夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

観ていたドラマから

2024-06-17 14:45:05 | ちょっとヒイキの引き倒し?!

テレビの連続ドラマも観てきたものが次々と最終回を迎えつつある

松本まりかさん主演「ミス・ターゲット」も日曜日に最終回を迎えた

松本まりかさん いい女優さんだなって思い注意して観るようになったのは2020年放送の「妖怪シェアハウス」あたりからでした

お岩さん役がとってもチャーミングでね

だけど調べてみたら十代の頃から芸能活動されていて 出演作品もテレビドラマも映画も多数ある方なのでした

 

最近だとNHKの大河ドラマにも出演されていましたね

女鼠・・・大鼠役で服部半蔵役の山田孝之さんとのやりとりも面白く

 

今回のドラマで印象に残っているのは第8回「元結婚詐欺師VS元弟子」

前回で結婚詐欺師として逮捕され服役

3年後に出所してきて 偶然派遣された職場が

結婚詐欺師として男からお金をだまし取ってきた朝倉すみれ〈松本まりか〉が・・・

初めて好きになった相手の村松宗春〈上杉柊平〉の和菓子を作る工場

お菓子の包装を見た宗春は それがかつてすみれが工夫した包み方とそっくりであることから これはすみれの手になるものではないかと思い 

予期せぬ宗春の出現に逃げるように工場を後にするすみれを追いかけ再会

逮捕されたすみれは 宗春をカモにしようと思っていたと 精一杯の嘘をついています

元々彼女が結婚詐欺師になったのは 亡き母の復讐の為

直接 相手を殺すことで復讐しようとしていたすみれを止めたのは 亡き母が働いていた店のママの弥生〈筒井真理子〉でした

弥生は過去に結婚詐欺師の経験あり

そのノウハウをすみれに教え込んだのです

すみれは母を苦しめた男への復讐は済ませていました

これまで男性から騙し取ったお金も 養護施設などに寄付しています

弥生にしても結婚詐欺を働いたのは 妹が結婚を決めていた男性に500万円を渡した果てに相手の浮気から破談となり その後自殺したため

いわば妹の死の原因を作った相手への仕返しでした

ところがこの男性の知人が刑事で 宗春の父親の竜太郎〈沢村一樹〉

 

宗春との出会いの時に 最初すみれは彼が富豪かと誤解しましたが

すぐにそうではないと分かり マジメに婚活していたすみれは結婚相手から外しますが

彼のことが気になり その和菓子店和月堂が繁盛するように様々な計画書を作ってみたり

新商品の開発手伝い お店での接客

果ては資金繰りに困っている店の為の資金繰り

多額の負債解消の為に・・・・・結婚詐欺も

ー好きになってはいないからーと言いながら その行動は

宗春のことを思ってのことばかり

 

宗春もすみれと一緒にいると幸せでした

 

すみれが服役していた3年間 お菓子を作ることすらできなくなっていた宗春を懸命に支えたのは 

すみれの弟子として結婚詐欺師を目指していた萌〈鈴木愛理〉

萌も宗春もすみれがいなくて心に空いた穴を埋めることに懸命

どうにか立ち直ってみえる宗春だけど 何か大切なものを失っているように見えます

人が食べて喜んでくれるような和菓子を作っていたはずなのに

 

出所したすみれを出迎えて部屋に住まわせてくれている弥生にすみれは 萌と会ったことを話します

「ちゃんとした道で生きてた よかった」

萌は騙されて踏切に飛び込み自殺をしようとした時に 助けてくれて仕返しもしてくれたすみれに弟子入り

けれど萌は嘘をつくことができないー

だから逮捕されたすみれは萌に言っていました

結婚詐欺師になるのは止めるように

 

ところで すみれから大金騙し取られた闇金経営者の轟〈八嶋智人〉は 怒りからすみれに刃物を持って襲い掛かり 彼もまた逮捕され服役しておりましたが

やはり出所してきております

迎えに来た部下の茶野〈後藤剛範〉は すみれに仕返ししようと あの女だけは許せないと言うのですが

轟は思い返して すみれを愛している自分が幸せであったと

あらためてすみれに気持ちを伝えます

おさまらないのは茶野

あんなアニキじゃなかったのに あれもこれもすみれのせいだーとすみれの首を絞めます

大事な仕事があるのにすみれの危機を知って放り出し 探して駆け付けた宗春

すみれを守って茶野と組みあい 階段から落ちて病院へ

手術となります

連絡受けて病院へ駆けつけた萌は すみれに宗春さんに近づかないでと言ったのにー

萌も宗春のことが好きになっていました

病院で宗春の手術が終わるのを待ちながら

萌はすみれに告げます

好きになっちゃいけないのに

大好きな人〈すみれ〉の大好きな人〈宗春〉なのに

すみれは言います「あやまることなんてない」

萌は幸せになっていいんだと

この「あやまることなんてない」って声が言い方が すばらしくて ぞくりとしました

この女優さん こうした声も出せる

こういう表情ができるのだと

 

たぶんこの時のすみれは自分の宗春への想いよりも 萌の幸せを願っている

自分は前科者だし

宗春には萌の方が似つかわしいのだと

 

弥生・すみれ・萌は疑似家族のようでありましたから

弥生 叔母

すみれ 姉

萌 妹

三人はそういう関係でした

 

宗春が意識を取り戻す様子を病室の外から見守っていたすみれは 病院を出る時に竜太郎と遭遇

すれ違いざま言われます

もう宗春に近づくなと

 

自分は幸せになっちゃいけない

宗春の傍にいるのも萌に任せてきたすみれ

 

そして最終回「元結婚詐欺師、愛する」

轟は僕と一緒に草津へ行きませんかと誘ってきます

実家が草津で温泉宿をやっている

そこで働かないかと

「ゆっくり考えてください 僕は来世まででも待ちますから」

轟がくさ・・・と言うと

すみれの脳裏には 宗春と草餅を作った時のことが浮かぶのです

 

 

宗春の言動から 息子の心にまだすみれがいるのだと察した竜太郎は 弥生のスナックを訪ねます

そこで どうしてすみれが結婚詐欺師になったのかを尋ねて

弥生もまた 詐欺をしたのは理由があってのことか それも尋ねますが

弥生は昔のこととはぐらかします

 

竜太郎が店を出るのと一足違いで戻ってきたすみれは 弥生が自身のことは竜太郎に教えなかったことを知ります

いつもは明るい弥生の見せる涙

泣くのをこらえようとする弥生に すみれは言います

「泣いたっていいじゃない ず~~~っと我慢してたぶんだけ」

 

印象に残る弥生のセリフは「立つ位置が変われば 見える景色が変わる」

 

「あの娘〈すみれ〉は 自分の幸せから遠ざかろうとしている」

 

死んだすみれの親代わりに すみれを見守ってきてくれた弥生

どうか彼女も幸せであってくれと願わずにはいられません

ドラマの途中まで いわくありげな竜太郎と弥生の表情に

二人は何か関係があったのかしらーなどと思っておりました

竜太郎の妻は亡くなっておりますしね

 

宗春から離れる為にも すみれは轟と共に草津へ向かうことを決心

 

それを知ったすみれと宗春に幸せになってほしいーかつては宗春が好きだったケーキ屋の由衣〈田中真琴〉は

「いましか無い そういう瞬間もあるんだからね」

などと すみれが草津へ轟と共に行くことを教えます

〈見事 宗春への想いをふっきった由衣は フランスへ向かうのです〉

 

すみれが「食べたい」と言った草餅を作り続ける宗春

かつてすみれと作った想い出ある草餅 宗春はすみれの逮捕後 草餅を作れなくなっていました

だけど すみれが食べたいと思っているから

すみれの為なら

 

萌も店を訪れ 自分に正直になってほしい 嘘の吐けない宗春さんが好きだからと

草餅は本当に宗春が食べてほしいと思っている人に届けてほしいと

 

やっと草餅持って走りだす宗春

〈こうした急ぐ場面で「タクシー呼べよ」と思うのは 私だけでしょうか・笑〉

 

途中 幼馴染の稲垣が車に乗せてくれますが

パンク

〈稲垣は 由衣の兄でもある居酒屋店主〉

再び宗春は走り出します

 

で 草餅をすみれに手渡し

〈「行くな 好きだ」とかは 無しね〉

食べたいと言ったからー

 

それだけかい!と つっこみたくなる場面です

まとまるもんもまとまらないし 終わらないだろうって^^;

 

すみれさんは轟とバスに乗って行ってしまいます

夜 月の下孤独な宗春

その後ろに見えるのは 大きな荷物抱えてのすみれさん

 

轟さんは来世では一緒になってねーとバスを降りるすみれに言ってくれたのでした

 

 

多少 いえ おおいにつっこみたくなっても つっこんでしまっても

最終回でハッピーエンドというのは 「良かったね」で終われて

ありがたいなと

 

 

このドラマで松本まりかさんは 実にいろんな表情を見せてくれました

 

2時間ドラマなどで 殺される役 犯人役 なんかじっとり暗い女なんて役もある筒井真理子さん

最終回では ゲスト出演でスナックのお客役のダンディ坂野さんの持ちネタ ゲッツ他も披露

今回 情あるけど はじけもする

とても魅力的にいきいきと 役を作っておられました

 

 

 

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ごめんなさい



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