夢見るババアの雑談室

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ほぼ身辺雑記です

「リベンジ・マッチ」(2013年 アメリカ映画)

2022-04-30 19:39:54 | 映画

 

 

 

 

ピーター・シガール監督

原題Grudge Match

簡単に言えば 「レイジング・ブル」のロバート・デ・ニーロ

「ロッキー」のシルベスター・スタローン

若い頃 それぞれボクサー役を演じた俳優が いまや老境に入り かつてと比べれば筋肉も落ち体形も変わった

それが今や大物となった二人がリンクで相まみえるという

そこに一番の集客力があったような

下ネタも下品言葉もばんばんあるので そういうのが苦手な方には向きません

もうしゃあないなーと笑い飛ばせる広い心がなければ

 

互いに無敗だったチャンピオンボクサー二人の対戦は

一度目はビリー・ザ・キッド・マクドネン(ロバート・デ・ニーロ) 通称キッドの勝ち

二度目はヘンリー・レーザー・シャープ(シルベスター・スタローン)の勝ち

三度目の試合が行われる前にレーザーはボクサーを引退する

引退したレーザーは元の造船所工員に戻り・・・・・

30年ばかしの歳月が流れた

 

キッドはCMなどもこなし いまは店も経営 そこそこに金は持っているよう

工員の給料の中でかつて自分のトレーナーだった稲妻の入っている施設のお金も払っているレーザー

 

キッドは行われなかった3度目の対戦について レーザーのことを店でもネタにするほど 思うところが今もある

昔 キッドとレーザーの試合を取り持った人間は故人だが その息子ジュニアが3度目の対戦をーとレーザーの前に現れる

レーザーは良い返事を最初しない

しかし稲妻の施設費用の為に対戦をOK

だがー実はレーザーは右目を失明していた

レーザーには妻サリー・ローズ(キム・ベイシンガー)がいた

彼女はあまりにもボクシング一筋のレーザーへの面当てから あろうことかキッドと関係持ち

それで妊娠し息子を産んだ

その息子BJを育てたのは レーザーでもキッドでもない

今は死んでしまった男

キッドとの対戦を知り レーザーに会いにくるサリー

「試合なんてやめて 怪我させたくない」

彼女は心の底ではずっとレーザーを愛している

レーザーもまた

ただよりにもよってキッドと寝たことが許せなかった

手当たり次第 女なら誰でもいい男と

 

昔の対戦でキッドに負けたあと レーザーは人が変わった

今迄以上にボクシングに打ち込み 山ごもりしサリーとも会おうとしなかった

寂しいサリーが会いに行った時 レーザーは居なくて知らない女がいた

レーザーにとって知らない女

でもサリーは自分のことは寄せ付けず 他の女がいたことで傷ついた

だから仕返しに一番レーザーが傷つく相手と寝た

 

キッドには他の男が父親として育てた息子BJが会いにきた

彼はアメフト経験者で今は大学でコーチをしている

「俺はBJ あんたの息子だ」

キッド「コーヒーでも飲もう」

BJはキッドの不健康な食事の仕方を注意

世間は老人同士の対戦をお笑いのようにとらえていて キッドにもまともなトレーナーはつかない

「頼むよ 助けてくれ」

キッドはBJにトレーナーをしてくれるように頼み

BJは練習にも息子(キッドにとっては孫)を連れてきたり

いい関係が続いていたが チケットがよく売れたことで舞い上がったキッドは 孫息子トレイを連れていった店でハイになりすぎて女性と姿を消し 

その行状でBJを怒らせてしまう

 

いっぽう再びトレーナーとしてレーザーをコーチする稲妻ルイス(アラン・アーキン)から助言される

サリーと話せと

「これを言うのに30年かかったけど 私が悪かったわ 許して」

レーザーはサリーの息子について尋ねる「いい息子かい」

サリー「最高よ 気が合うわ」

運転中交通事故を起こしたことで ルイスはレーザーの右目が見えないことに気付く

サリーも試合は止めるように

 

レーザーは出場しないことを決意

怒ったキッドはレーザーの家の窓を割る

 

罵倒されてもキッドの心は変わらない

取り戻した妻の愛

これからの人生 それこそが大事だ

ーサリー 彼女は俺の命 

彼女をキッドに奪われたから 俺はボクサーを引退することで奴の命のボクシングを奪った

俺は多くの間違いを犯した 君を許そうとしなかった

間違いはもうたくさんだ

テレビを家に置いていないのも ボクシング中継が目に入るのがこわかった

俺は君から離れられない

愛しているー

 

一度は出場しないと決めたレーザーだが 胸にもやもやしたものを抱えている

偶然入った店には かつての工員仲間でクビにされた男がいた

彼は明るい笑顔でレーザーに言う

バーガーはおごりだ 試合を楽しみにしているよ

造船所の仲間と応援に行くよ

人生 一度は勝たなきゃ

 

長年勤めた会社をクビになった男

彼はレーザーの勝利に夢をかけている

人生勝つことがなければ

彼の人生はクビにもなり 負け続けだったのかもしれない

そんな彼らの希望が夢が 自分の試合にかかっている

 

レーザーは試合に出ることをサリーに告げる

自分は今迄 ボクシングからもサリーへの愛からも逃げていたのだと

最初は止めたサリーだが

「じゃ彼(キッド)をコテンパンにして」

 

 

一方 キッドはある品を持って BJに会いに行く

孫息子が食べたいと言ったお菓子に

それと実はキッドがずっと息子のことを気にかけていた証拠の

BJに関する記事の切り抜きを集めた・・・・・・

 

ずうっとサリーは「最低の男よ」とキッドがBJに近づくことを許さなかった

サリーの妹とも友人とも関係を持とうとした

女なら見境なしのろくでなし

 

そんな男に抱かれた自分が一番許せなかったのかもしれない

 

一度はレーザーがダウン

その時にキッドは レーザーの右目が見えていないことを知らされる

レーザーを助け起こすキッド

そしてレーザーの左目から消えない正面から打ちあうことに

正々堂々の戦いぶりにトレーナーに戻ったBJも笑顔

 

今度はキッドがダウン

なかなか起き上がれない

今度はレーザーがキッドを助け起こす

 

やがて試合は判定に

結果2-1でレーザーの勝利

 

レーザーは愛を取り戻し

キッドは息子と孫息子を取り戻した

 

孫息子のトレイ君が可愛くてね

笑いも誘いますし

 

犬猿の仲ながら試合の観客集めの為に あちこちのイベントに姿を見せるレーザーとキッドのやりとりも笑いを誘います

 

それから

レーザーはテレビを買って ルイスが好きだという「スターとダンス」という番組を観ています

その番組ではキッドが女性と踊っています

老いてますますおさかんなキッド

 

ジュニアは今度は いわくつきの試合をした二人ータイソンとホリーフィールドの対戦を実現させようとしているのでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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2 コメント

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おじじ (まっき~)
2022-05-01 09:58:09
両者とも、いい感じのおじじになっていて味わい深い映画です。
キム・ベイシンガーも、よかったですよね^^
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有難うございます まっき~様 (夢見)
2022-05-01 10:58:27
ロバートさん 役柄の幅が広い^ー^
おっそろしい役をすれば とことん怖いし

この二人が名前が売れる前の若い頃 ギャング映画(暗黒街者)でもしも対決していたらーなどと想像します
なかなかぞくぞくしません?

存在感ある年頃のお二人だからこそ実現できた映画
どちらも醸し出す余裕な感じもいいなと

キム・ベイシンガーさん いい女の代表格みたいな時代もありました

現在も格好いい「いい女」だと思います
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