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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「ザスーラ」 (2005年 アメリカ映画)

2019-01-24 21:13:44 | 映画
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「ジュマンジ」と同じクリス・ヴァン・オールズ氏の著作が原作の映画

両親の離婚後 喧嘩してばかりの兄弟 
兄はちょっと意地悪く ゆえに弟も反抗してしまうように見えなくもない
そんな兄弟が父親の家で過ごすこととなるが 父親は用事で外出
「おねえちゃん」ことリサ(クリステン・スチュワート)が二人の面倒を見ることに

兄のウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)を怒らせて閉じ込められた地下室で弟のダニー(ジョナ・ポポ)は「ザスーラ」なるゲームを見つけた


出た数だけ進む一見 日本の双六とも似たようなゲームだが
リアル化してしまうところが違う

家ごと宇宙へ行ってしまった兄弟は戻れるのだろうか


とにかくゲームを進めて「あがる」しか解決はないーとする兄弟

しかし次から次へアクシデントが起きてしまい

「おねえちゃん」のリサは冷凍睡眠状態に


プログラムが狂ってか人間を襲うロボット出現

人肉喰らうデカ蜥蜴宇宙人の襲来

幾度も彼等の危機を救ってくれるいわくありげな宇宙飛行士(ダックス・シェパード)


ゲームが進み 冷凍から溶けたリサは無茶苦茶な家の様子に大騒ぎ

兄弟の中もどんどん険悪に 


ウォルターは願い事のカードを出した

宇宙飛行士は彼が「おかしな願い事」をしないように説得する


何故なら彼は少年時代 このゲームをしていて続けられなくなってしまったからー
仲の悪かった弟が消えたらいいと一瞬思ってしまい その願いが叶いゲームの途中で弟が消えてしまった


以来 ずうっと弟を取り戻すべくさまよっていたのだと


ウォルターの願い事は弟よ いなくなれ!でが無かった


そして再び願い事のカードを出したウォルターは願う

宇宙飛行士の弟を返してくださいーと


現れた宇宙飛行士の弟の姿はダニーそっくり
もう一人のダニーは

ウォルターの弟と見つめ合い互いの姿を確認し もとからのダニーの中に消えた

宇宙飛行士は少年の姿へ戻っていくとウォルターそっくりに


彼ももう一人のウォルターだった
彼はウォルターに礼を言って消える



そうして とうとうダニーが上がり

ゲームは終わる


家は元通りにー
お父さんがかえってくる


正体不明のゲームには 手を出さない
始めない・・・・ほうがいいかも


冷凍状態のクリステン・スチュワートもなかなかチャーミングでした

「シャークネード」(2013年 アメリカのテレビ映画)

2019-01-23 20:18:17 | 映画
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サメ(シャーク)+竜巻(トルネード)からのタイトル
題を読めば 大体内容は察せられます

ああ鮫が襲ってくるのね!と

もうストーリー展開や描写をつっこんではいけません
全て善意に解釈してあげましょう


娘いわく「要するに台風の最中のはず 穏やかすぎん 老人ホームの人プールに平気で入っている」

私「きっとね台風の目に入ったのよ 」

娘「鮫に喰われたのに消化されてへん 溶けてない」

私「食べ過ぎて消化不良を起こした鮫だったのかも」

娘「チェーンソーごと突っ込んだのに先に食べられた人は切れてない」

私「強運なんでしょうねえ」


バーの経営者フィンは妻子と心ならずも別居中だが自然災害により竜巻に巻きあげられた鮫が空から降ってきて 増えた雨量で川のようにあった道路や 溢れる下水などを泳ぐ鮫が人を襲う中
家族を救うため妻子が暮らす家へ駆け付ける

常連の客や女性が行動を共にしているが
降る鮫と戦いながら家へ着くも事態が理解できていない妻も娘も冷たく 娘の彼が自分が護ると豪語
その割になすすべもなく鮫の餌食となる

やっと状況が理解できた妻と娘は不在の長男マットを救うべく皆で彼のいる場所へ

立ち往生しているスクールバスに気付き救出に向かおうとするフィンに不満を爆発させる妻

他人のことより家族のことを考えてほしい


だがフィンは見捨てられず子供達を救う


一行の中にも犠牲者が出つつも・・・・マットの居る場所へ

鮫はどんどん降って来る

航空学校の学生のマットは爆弾で竜巻を消す計画を立てる

かなり無茶な計画だが それしか方法はないという
フィンに同行していた勇敢な娘がマットの操縦するヘリに同乗し爆弾を投げる役目を
この娘にも鮫と戦う理由があった

ところが娘は鮫に呑まれてしまった


そしてフィンは武器ごと鮫に突撃
偶然にもその鮫は勇敢な娘を呑みこんでいた鮫

鮫の胴を輪切りにして鮫の体内から出て来るフィン
その鮫から勇敢な娘が仮死状態で見つかり
マットが人工呼吸をすると娘は息を吹き返した


フィンの店の常連さんや友人 マットと同じ学校の人間達ほか 多くが犠牲となったが フィンの家族と勇敢な娘も無事



観終わってから調べると驚いたことにこの作品はシリーズ化されていました


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全部で6作品なのだそうです




「張り込みプラス」(1993年 アメリカ映画)

2018-11-15 19:55:46 | 映画
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1987年「張り込み」の続編
ですが!前作を知らなくても全然大丈夫!楽しめます

警察に守られながら家の中で不安そうな女性ルー・ディレノ(キャシー・モリアーティ)
夫らしき男性が「愛しているよ」と言い 彼女も同じ言葉を返す
全てが片付いたらー外国へ行こうと言う男性に ルーは「連中は諦めない」とも

そこへバキュームカーとピザ配達の車
誰もピザなど朝の7時に頼んではいない

でもそれは殺し屋のおとりとされただけで 回収日に来ているバキュームカーが殺し屋の車
ガソリンを注ぎ込んでいた

ピザ屋の車で逃げ出した殺し屋は遠隔操作でルーのいる家を爆破

炎上した家では女性刑事やルーの夫も死ぬ
証言が必要なルーは生死不明に


「コンスタンゾの裁判に必要」

けれど彼女は死んだのか 生きているのか



そして場面は犯人を追う二人の刑事達へ

逃げる犯人 追う若いヒゲの刑事ビル・ライマーズ(エミリオ・エステベス)


「プロを見せてやる」という年上の刑事

しかし犯人逆襲

逃がすかと年上刑事クリス・リーキー(リチャード・ドレイファスは 犯人ともどもゴミ回収車の中に落ちる

上から降ってくる回収された残飯の雨

どろどろになりながらのてんやわんや

その後 署に戻ったクリスとビルの新しい任務は


行方不明だったルーが友人のオハラ夫妻に電話をかけている


オハラ夫妻が現在暮らしている家は ホバーマン判事の別荘の隣

女性検事補ジーナ・ギャレット(ローリー・オドネル)がクリスの後妻
ビルは死んだ妻とクリスの子ーなる設定で オハラ夫妻を張り込む計画が


クリスが帰宅すると恋人マリア(マデリーン・ストウ)からは別れ話
結婚しても離婚する遺伝子が自分にはある 愛し合っている このままで何故いけないーというクリス

マリアはこのままの関係に見切りをつけようとしていた


しかし任務

迎えにいけばジーナは「セレブな妻には鞄が四つ必要なの」といっぱいの荷物 それと大型犬

でも車のトランクは捜査に必要な道具でいっぱい

ジーナは荷物は一つにまとめたが 犬は連れていくんだと譲らない


束の間の隣人となり ビルが盗聴器をしかける間 オハラ夫妻を家に招くジーナ

でっちあげ夫婦のクリスとジーナの会話は破綻していて オハラ夫妻はおおいに不審に思っている


オハラ夫妻の家に忍び込んだビルはルーに殺し屋と間違えられて体の自由を奪われた


ルーは夫の仇と思い込んでいるビルを殺そうとする

トランクに詰められ連れ去られたビルを追いかけるクリスとジーナ


病院で治療を受けたルーはオハラ夫妻に挨拶して事情を話してからでないと警察と一緒に行かないと主張

けれどまだルーはビルとクリスは殺し屋だと思い込んでいる


借りていた別荘を撤収すべく荷物を片付けていたビルとクリスは殺し屋に気付いた

殺し屋はルーの言葉からビルとクリスが殺し屋だと思い込み 応援に駆け付けた二人に向かって攻撃し
本物の殺し屋に撃たれる

殺し屋はジーナを楯に ルーを寄越せと

そこへジーナの愛犬アーチーが出現(さっきまで猫を追いかけて行方不明だったんだけどね)
殺し屋に飛び掛かる
ワンちゃんグッジョブ♪

ジーナは殺し屋からルーを庇って撃たれる

ビルとクリスが殺し屋さんを仕留める


ルーの居場所が殺し屋さんにばれていたのは弁護士が裏切っていたから
ルーの居場所が分かり用無しとなった弁護士は殺し屋に始末されます


事件解決

マリアと暮らす家に戻ったクリス
電話かけるも切れてーでも電話機の先にいたのはー


相棒のビルの言葉にも考えるところがあったクリスは電話でマリアにプロポーズしていました
返事はまだ聞けてませんでしたが


待っていたのは 願ってたのは「結婚しよう」の言葉
「愛している」のその先のー


ビルとクリスの関係
ビルとクリスとジーナのやりとり


その会話がね楽しい映画です

「誘拐の掟」 (2014年 アメリカ映画)

2018-10-09 22:58:42 | 映画
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ポニーキャニオン



ローレンス・ブロック原作「獣たちの墓」

居合わせたバーで殺されたバーテン
その射殺犯を追った刑事のマット・スカダー(リーアム・ニーソン)は銃撃戦の末に犯人を倒すが・・・・流れ弾が当たった少女が死んだ

そして彼は警察を辞め・・・・・無免許の探偵となった
アルコール依存症の集会で知り合った元軍人のピーター(ボイド・ホルブルック)から弟を助けてほしいと言われる
ピーターの弟ケニー(ダン・スティーブンス)の妻は誘拐されトランク詰めの死体となって戻ってきた


ケニーは妻を殺した犯人を見つけたい

手がかりは少なく類似した手口の事件が無いか調べるマットは TJ(ブライアン・アストロ・ブラッドリー)と出会う
行くところのの無いTJは マットの仕事を手伝う

他にも殺された女性がいた
マットは犯人たちの手がかりを得る

ケニーと同業の麻薬仲介人の娘が誘拐され 彼は娘ルシアを救ってほしいとマットに依頼する

警察に知らせたら 娘の命はないーと犯人から脅されていた

だがマットは犯人のこれまでの手口から こちらが大人しくしていては娘は死体で帰ってくる
いや最悪 もう殺されているかもしれないと 犯人との交渉に強気に出る

娘がまだ生きている証として 今いる犬とその前に死んだ犬の名前を犯人に質問する
正しい答が返ってきて 娘はまだ生きていると判断するマット


犯人が要求する高額な身代金は全ては用意できず 商売柄の偽札も混ぜた束を作り 誘拐された娘と身代金の交換場所を 
同じ犯人に殺された女性レイラの体の一部が見つかった墓地を指定するマット

軍隊経験あるピーターは離れた場所からライフルで犯人を狙い

犯人が戻してきた少女は手から出血している
犯人は既に少女を切り刻もうとしていたのだ

誘拐犯の車に積まれた人間は既に肉塊にすぎないとうそぶく犯人の一人
もう一人は身代金が本当の金か確認に鞄を持って車へー


誘拐された少女ルシアが もうすぐ父親の腕にーと言う時
偽札ーという犯人の声

銃撃戦になる 


犯人の一人は負傷するが ピーターも撃たれて死んだ

TJはこっそり犯人の車に隠れ
逃走した犯人の家の場所をマットに教える


隠れ家で負傷した犯人は もう一人の犯人に殺される

ケニーは殺された妻の復讐をすると捕らえた犯人を殺すことを選び

マットはTJを車に乗せて先に帰っているように言い 再びケニーを残してきた犯人たちの隠れ家に戻るが

殺されていたのはケニー

マットもしぶとい犯人に襲われるが辛くも逆転

マットは自宅へ帰る
TJが眠っている

事件は終わった




全体に色調は暗く
いっぱい人が死ぬ印象です

人間もバラバラに刻んでゴミ袋に入れて捨てる
ゴミ袋はいっぱいあるーなんてことを誘拐犯の一人が言います

人質は生きて戻ってくるのか
ひりひりする場面

リーアム・ニーソンさん 静かに頑張っておられます

「ハッピーウェディング」(2015年 日本映画)

2018-09-30 14:32:12 | 映画
主演 吉岡里帆さん

結婚式っていいなあーって思える映画です

制作されてから何故かお蔵入りで NHKの朝ドラ「あさが来た」などから吉岡さんに人気が出たことから 公開されたのだとか
そのあたりの経緯と情報あるサイトさん↓

https://withnews.jp/article/f0161107003qq000000000000000W02h10501qq000014260A

お蔵入りなんて なんて勿体ない

新米のウェデイング・プランナーで三代続いた釣り堀屋の娘というのが吉岡さんの役どころ

映画の公式サイトはこちら↓

http://wedding-channel.jp/HappyWedding/

でもって^^;そこにある「あらすじ」を まんまコピー↓

{吉岡里帆 演じる新米ウエディングプランナー相川愛子は、結婚式をサポートするこの仕事が大好き。

けれど、思い込むと突っ走ってしまう熱血派な上、究極のドジ。

いつもそのせいで仕事で失敗ばかりで上司や同僚に迷惑ばかりかけてしまう

ところが横浜で釣船店を営む両親のもと、人情と愛情たっぷりで育てられたせいか、それでもどこか憎めないキャラクター。

そんな愛子が勤める「株式会社オールハピネス」で
「婚約中の娘(越田玲花)が結婚式を挙げない。」と寂しがる一人の母親の相談を受ける。

母親の寂しそうな後ろ姿を見て「絶対に娘さんの結婚式をしましょう。私におまかせください!!」と約束してしまう愛子。

ところが約束してしまったものの何度説得しに逢いに行っても「結婚式は絶対しない!!」といちずに拒む娘 玲花。

実はそれには玲花の父親(越田泰男)が抱えるある理由があった。

新米ウエディングプランナー相川愛子の熱血あふれるまっすぐな思いと
愛子を周りで支えるサービスキャプテン、カメラマン、シェフ、衣装係など仕事場の仲間たち、
釣船店を営む家族の人情によって、事態はついに驚きの展開に。果たして結婚式はどうなる…!?

「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」「舞妓はレディ」などの助監督を務めた片島章三、初監督による
ブライダル業界の舞台裏をかなりリアルに、アップテンポに描いた涙あり、笑いあり、感動ありの心温まるエンタテインメントムービー。
最後は「やっぱり結婚式はいいいな」と素直に感じずにはいられない。}



玲花の両親は駆け落ちだったので結婚式をあげていない
でも玲花には母親の花嫁姿を見た記憶があった

それはまだ玲花が幼い頃 両親が結婚記念日にベールを被って結婚記念日を祝う両親と自分が映った映像の記憶があったから
その時に玲花は「いつか自分が大人になって結婚式をあげる時に一緒に結婚式しよ」と言っていた


父親が結婚式に反対する理由は 結婚を反対されて駆け落ちした自分達に 結婚式に参加する親戚はおらず 新婦側の列席者がいないことで
娘が肩身の狭い思いをしてはーと危惧するものだった

結婚式当日になっても釣りをして式場に行かない父親

愛子の父親と仲間が船で玲花の父親を式場まで運んでくれる

そして式では玲花と愛子からのサプライズがあった


玲花の子供の時の言葉
一緒に結婚式をあげようね・・・・・・
その夢の実現

気恥ずかしいながらも花嫁衣装で現れた妻に夫は エスコートの肘を差し出しながら言う
「きれいだよ」


愛子や式場のみんなが力を合わせて愛に溢れる真心こもったあったかい結婚式は無事に


そして以前逃げ出した花嫁も再び愛子の前にやってくる
「やっぱりこの人しかおらん思って」
式をお願いしたいという言葉に
笑顔で力強く嬉しげに引き受ける愛子





結婚式までに決めないといけない色々
引き出物
料理

お色直しの回数とその衣装と

写真をどのクラスにして枚数やポーズはどうするか


親戚や招待客の座る位置とか

結婚式をあげた人も これから結婚式を挙げるも

ああこんな式場で結婚したいなーって思える・・・

映画の中だけれど こんな式場あったら嬉しいなって思える場所と式場の人々でした


ちょっと幸せな気持ちになれる映画です

「フルスロットル」 (2014年 フランス・カナダ合作映画)

2018-09-27 21:31:00 | 映画
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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント




2004年のフランス映画「アルティメット」のリメイク作品

DVD情報よりコピー
{ポール・ウォーカー、最後の主演作!
身体能力【全開】で跳べ!究極の“ゼロG”アクション誕生!!
2018年、デトロイト。郊外にある“ブリックマンション”と呼ばれるエリアは、暴力とドラッグがはびこる無法地帯―その中は、まさに“弱肉強食”の世界となっていた。腕利きの潜入捜査官ダミアンは、優秀な警察官だった父親を“ブリックマンション”のボス、トレメインに殺されており、その復讐に燃えていた。そして、トレメイン一味に盗まれた最新鋭の中性子爆弾を止めるため、“ブリックマンション”への潜入捜査を命じられるダミアン。爆発まで残されたタイムリミットは、わずか10時間!ダミアンと組むことになったのは、“ブリックマンション”で生まれ育ったリノ。リノはトレイメンに、元恋人のローラを人質に捕られていた。何かとかみ合わず、反目しあうダミアンとリノ。だが、共通の敵・トレメインを倒し、街を、そして囚われたローラを救うため、頭脳と肉体を駆使して、たった2人で“ブリックマンション”に立ち向かう!}


最初はね ね~~~誰が悪い奴で 誰が主役よーって展開です

主演はポール・ウォーカーでダミアン・コリアー役
潜入捜査官で悪人を捕まえる為に髪の色を染めたり 髪形も変えて 目にもカラーレンズ入れて目の色も変えて変装ー
悪党を逮捕するたび 写真に赤いバツを入れていくー
・・・・っていうのが映画を観ていたら分かってくるのですが

ブリックマンションと呼ばれる世間からはみだしほぼ犯罪者が暮らす巨大スラムみたいな地域で建物の中も外も縦横無尽に身軽く人間離れした移動を続けて戦う男がダヴィッド・ベル演じるリノ・デュプリー

彼は元軍人でモグリの武器商人トレメイン・アレクサンダー(RZA)ともめて 元恋人のローラ(カロリーナ・ドゥニ)をさらわれ 一旦取返しますが
 トレメインと癒着した人間により捕らえられ ローラはまたトレメインの手に落ちてしまいます

一方 派手なアクションの末にまた一人大物を逮捕して おじいちゃん(フランク・クォンティン)に会いにいくダミアン
おじいちゃんは言います 
もう残った家族は孫のダミアン一人なんだと
だから無茶をせず自重してほしいのですが
ダミアンは殺された父親の仇をうちたいのでした

ダミアンは父親を殺したのがトレメインだと教えられていました

孫の活躍は自慢ながらも心配なおじいちゃん


トレメインの部下は受けた情報から政府の輸送車を奪ってきました
その中には爆弾が 爆発したらかなり広範囲に吹っ飛ぶ 爆弾というより装置と呼んだほうがいい強力な武器


ダミアンはこの「装置」を取り戻せという任務を与えられます
相手はトレメイン
ダミアンにとって願ってもない相手でした


けれど場所は凶悪地帯ブリックマンションの中
警官殺しで逮捕されているリノを相棒としろと言われたダミアンは囚人の護送車から逃げる芝居をうちますが
サツの匂いはわかるーとリノから見破られていました

でも結局ローラを救いたいリノはダミアンと手を組みます

たんといるトレメインの手下と戦ってー
中にはフランケンシュタインか小型のキングコングかというような大男も
この大男をダミアンとリノと二人がかりでどうにか倒します

気が合っているのかいないのか
運動能力は間違いなしの二人の無鉄砲バカは遂にダウンタウンに向けてセットされた装置の近くまで


ローラはトレメインの仲間の一人でサディストのかなり危ないお姉ちゃんと戦っていました


トレメインは企てが敗れたと悟ると作戦を変えますが それで納得できないのがサディストあぶないおねえちゃん

最初の計画通り ダウンタウンを爆破するねんとトレメインにも攻撃を

そこでローラ逆襲
サディストおねえちゃん屋上より落下して死んだもよう アーメン


トレメインはダミアンの父親を殺したのは自分じゃない
ダミアンの父親は警察の仲間に背後から撃たれたーと


最初は信じないダミアンでしたが


野心家の市長側が電話でダミアンに伝えた爆弾の解除コードは48126
ブリックマンションの郵便番号

これはおかしい罠だ 入力はよせ!というリノと 偶然の一致だろと入力しようとするダミアンとの戦い

トレメインも敵はここじゃない 向こうだーと

コードを入力しないでいたら 数字はとまり爆発はなし


これは市長の企みでした
ブリックマンションを住人ごと無くそうとしたのです


ダミアン リノ トレメインとその手下は市長の居る場所へ押し寄せます

さっきまで戦っていた男達が一緒に・・・・・・
トレメインさんも手下さんも結構ひどいことしていませんでしたっけ?


そして市長の証言をとり その言葉と映像をネットのニュースで流しました
市長は逮捕され
ここでダミアンの父親の死にも市長が関わっていたことがわかります

今度はトレメインが市長に立候補


ブリックマンションを囲む壁は取り払われ
ごくごく普通の明るい街へ変貌


リノはローラと一緒にいて子供達に自分の特技パルクールを優しく教えています


そこへ非番で街へ来たダミアン
笑顔で話して 今度はおじいちゃに会いにいくダミアン
迎えるおじいちゃんも笑顔

このおじいちゃんの佇まいが良かったです


映画の最後にね 
ーポール・ウォーカーの想い出に捧げるーってテロップが流れます


生きて出演して完成をみた最後の映画だそうです


相棒映画としても楽しく

カーアクションもそこそこに楽しめます
超絶な人間離れしたパルクールも



この映画のもっと詳しい情報あるサイトさん↓

https://ameblo.jp/kamiyamaz/entry-11928791252.html



https://blog.goo.ne.jp/mattari_cinema/e/03cbc60a5bc0a75e1250af101dc7a740


ポール・ウォーカーは親しい友人が運転する車に同乗していて交通事故死しました
2013年11月30日 40歳でした

「マクリントック」(1963年 アメリカ映画)

2018-08-26 10:30:09 | 映画
マクリントック [DVD] FRT-202
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ファーストトレーディング



アンドリュー・V・マクラグレン監督

ジョージ・ワシントン・マクリントック(ジョン・ウェイン)大地主 人望もある

キャサリン(モーリン・オハラ)マクリントックの妻 二年間 家を出ていたが 学校から戻ってきた娘を連れて東部へ行くつもりだと話す



デヴリン(パトリック・ウェイン)開拓民として町に来たが元からの農夫ではなく 父の死により大学を卒業できなかった 知性も気概もある青年




ドラゴ(チル・ウィルス)マクリントックの相棒 家族といってもいい




ベッキー(ステファニー・パワーズ)マクリントックとキャサリンの娘 両親の夫婦仲を案じる 実はデヴリンに惹かれているのだがー




ルイーズ(イヴォンヌ・デ・カーロ)デヴリンの母親 マクリントックがやもめと思い込み住み込み家政婦の仕事を引き受けて 戻ってきたキャサリンにマクリントックとの仲を邪推される



先住民との酋長とも友情で結ばれている大牧場主のマクリントック
政府の決めたことのせいで開拓民たちが不毛の土地に入植しようとする

おりしもマクリントックの大切な娘のベッキーがもうすぐ学校から戻ってくる日
娘の将来についてはマクリントックが考えていることがあった
そこへ二年間別居中の妻のキャサリンが戻ってくる
派手な帽子にドレス
彼女は家政婦のルイーズをマクリントックと愛人と決めつけ高飛車な態度に出る

息子と雇ってもらった恩義がマクリントックに対してあるルイーズはこらえるが 後に反撃に出る
理性的に しかし厳しく


話があるといったキャサリンを置いて町にチェスをしに出掛けるマクリントック
怒ってキャサリンはデブリンに馬車を出させ追いかける


マクリントックはチェスをやめず キャサリンは店で夜明かし 椅子で寝る

マクリントックがチェスに勝ちかけていたが デヴリンはまだ勝てるーと

起きたキャサリンに店の主人は昔の想い出話をし キャサリンはほろりとする


意地っ張りなキャサリンは 実はまだマクリントックを愛している

頑固なマクリントックも
無器用なマクリントックは キャサリンをどうすべきか思いあぐねてはいる

開拓民が娘がいなくなった インディアンがさらったに違いないと インディアンをつかまえてきて首吊りしようとしている
ーと知らせが入る
保安官と共に駆け付けるマクリントック
政府の邪魔にはなるが役には立たないお役人
マクリントックが余り好きではない町の有力者

開拓民の娘は男と遠乗りに出かけ道に迷っただけだった
ここからとっても楽しいマクリントック側と開拓民
そしてキャサリンも加わった大乱闘 殴り合い大会が始まり 皆坂道を滑り落ちドロドロになる

どろんこ状態で帰宅するマクリントック御一行

喧嘩では夫側の味方をし(マクリントックを落とそうと突いて逆に自分が落ちてどろんこになり マクリントックに「わざとやったわね」と怒る場面あり
ー自業自得じゃん・笑 お茶目な奥様である)
なのに帰宅したら 冷たい 女はわからんとぼやくマクリントック 一緒にどろどろになって帰ったのに

ドラゴと泥まみれのまま酒を飲み どうかしている自分達を笑い合う

マクリントックの家で長年 料理人をして マクリントックがルイーズを雇ったから これからは料理をつくらないでい
家族としていてくれーと言われた男も呆れている


娘を駅へ迎えに行ったマクリントックは釈放された友人のインディアンの酋長と会い 政府との交渉の協力を頼まれて快諾する
喜劇調ながら先住民のインディアンを迫害している政府についても描かれている

シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」を下地にした映画ゆえ あまり深刻な戦いは出てきませんが

デヴリンはいきいきした魅力溢れるベッキーに惹かれます
けれど同じ汽車で町の有力者の息子も大学から帰ってきていました

父の死により大学を辞めて 農夫となり 今はマクリントックの使用人である自分
プライドある若い男性には辛い立場です

雇主のお嬢さん

けれどマクリントックは使用人とか身分とか そんなことは気にしておりません
デヴリンを見どころある青年と温かく見守っています
それはデヴリンにとって死んでしまった父親のようでもありました

ルイーズは保安官と付き合っていることから キャサリンの誤解もとけます
つんつんと素直じゃないキャサリンですが


交際を申し込んできた男の馬がいなくなり 馬車で送る事になったデブリン
馬車の中で男と一緒に歌うベッキーの様子がカンに触ります

ベッキーとデブリンは大喧嘩しながら戻ってきました
ー結婚前に男にキスさせるような女はーそうデブリンが怒り(実は好きなベッキーが自分以外の男とキスするなんて許せない)

ベッキーは侮辱されたと怒って 父親のマクリントックにデブリンを撃ってと言うのです
言われた通りデヴリンを撃つマクリントック(ただし空砲で)

撃ったマクリントックにひどいわ!と怒るベッキー
理不尽だ 自分が撃って!とせがみながら
さすが あの母親の娘だわ

かと思えば 夫婦仲を心配し狩りに出た父を追って話しかけるところも
マクリントックは自分の死後 その殆どの土地を寄付するつもりだと話した

ベッキーには 自分がキャサリンと所帯を持った頃と同等の規模の牧場をのこすつもりだと

大金持ちで大地主だと財産目当ての求婚者がひきもきらないだろう ベッキーは美人だし
男が群がってくるだろう
しかしそれはベッキーの為にはならない

この父親の気持ちが いつかベッキーにも理解できるはずだと


マクリントックなりの形でインディアンを助け 持ち上がる揉め事も保安官に協力し解決していくマクリントック


遂に妻とも決着をつける時がきた
形勢不利と見て逃げ出すキャサリン


これは面白い見ものだと キャサリンを追いかけるマクリントックのあとについて回る人々
逃げ続けるキャサリンはドレスも破れ どんどんぼろんちょの姿となっていく
遂に下着姿にまで
(モーリン・オハラさん 綺麗なおみ足です)

保安官とルイーズの所へ逃げ込み隠れてほっとしますが ルイーズがマクリントックに大声でキャサリンの居場所を教えました

かくしてキャサリンはお尻をぶたれてマクリントックからお仕置きを


ベッキーもデブリンにお尻を叩かれても愛を深めたようですし そういう家系なのでしょうか・笑
(私なら たとえ自分の方が悪くてもお尻なんて叩いてきたら 根にもってやりますが)

マクリントックとキャサリンは仲直りをし 平和に夜は更けていくのでした


随所に楽しい場面があるおおらかな西部を舞台にした映画です


「黄金のアデーレ 名画の帰還」(英米合作 2015年)

2018-08-26 01:18:32 | 映画
黄金のアデーレ 名画の帰還 [Blu-ray]
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ギャガ



ナチス・ドイツにより戦争中 奪われた財産・多くの美術品
想い出の絵画を取り返すまでの戦いー現実にあった裁判を描いた作品です

姉の葬儀後 マリア・アルトマンは若手の弁護士のランディと時に喧嘩しながら一つの目標に向かって進んでいく

それは長い戦いだった


第二次世界大戦中 マリアはオーストリアで両親やおじ夫婦と裕福に暮らしていた
多くの美術品
人も羨む暮らし
壁に飾られたクリムトの描いたおば・アデーレの肖像画


結婚式の日 譲られた豪華な首飾り

幸福な日々

でっちあげられた父親の罪

脱税しているとの言いがかり

監視と称し入り込んできた軍人達

マリアの一族はユダヤ人だった

生き続ける為に マリアと夫は逃げ出した

ナチス・ドイツにより奪われた多くのモノ
人の命

現在 絵画を展示する美術館
困難な戦い


戦争と迫害された経験のないランデイはマリアとは取り組み方も心の在り様も違ったが

ある時 先祖のことに思い至る

決まっていた大手弁護士事務所への仕事を辞めたことで 妊娠中の妻は怒るが そのやむにやまれぬ気持ちを伝えるランディ


その努力が実り ついにマリアのもとへ絵画は返される


勝利の喜びよりも・・・・怒涛のように押し寄せる想い出にマリアは涙する



静かな語りが入る
絵画のその後と 戦時中奪われた10万点の美術品は まだ正当な持ち主に返却されてはいないのだと

過去と現在とー


きらびやかなマリアの若い頃の生活

不気味な影漂わせる軍人たち

その手を逃れ脱出する時のはらはら感


絵画を所有する美術館側の強欲
嫌な感じ


ひたすら頑張る若い弁護士ランディ

いつ終わるともしれぬ裁判に疲労してくるマリア


実話の持つ力なのでしょうか
静かに心にせまってまいります


「華麗なる激情」(1965年 アメリカ映画)

2018-08-13 20:15:26 | 映画
華麗なる激情 [DVD]
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン



ミケランジェロの作品は美術の教科書や百科事典で眺めることができる

怪物ゴリアテに石を投げようとする若者・ダビデ像
ピエタ

そしてシスティナ礼拝堂の天井画


教皇ユリウス2世はミケランジェロに命じて描かせた


彫刻家 絵は素人というセリフが映画の中で出てくる

同じ時代には大天才のレオナルド・ダ・ヴィンチもラファエロもいた


フレスコ画を描くのは大変で・・・・
ユリウス2世との関係も良いとは言えず 描き始めても何かすっきりせずいたミケランジェロは酒場のおやじの言葉に天啓を得る

新しい開けたばかりの酒樽でも腐っているなら捨てるのだーと樽を壊す店の主人

ミケランジェロは素人目には悪いできとは思えない せっかく描いた絵を削りそぎ落とすように消す

そして逃亡

石切り場で体を動かしている
何かを求めて

教皇の命令でミケランジェロを捕えに兵がやってくる

逃れてさまようミケランジェロ

そうして遂に描くべきものを見出した

教皇に構想を話し下絵のスケッチも見せる

戦争中だった教皇はミケランジェロに護衛をつけておくらせる
仕上げる前に戦いに巻き込まれ死なれては困るから


報酬をめぐって 天井画が仕上がる時について 幾度も幾度もユリウス2世とミケランジェロはやりあう

物別れに終わり もう他の者に任せる クビだ!

こんな仕事はやめてトルコに行って橋をつくる!


ミケランジェロを男として愛する女性コンテシナ(ダイアン・シレント)の助言

若い頃ミケランジェロはコンテシナを愛しているつもりだった

また違う時には美しい娼婦に恋したつもりだった
どうでもいい詩も贈った 書いた


だがー今もミケランジェロの愛を求めるコンテシナに ミケランジェロは言います
男女の愛をこえたもの

ミケランジェロはそれでみたされている
彼の心は もっと違う次元のものに向いているのです



天井を見上げ続けて描くということ

顔は絵具まみれ 筆の軸を絵具は垂れ落ち

描いても描いても完成しない


教皇は苛立ち完成を催促


徹夜して描き続けるミケランジェロは遂に体を壊します


このままでは完成しない

他の者(たとえば台頭する若き天才ラファエロ)にまかせようか


冷たくも聞こえる教皇の言葉

しかしそれはミケランジェロを奮い立たせるための計算

その言葉通りミケランジェロは再び絵筆を持ちました



ラファエロ(トーマス・ミリアン)は自分にはミケランジェロのようには描けないと
ミケランジェロでなければー



またユリウスが危篤になった時には 今度はミケランジェロがユリウスにはっぱをかけるのです
そして一旦はユリウスは無理矢理元気に・・・・

思えば戦い続けた教皇ユリウス2世でした

その晩年において漸くユリウス2世とミケランジェロは互いを理解しあうのです



長い年月の末に漸くこの天井画が完成します

ある場所の壁画の修復をミケランジェロに依頼する教皇ユリウス2世

ミケランジェロは教皇の霊廟が先だと

さからうーというユリウスですが己の体調を鑑み やはり霊廟が先だと



ユリウス2世の存在あってこそ完成した後世に残る大作

ミケランジェロは深い教皇の心に気付き 心からその前に膝まずきます




教皇ユリウス2世は必ずといっていいほど言葉の最後に「MY SON」(マイサン 我が息子よ)とつけます


ミケランジェロを演じるのはチャールトン・ヘストン
教皇ユリウス2世を演じるのはレックス・ハリソン

この二人の演技合戦も見ものです


私がこの映画を観ながら思い出したのは もう一つのミケランジェロ
宝塚歌劇団・花組トップスター愛華みれさんの退団公演「ミケランジェロー神になろうとした男」
ミケランジェロを愛するコンテッシナ・メディチに大鳥れいさん

途中で死ぬ少年役を後に花組トップスターになられた蘭寿とむさんがを演じています
(新人公演での主役も蘭寿とむさん)


1枚の画用紙に描くのすら大変です

それが上を向いて高い場所でずうっと描き続ける
どれだけの体力と忍耐力が必要なのか


芸術というもの


かくも広い場所を埋めつくすおおいつくす画


凄い!

どれほど首が痛かっただろう
腕が重かっただろう

あれこれ思えば ただただ圧倒されます

ところで同じ時代のレオナルド・ダ・ヴィンチと彼にまつわる人物が登場する舞台がこの秋 宝塚歌劇団の宙組によって公演されます
レオナルド・ダ・ヴィンチはチェザーレ・ボルジアとも交流があった人物です

このチェザーレ・ボルジアについて書かれた塩野七生女史著「チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」
とても好きな作品です

一つの映画で一冊の本で 舞台で興味が拡がり世界がひろがる
それはとても素敵な事だと思います



「大空港」(1970年 アメリカ映画)

2018-06-25 19:54:27 | 映画
大空港 [Blu-ray]
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ジェネオン・ユニバーサル



原作はアーサー・ヘイリ―著「大空港」

メル・ベイカースフェルド(バート・ランカスター)空港長 空港の経営方針について理事とうまくいっていない 妻ともケンカばかりで娘が家出をする


ヴァーノン・デマレスト(ディーン・マーティン)メルの姉と結婚しているが モテるのをいことにプレイボーイ グエンと付き合っており妊娠したことを告白される

ターニャ・リヴィングストン(ジーン・セバーグ)メルを愛し 仕事について出世か恋かで悩んでいる よく気が付き仕事もできる心温かな女性

グエン・メイフェン(ジャクリーン・ビセット)もしヴァーノンが遊びでも彼女は愛しており 妊娠を知った時 子供を産みたいと思った

ジョー・パトローニ(ジョージ・ケネディ)度胸もあり腕も良いベテラン整備士 メルが信頼を置く


D.O.ゲレーロ(ヴァン・ヘフリン)失職し金も無くなり 空港で有り金はたいて保険に入る  そうして隠し持つ爆薬(ダイナマイト)で機内にて自殺を計画



イネーズ・ゲレーロ(モーリン・ステイプルトン)夫の行動に不安を覚えて空港へ駆け付けるがー




エイダ・クォンセット(ヘレン・ヘイズ)タダ乗り常習犯 口から出る言葉は殆どが出まかせ 嘘
親切な空港の職員の青年を振り回して騙し 逃げてゲレーロの隣の座席へ乗り込む


吹雪のリンカーン空港

空港長のメルは妻とも会社上部の人間・理事たちともうまくいっていない
数年先の空港を考えるメルと有力者にへつらう理事

云う事をきかないメルへクビだと


空港の中では 滑走路29をふさぐ旅客機などトラブルだらけ
動かない旅客機を移動させるべくジョーも呼び戻される


ヴァーノン機長は付き合っているグエンから妊娠したことを打ち明けられ動揺する
「少しだけ愛してる」と尋ねるグエン
彼女はヴァーノンには妻が居て結婚できないことはわかってる
でもクールを装ってきた彼女はヴァーノンを愛しており この子を産みたいのだ

同じ機を操縦するベテランで結婚している友人に子供について尋ねるヴァーノン

相手は7人の子持ち 「そのうち3人は予定外だったが 7人全員を愛してる 中でも予定外の3人を」ーと答えるのだった


考え込む表情のヴァーノン
グエンの体のことが気になり 異状がないか心配で様子を見にいく
「少しだけ愛してるーと 君は言ったが それは間違いだ  もっとずっと愛してる」とヴァーノン

しかし そんな個人的なことは後回しにするしかない事態が持ち上がる



まず乗客は81人のはずなのに82人いること

空港からの連絡で タダ乗りの老婦人なのだと
指示され確認するグエン

しかも老婦人の横に座るのは不審人物のゲレーロ氏


その鞄の中にあるのは最初は密輸の為の品かとも思われたが

「ミルウォーキーに行くと言っていたんです」
なのにローマへ行く便に・・・・・

夫の言葉に不審を覚えて空港へかけつけたゲレーロ夫人の憔悴しきった様子が目に留まり 話を聞いてゲレーロが鞄の中に持っているのはダイナマイトと分かる


緊急事態


芝居をして老婦人を連行してきたグエン
ヴァーノンは老婦人にある芝居をしてもらうことにする
ゲレーロから鞄を取り上げる為に


芝居はうまくいったと思われたが 事情を知らない乗客の軽率な言動で 事態は悪化する

ヴァーノンの言葉に耳を傾け 考え始めた様子のゲレーロだったのにー個室へ閉じこもり 追い詰められた表情となり その所持品を爆発させて旅客機は損傷

扉一枚の外にいたグエンは重傷を負い倒れる
乗客の中にいた医師が左目に何か突き刺さっており着陸する空港へ眼科医を待機させるべきだと


ヴァーノンに殴られたと騒いだ乗客は 近くの席の聖職者に私でも殴るーと返された
この後 機の異常に「落ちる」と大声で騒ぎ 聖職者から本当に殴られた


リンカーン空港(現実には存在しない 映画での設定)では理事とやりあうメル

そして妻から 娘の家出と離婚したいことを言い出される
妻は別な男がいることも告白するのだった

メルは仕事が一番で 妻は2番だったと・・・・・


そしてゲレーロ夫人から詳しいことを聞き出そうとするメル


ヴァーノンを機長とするTG2便では爆発による損傷で一刻も早い着陸が必要だった


だが滑走路29では動かない機がまだ移動できてない
TG2便を着陸させるために 除雪車総出での強引にどかす作戦を実行しようとするメルだが ジョーがこの機は動くとつっぱねる

無事に着陸するのに必要な滑走路は29

メルも滑走路に駆け付け 周波数を合わせて管制塔などともやりとり
有能なターニャも同行している


悪天候 前もまともに見えない視界の悪さ


ジョーが立ち往生していた機を神業で動かし

TG2便は無事に着陸する


ヴァーノンはグエンの傍らに駆け付ける
「グエン ヴァーノンだ 聞こえるか 聞こえたら手を握ってくれ
絶対によくなる 君ならやれる」
目に包帯をしたままのグエンにヴァーノンはキスをする




非常事態を知り空港へ来たヴァーノンの妻だったが その目の前でヴァーノンはグエンに付き添っていく


着陸した機から降りて来る乗客の中には爆発で怪我をした人もいる
その人々の間を「許して下さい 許して」泣きながらさまようゲレーロ夫人の哀しい姿が

そしてメルは・・・・・空港を車を運転して離れる
ターニャが料理が得意だと聞いている
その料理の腕が知りたいと

笑顔になるターニャ


メルの指示を仰ぎに空港の人間が来るも 「自分で考えろと言え」とメル

妻が離婚を言いだしても空港の揉め事を片付けることを選んだ仕事人間のメルがー
ターニャと過ごす時間を優先し 空港を後にする



空港をTG2便が離陸するまでの人間模様が1時間かけて描かれる

誰がどの人で どういう関係があって どんなトラブルを抱えていて そうしたことがわかるように映画は進み

機内でトラブルが起きてから それぞれの事態への反応
微かなユーモアも交えて描写される


嘘ばかり云う老女はシスターのアルコールの飲みっぷりの良さに目を丸くして言葉を失ったり

中々くだけている酸いも甘いもかみわけた感ある聖職者さんに



グエン役のジャクリーン・ビセット
ターニャ役のジーン・セバーグ

メルの妻シンディ役のダナ・ウインター

女優さん達も 美しいです


「山猫」(1963年 イタリア・フランス合作映画)

2018-06-19 13:13:44 | 映画
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紀伊國屋書店






監督 ルキノ・ヴィスコンティ

ヴィスコンティ氏は貴族の出身

原作はイタリア貴族の末裔となるジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ氏の小説

3時間余りの長さゆえ 2時間半余りの短縮版が公開されている

削られた1時間ほどを映画を見比べて捜してみるのも一興かと


時代により滅びゆく貴族の世界

それをサリーナ公爵(バート・ランカスター)が体現する
貴族の威厳 鷹揚さ 伝統を守りつつ変化にも気づきとりいれることもやぶさかではない

家族や一族への深い愛情

変わり身早い甥の言動も受け入れ

物事が自分の願うように動かなくても 不満や失意は強くはあらわさない

しかし彼はイタリアを心から深く愛している

ある軽薄な自分を実際よりも大きくみせようとする饒舌な人間への言葉で 微かに彼の内心が窺える

甥のタンクレデイを演じるのはフランスの俳優アラン・ドロン
美男俳優として名を馳せ人気があった
1935年生まれというから当時27~8歳ぐらいか
赤シャツと呼ばれる反乱軍に身を投じ負傷 その将軍を屋敷に招いたりもする
その将軍役にイタリアの俳優のジュリアーノ・ジェンマ
確か1938年生まれなので この頃25歳あたりか
ジュリアーノ・ジェンマはマカロニ・ウエスタンに主演し人気を博した

その後タンクレデイは反乱軍を見限り今度は王党軍に身を置く
うまく身を処していくが いささか軽薄だ


公爵の娘はタンクレデイから愛されていると信じ その求愛を待っていたが

タンクレディは裕福な父親を持つ娘アンジェリカ(クラウディア・カルディナーレ)に心を移す

アンジェリカは性的魅力に溢れ 自分の美しさを存分に利用している

慎ましく控えめな貴族の娘にはたちうちできる「女」ではなかった

軽薄な男は特に表面的な華やかさと色気に引き寄せられがちだ

クラウディアもこの時 25歳ばかしか
貴族令嬢の優美さとは対照的な野卑さもうまく演じている


仲良さげにふるまっていたアンジェリカだが 公爵の娘がタンクレディをまだ愛しているーと
つまり彼女はその心を知りながら タンクレディに近づき魅了するよう振舞い・・・
どう動けば男の心をとらえられるか知っている女ーであったと示す
こうした女性は「友」にはしたくないものだ

華やかにして空疎な舞踏会のあと サリーナ公爵は「歩いて帰る」と言い ある場所で跪く

その前に死を描いた絵の前で深い感慨を持つ公爵

タンクレデイとアンジェリカ 若い人間には理解できない その心情

反乱軍であったガリバルディに従う兵達は朝 銃殺されることになっていた

舞踏会から朝帰りの馬車の中で その銃殺の銃の響きを聞くタンクレディ

王党軍はその仕事をしただけだ 秩序を守る為に
かつては自分も反乱軍に身をおいていたのにー
ひどく冷たくも聞こえる言葉だ

アンジェリカとタンクレデイは 新しい時代の人間の象徴で


彼等の死を悼む心を持つサリーナ公爵は古い世代の象徴
滅びつつある善きものの
そういう見方もできる


観た人によって 退屈だった
なんでこんなに長い時間なのかわかんない

この映像 美術 素晴らしい

または恋愛模様が面白い

誰に感情移入するかでも感想は違ってくるでしょう

映画のラスト 鐘が鳴ります

これは弔鐘でしょうか・・・・・



「貴族」という存在が消えることへの寂寥

どうしようもない時代の変化
諦念

監督は何かの形で遺しておきたかったのかもしれません
その記憶にある何かを


「蠢動ーしゅんどうー」(2013年 日本映画)

2018-05-24 01:10:28 | 映画
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TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)



享保の大飢饉から回復しつつある因幡藩

剣の稽古をする武士たち

その様子に興味を示す 公儀剣術指南役の松宮十三(目黒祐樹)

城代家老付用人の舟瀬太悟⦅中原丈雄)はその様子を訝しく思っていたところ
松宮の書状の内容を知り生かしてはおけないと思うようになる

近々公儀の使者の西崎隆峰(栗塚旭)が藩を訪れる予定であった

因幡藩剣術師範の原田大八郎(平岳大)は 不憫な事情ある香川姉弟を日頃から気にかけていたが

松宮が香川廣樹(脇崎智史)の修業の話を覆すことがあり そこを舟瀬は利用しようとする



一度駄目になった話が もとに戻ったを言われ喜ぶ香川は原田にも礼を云う
最初は原田が松宮に土下座してまで 香川のことを頼みこんでくれた話であった

しかし今礼を言われる原田は複雑な表情だ

彼は既に密命を帯びていた


香川の父親は藩の都合の為に人身御供にされ殺されたようなものだ

その息子がまた・・・・

城代家老の荒木源義(若林豪)もまた 気乗りのしない謀であったが
藩の安泰の為ーそう舟瀬がおしきるのだ


酔わせた松宮を斬るのは原田にしかできない


若侍達と離れ一人になった松宮を闇討ちする原田


原田が斬ったあと 舟瀬の意を汲む者が香川の持つ 香川の姉が作ったお守りを下手人の証拠として置く


斬り合いの音に駆け付けた松宮と飲んでいた若侍達は そのお守りから 先日の恨みから香川が松宮を殺したのだと思い込む


香川の姉の由紀(さとう珠緒)と結婚の約束をしており 香川の親友でもある木村は追っ手に入るもまずは香川に確かめてからと気乗り薄だが


松宮を斬ることを命じられ 藩命の謀を知ってから 命を捨てたような覚悟が見える原田


藩を守る為に松宮を斬ることはやむを得ぬとしても その咎を香川にかぶせるのは



雪の山中

日頃は斬り合うこともない追手の若侍たちはへっぴり腰だ

もともと香川とそりがあわぬ者を除いては 斬り合いなどしたくない者もいる


香川を追うのに二つのコースへと分ける時に原田が言ったのは 香川を見つけたら別なコースにいる自分を呼ぶようにと

それを守らず香川への反感を持っていた者もいて遂に斬り合いになるが

ここで香川のかかえてきた藩の理不尽への怒りが爆発したか

罪なき父を死においやり
自分を騙し 罪をきせて
殺すのか

夢がかなったと喜ばせておいて


別の道から追っていた原田が来た時 生きているのは香川だけだった

目をかけかわいがってきた香川

彼に何の罪も無いことは 松宮を斬った自分が一番知っている


それなのに斬り合わなくてはならない
藩の為に


香川の刃を受けながら 倒れた香川に刀を向ける原田



城では西崎がほぼ因幡藩のしたことを見抜いているような言葉を投げていた


そこへ半死半生の原田が帰ってくる

彼は香川を殺した証にと香川の髷を持ち帰っていた


とりあえず今は藩は安泰と含みある言葉を発する西崎

累々と死者が横たわる雪山の中

動いたのは香川

彼は生きていた

何ともいえぬ唸り声のような獣の叫びのような声をあげる香川の顔のアップで映画は終わる



藩命大事の 藩の為ならばどんな理不尽にも耐えねばいけない武士社会の窮屈さ

生きのびた香川は今後 どのようにして生きていくのだろう

取り残された姉は


監督は三上康雄氏



この映画の詳しい情報あるサイトさん↓

http://movie.maeda-y.com/movie/01799.htm

https://ameblo.jp/kamiyamaz/entry-11644249576.html








「羅生門」(1950年 日本映画)

2018-05-21 20:07:03 | 映画
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角川エンタテインメント


薄布ごしに見えた女人の姿
馬上の女性(京マチ子)に盗賊の男は心を奪われる

旅しているらしい夫婦 盗賊の男(三船敏郎)はまずは夫(森雅之)を騙して妻から引き離し おびき出した先で縛り上げる

被り物を脱いだ女の子供のようにあどけなくもあるその表情にも惹き付けられ さらには男に刃を向ける気性の激しさも気に要り
強引に女に迫る


そう それから

盗賊の言い分 犯された女の申し立て

果ては巫女が呼び出した死んだ夫の言葉も違う


盗賊が女を犯してからあとの成り行きが三人それぞれ食い違う



羅生門にて この話を僧(千秋実)に話す杣(そま)売りの男(志村喬)は実は盗賊の多襄丸が女を犯し 妻を犯された男が死ぬまで全てを見ていた

だがこの杣(そま)売りの男も真実を全て話していたわけではない

杣(そま)売りの男が語り終えた時に聞えてきた赤ん坊の泣き声
捨てられていた赤ん坊にかけられていた着物をはぎ取る下人(上田吉次郎)

それを咎めた杣(そま)売りの男は 逆に死んだ夫が持っていた太刀と女の小刀を盗んだろうと そんな人間に自分のことをとやかく言う資格はないのだ
俺が奪わなくても誰かが盗むのだ
人でなしなのは子供を捨てる親だ

そうして着物を持ち雨の中 姿を消す


この杣(そま)売りの男までもが 死人から盗むようなそんな人間であったのだと 人間不信に陥る僧
抱き上げた捨て子の赤ん坊を 抱きとろうとする杣(そま)売りの男に 赤子の産着までも盗むのかと声を荒げるが

杣(そま)売りの男は言う
自分のところには6人の子供がいる これが7人になっても育てていけるだろうと


自分の心を恥じる僧


杣(そま)売りの男は大事そうに赤ん坊を抱いて 羅生門を去っていく


この映画について詳しい情報あるサイトさん↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/羅生門_(1950年の映画)



http://cinematoblog.hatenablog.com/entry/2016/02/04/200000


http://www.japanimafrance.com/entry/rashomon



印象的な場面は演じる京マチ子さんの
笠を脱いだ時の盗賊が心奪われる あどけない表情の美しさ
盗賊に犯されたあと 盗賊に口説かれている時の 夫がこんな美しい妻は見たことがないと思った時の表情

どちらもその瞬間の美しさに目を見張ります


この映画は白黒(モノクロ)だからこそ良いのだなと思います
野卑な場面も堕ちない品が保たれている
それは映画人の矜持かもと思うのです


それでも巫女が霊をその身に下ろし 死んだ男の声で事の成り行きを語る場面は 中々にこわいです



後年 上田吉次郎さんは ヤクザの親分役なども時代劇で演じておりました
岡っ引きを演じても 悪い側が多かったような
声に特徴ある俳優さんでした


盗賊は荒々しい欲望むきだしの下品なオス
それが異質な雅な世界の女に魅了された

盗賊とは違う世界に生きて来た夫婦は 盗賊の世界に引きずり落とされる

そうして自分の持つナマの感情 醜さにも気づかされる

そんな自分の弱さ醜さを見まい 人に知られたくなくて 自分を守るウソをつく
ウソは事態を混乱させる

ー何を信じればいいものかー


でも人は 誰だって自分をまもりたいのだ
どれほど時代が変わろうとも





「史上最大の作戦」 (1962年 アメリカ映画)

2018-05-13 15:58:41 | 映画
史上最大の作戦 [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
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第二次世界大戦5年目のフランスのサント・メール・エグリーゼの街もドイツ軍の占領下にあった
ドイツに抵抗するレジスタンス狩りも行われている
そんなドイツの裏をかくように勇気ある人々は抵抗運動を続けている
従順かに見える人々もいつかは連合軍が来て ドイツ軍を追い散らし自由を取り戻してくれるという希望は捨ててない
その兆候を求めて自宅の窓から海岸線を眺める人もいる


天候の穏やかな5月 連合軍が来なかったことでドイツの将校らには気の緩みもあった
悪天候の続く6月には攻めてこないのではと


そんな中ドイツ軍のロンメル将軍は ただでさえ疲れ切っている兵士達に海岸への防備の仕掛けで更に作業へと駆り立て疲れさせていた
しかしロンメルの用心は正しかったのだ
その備えは

ただ上部が緩み切っていた



一方 連合軍側は待つことに兵士達が疲れている

艦上に長くいて船酔いしているものも
留守が続き妻から離婚を言い出されている者もいる


見るからに短気そうなバンダーボルト中佐(ジョン・ウェイン)は「この戦争は5年近くも続いているんだ」
兵士達よりも もっと待っている人間がいることを話し諭すのだった

出撃を待つのは俺たちだけではないと



レジスタンスなどに向けて連合軍側が流す詩を使った暗号を解読するドイツ軍
特にヴェルレーヌの詩は問題視されるのだった
ー秋の日のヴァイオリンの悲しい調べー


そうした報告も問題なしと パリで作らせた妻への誕生日プレゼントの靴を持ち出かける元帥
上司が無能では


フランス イギリス アメリカ
連合軍側の兵士達は待つことに疲れつつ 様々に時を過ごしている
兵同士のバクチに興じる者


以前 勝った時にゲンが悪かったから 素寒貧になるまで続けるとする者や

予測をするのが得意なドイツ軍の将校のひとりも しかし「アイゼンハワーはバクチは打たん」と攻撃はないものと思い込む


だが連合軍側は遂に決定した
「作戦を決行する!」


侵攻開始!

この知らせが各部隊へ


ーノルマンディー上陸だ!ー

ー成功を祈ろうー

ー待ち望んだ日がやってきたー


ー出動命令が出ましたー

ーノルマンディーで味方してくれるのは 神と 銃だけだー


そして空からの部隊の秘密兵器は 兵士に見せかけたルパートと名付けられたオトリの人形


海からの上陸部隊が一番過酷と言えるだろう

しかし落下傘で地上へ下りる兵達も命懸け

地上へ下りる時に狙い撃ちの攻撃をされるのだ

占領下の皆様への暗号のメッセージ

ージョンの髭は長いー
待ち望んでいた日が来たという表情になるコルビル町長はやって来る連合軍の応援の為に電話線を断つ

各グループに向けて違うメッセージが暗号で出されており レジスタンスの闘士らは 橋で逢おうーと
ドイツの援軍が来る線路を破壊に向かう


ドイツ軍側は暢気にカードゲームに興じている将校たち
そこへ暗号を解読して24時間以内に侵攻が開始されると報告あるも


「もう こういう事態にも興奮を感じない」とゲームを続ける将校



連合軍側は艦内でも
ーよく覚えておけ 後世に語り継がれる歴史的な日がやってくるー

ー史上最大の艦隊だー


ーそう思うと 武者震いしてくるなー


1944年 6月6日 ノルマンディー


イギリスの兵達は上陸前にミュージカル「ミー・アンド・マイガール」で歌われるランベス・ウォークの歌を歌っていました
これは宝塚歌劇の舞台でも使用されているとても楽しい曲です

戦争場面前には幾つかの明るい描写もあります

こんな元気な兵達が これから死んでいくのです

レジスタンスの闘士は女性も闘います
自分より力の強いドイツ兵に怯むことなく

武器を持って敵と戦う 相手を殺す
それが戦争です


互いの国への愛国心から その自由の為に


ただ無抵抗で殺される人間は それこそ命の無駄使い
平和主義? いいえ綺麗ごとに逃げるただの臆病者です
人は闘うべき時には 敵わぬ相手とでも戦わなくてはなりません
決して譲れない大切な何かを守る為には


ましてや自分の国を護る為ならば
そうした気概もない人間は 自分を正当化したいだけの卑怯者です

己の卑劣さをごまかしたい言いつくろいたい人間が 愛国者という言葉すら貶めるのです


あちこちで連合軍側が攻撃を始め 暢気に妻に誕生日祝いの靴を届けていた元帥は 戦況の報告を受けて漸く
「ノルマンディーか ノルマンディー ばかだった」と茫然と呟きます


フランスのコマンド部隊は苦戦するも戦車を引っ張ってきて形勢逆転
ここで修道尼達が全員が看護婦の資格を持つとかで弾丸飛び交う中を負傷兵の手当てに来ます
肝の据わった女性達です

ただ海岸のオマハ・ビーチは悲惨な状況が続いていました
ドイツの攻撃を切り崩せません


しかし指揮官(ロバート・ミッチャム)は撤退はしないと決意していました

動ける人間を集めて 何とか破壊砲が扱えるという軍曹に「君は今から少佐だ 指揮を取れ」と工作を任せます


彼は二重のドイツ軍の備えを破壊しますが・・・そこで落命しました


指揮官の心強い副官もまた戦死します

何千という兵達が死んで 彼等の犠牲で  
遂に遂に上陸成功



バンダーボルトも脚を負傷しながら街へ
そこで落下途中で撃たれ 宙づりになっている兵の死骸に目を留め おろしてやるように厳命します
街を護る兵を一部置いて 彼は更なる進軍を続けるのでした


下半身に重傷を負いながらドイツ兵を斃すも動けずいる兵と 自分の部隊からはぐれた若い兵士は 戦況が分からず
自分達は「勝ったのだろうか」


海岸では「あの坂の上まで」と車に乗ります
次から次へ上陸してくる連合軍の兵士達



連合軍側は大きな犠牲を払いつつ勝利へ向かい大きく進み始めました




もっと詳しい情報はこちらへどうぞ↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/史上最大の作戦

http://inagara.octsky.net/sijousaidaino-sakusen



http://summaars.net/longestday.html


http://www.geocities.jp/qqppk513/the_longest_day.html



当時の主役級の人気俳優さんが多く出演しており その豪華さでも話題を呼んだ映画です

だってあの007のショーン・コネリーさんすら まだジェームズ・ボンド役を演じる前なので本当にちょい役
何処に出てたっけ?と思うほどの

後に有名になった俳優さんも え?今の人はもしかして あの俳優さんなんじゃーと

誰が出ているのかを捜すのも面白いかと

むしろ ちょっと長く映ったら この人 もう死ぬのではと思ってしまいます







 




「トランジット」(2011年アメリカ映画)

2018-05-09 19:53:28 | 映画
トランジット [DVD]
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン



テレビ放送では「トランジット -誓いの追撃ー」となっておりましたが DVD検索では「トランジット」のみで―誓いの追撃ーをつけると検索にかかりませんでした


アマゾンの内容紹介をコピーすると
{★『ダイ・ハード』『マトリックス』シリーズのジョエル・シルバー最新プロデュースのノンストップ・クライム・アクション!!
製作総指揮のジョエル・シルバーは『リーサルウェポン』シリーズ、『ダイ・ハード』シリーズ等、
誰もが知っているアクション大作だけではなく、近年は『シャーロック・ホームズ』シリーズと常に大ヒット超大作をプロデュース。
アントニオ・ネグレ監督は次回作で『ウォンテッド』の脚本家、『96時間』のアクション監督、『トランスポーター』の撮影監督と
タッグを組んだ壮大なカー・アクション大作が控えている若手実力派監督。
★『シン・レッド・ライン』のジム・カヴィーゼルが体当たりの演技!!
主演は『アンノウン』やテレンス・マリック監督の『シン・レッド・ライン』に出演したジム・カヴィーゼル。
その他に『トロン・レガシー』のジェームズ・フレイン、『テキサス・チェーンソー ビギニング』のディオラ・ベアードとの
共演でアクションが更にヒットアップ!!


【あらすじ】
現金輸送車が襲われた。武装した犯人グループは奪った現金を隠すため、あるファミリー・カーに目を付ける。
キャンプに向かう途中で突然ターゲットとなってしまった一家四人。
実は不動産サギで仮釈放中の男(ジム・カーヴィーゼル)が家族との絆を取り戻したい一心でキャンプに向かっていたのだった。
しかし、現金に気付いた妻は夫の仕業だと思い逆上、夫と現金を残し車で去ってしまう。
執拗なまでに追い回す犯人グループから、男は家族を守ることができるのか…。

[スタッフキャスト]
【スタッフ】
製作総指揮:ジョエル・シルバー 『アンノウン』
マイケル・ガエタ
アリソン・R・ローゼンツワイグ
アラン・ゼマン
監督:アントニオ・ネグレ 『セカンズ・アパート』
脚本:マイケル・ギルヴァリー

【キャスト】
ネイト役:ジム・カヴィーゼル 『アンノウン』『パッション』
マレック役:ジェームズ・フレイン 『トロン・レガシー』
アリエル役:ディオラ・ベアード 『テキサス・チェーンソー ビギニング』

[発売元]カルチュア・パブリッシャーズ

(C)2011, AUTONOMOUS FILMS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『unknown/アンノウン』のジム・カヴィーゼル主演によるノンストップ・アクションスリラー。武装犯が現金輸送車から強奪した現金を隠したのは、一家4人が乗るファミリーカーだった。仮釈放中の父親は犯人グループの追っ手から家族を懸命に守るが…。}



前科者の夫を完全には信用できておらず この大金も夫が悪い事をしたのではーと思ってしまう妻
子供達との関係もうまくいっていない

それでも男は家族を守ろうと思い知恵を巡らせる
しかし!
執拗で凶暴な追手の男達
彼等も仲間割れしつつ 意外に悪辣・冷酷な男に従わさせられていく
中にはそこまで悪くない若い男もいるが そういうのは大抵周囲にひきずられていく

警官を殺して金を奪った男達
例え金を渡しても 警官殺しを見た自分達を生かしてはおかないだろうと思う追われる側

ところがその大金すら行方不明になってしまう

妻はいなくなった夫が金を持って逃げたと思い込んだり

それがそうでは無かったとわかる
夫は追う男達に捕まっていた


見つけた金を渡しても殺されるだけ

金はお父さんと交換だ
そうでなくては金に火をつける!

隠れた小屋にあった武器で逆襲する母親


主犯に妻が攻撃されてから 負傷した身で戦う夫

家族を守る 守りきる
その一心で・・・・・

どうにか相手をやっつけて 頼れる父親 信頼できる夫の立場を取り戻した主人公
ぎりぎりのところで家族としてまとまった彼等


追う側と追われる側と
クライマックスの戦いではひやひやです

家族の誰かが死んだら ひどく後味悪いですもん