさが伺える。
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