「大絵画展」に続く絵画ミステリー 第二弾
シリーズ三作「哄う北斎」まで出ております
狙う絵画あり 標的あり
悪党に一撃加えられるカタルシスあり
獲物はうまく仕留められるか
仕掛けはどこかに傷がありはしまいか
最後の最後まで あの人は そうだったのか!!!なんて驚きもあったりしてね
誰かが誰かを騙している
今回 古い教会から盗まれた本当はとっても凄い価値〈があるかもしれない〉絵画
それを取り戻すように言われ 動く男はとっても大きな仕掛けをするんです
日本には 悪徳宗教法人の為に家庭は壊れ すべてを教団に捧げつくした父親は 医療費も出してもらえず亡くなり 自分の学費もままならず大学は中退せざるを得なかった青年がいれば
人々から金を吸い上げるだけの人間がいて
「大絵画展」でも活躍〈暗躍〉した面々が それぞれの役割を果たします
細工は流々 仕上げを御覧じろ
新潮文庫版にはカラー口絵としてフェルメールの作品が8頁に渡りあります
これを眺めるだけでも楽しいです
作中にはこれらの絵画についての説明もありますし
描かれた時代背景も
解説はミステリ評論家の西上心太さん
どの登場人物が前作「大絵画展」と共通しているのか ついつい「大絵画展」を読み返してしまいました
以前に「大絵画展」を読んだ時に書いたものです↓
望月諒子著「大絵画展」 〈新潮文庫〉 - 夢見るババアの雑談室 (goo.ne.jp)
よろしかったら♬
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ごめんなさい