食事しながら 食事していることを忘れてテレビを眺め・・・
炬燵の上を見て またテレビに戻り
見ていて お腹が空いたのかも分からないのかな
そんな様子だった姑が 水曜日 お昼ご飯を食べたくないーと起きないで寝たまま
普段なら1時間遅れでも2時間遅れでも どうにかご飯は食べるし
おやつも食べる
姑が「おしっこ出る」と言う時には大体出たあとで 便器に座らせておいて紙オムツを換える
この季節 ズボン下も履いてるし 姑はズボン下の裾を靴下の中に入れておくという拘りがある
高齢なので食べないと一気に弱るし こちらも心配になる
夕方になっても「起きたくない」
這ってでもトイレに行こうとするのに それもない
かと思えば「ずっと待っているのに誰も迎えに来ない」と言う
「ここが60年暮らしたおかあさんの家だから 何処にも行かなくていいんですよ」と言えば
その時は納得する
が また「誰も帰ってくれんのや あんたずっとおってくれるん」と
「〇〇さん(夫の名前)が帰ってくるまでおりますよ」
廊下一つ隔てた台所で夕飯用意をしていたら うめき声が聞こえてきた
振り返れば 姑が廊下にうつ伏せになって唸っている
体を起こしながら「トイレですか」と訊けば「違う」と言う
「戻りたいんや」
布団の上に戻りたいと言う
どうして起きてきたのか 理由を覚えていない
主人が帰宅して 「あとはやっておく」と言うので任せて 家に帰った
夜遅くなって 紙オムツが残り少ない 明日買ってきてくれーと主人から電話
届けようと買ってきたのがあったので 明日と言わず「今から持っていく 裏門あけておいて」
届けて姑の様子を見ると 主人は「甘酒とかは飲んだ 蜜柑も少し食べた」
明けて早朝 主人から電話「取敢えず仕事に行く」
気になったので お店が開く時間になるのを待ち 少し買物をして いつもより早めに姑の家に行った
いつもなら鍵を開けて「こんにちは 入ります」と声をかけて入ると 何がしかの反応があるけれど
静か
荷物を置いて 姑の様子を見ると 眼も口も閉じたまま動かない
布団を肩口まで 掛け直しながら 首すじに手を当てて声を掛けたら
左目だけを細く開けた
「今からお粥作ります トイレ行かなくていいですか」そう尋ねたら
「動かない」
だけど臭いがしたから 紙オムツを取り換えることにしたら 大が出ていて
「痛い」と触ると嫌がる姑に「綺麗にしましょうね」と あれやこれや話しかけながら どうにか済ませる
その間ずっと姑は「痛い」と
ーああ 同じだーと思った
数年前 熱中症で入院した時の姑が触られると痛がった
どっか悪いのだと思った
姑は認知症があり 筋道立てて話すことができない
だけど「死んでまう」「痛い」は何かの訴えなのだろうと
一応 食事は作っておいて主人に電話したが 仕事中なのだろう 出ない
だから病院に連れていくべきだーとメールを送った
診察券があるのは まず先日も診ていただいた近所の診療所
ところが症状を説明すると それだけの設備が無いから 無理だと言われた
それに診察時間も午前中
座れない状態では診察できません
姑の状態を見て考えた
数年前に姑が入院した病院に電話してみた
或る程度のやり取りのあと 「主治医と相談しますから 少し待って下さい こちらから電話を掛け直しますから」
そうこうしていると主人が帰ってきた
用意しておいた昼食を取るように勧めてから 私も食べながら話した
病院からの電話は どのくらいで来られますか 無理なようなら救急車を出しましょうか
そう言ってくれた
主人が自分が抱えて乗せるからと 自分の車で行くと
そこで病院の駐車場に到着したら電話をくれ 看護師が行くから 車に乗ったままでいてくれ
看護師さんが姑の様子を見て血圧などもチェック
その後「お部屋を準備しますから あちらの救急入り口に車を置いて下さい
迎えにまいります」
担架で姑を処置する部屋に運んでいただき
主人と私は車を停め直して その処置室から廊下を隔てた部屋で待機
暫くして看護師さんから 尿道に管を入れるので 姑の手を押さえていてほしいと
見れば点滴して下さっていて それで元気になった姑(多分)
ーそこは元気にならなくていいーと思うくらいに暴れている
私が姑の両手を押さえていたら
「痛い 痛い 放して」文句を言い続け「噛むよ」
そうか 噛むのか 思い通りにならなければ 余程 歯がゆかったのでしょう
病院の寝間着に着替えさせていただいて オムツも替えて下さって
看護師さん大奮闘
しかし 姑は文句の言い放題
もう看護師さんに申し訳なくて ひたすら恐縮と感謝です
姑を診て下さったお医者様のお言葉
こういう時期ですから もちろん例の武漢発迷惑熱病の検査もしてくださって 病院の検査では陰性
別な機関にも検査に抗体提出していて そちらで万が一 陽性となってしまったら当院では入院できません
だからその時には別の入院できる病院を御紹介します
一応 病院検査では陰性ということで仮入院
入院時の書類などあれこれ書いて
公的機関から陰性か陽性の連絡あるまでは 家から出ないで下さいー
主人も出社しないようにとの お話でした
そして姑の状態は 肺炎
こういう時ですから面会は禁止
病院側から 必要な品を持ってくるように連絡があれば それは受付に預けるようにと
寝間着 身の回りの品まで病院に手配を委任するコースがありました
助かります
本来なら家族がお世話できるところも 全部看護師さん達がしているので 負担が増えて大変だろうなと
笑顔で色々教えて下さる看護師さんの姿に ひたすら感謝でした
日頃 姑が夜中も起き出して喚いたり 家から脱走しようとするので慢性寝不足の主人
「今夜は ゆっくり眠れるね」と
姑の家で別れて 私は自分の車で帰宅したのですが
夜になって電話が主人からかかりました
何事?と思ったら
いつも姑のせいで眠れないと愚痴っていた主人
「誰もおらへんと寂しい テレビつけてる」と
いやいや子供じゃなし 早く眠ればいいじゃない
そう思ったけれど 暫く話し相手になっていました
朝になったら姑の部屋を片付ける あれこれ洗って いらんと思ったものは捨てると
まあ やること見つかって良かったです
いい機会だから 畳の上に敷く上敷と 姑が布団を敷く周囲用の敷物も届けることにしましょう
病院を退院する時用のパジャマ 厚地の上着
入院中に寝間着の上に着るカーデイガンとかダウンベスト 介護用肌着 靴下なども用意しなくては
何にしろ 物要りですが
どうにか元気になって退院してきてくれたらーと思います
(-と ここまでが木曜日のこと)
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ごめんなさい