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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「ジュリアス・シーザー」(1953年 アメリカ映画)

2018-05-09 15:45:32 | 映画
モノクロです 一昔前は白黒映画と言っておりました


ジュリアス・シーザー -(ルイス・カルハーン)

アントニー - (マーロン・ブランド)

ブルータス - (ジェームズ・メイソン)

カッシウス -( ジョン・ギールグッド)

ポーシャ - (デボラ・カー)

カルプルニア - (グリア・ガーソン)

カスカ -( エドモンド・オブライエン)


クレオパトラを愛したことで破滅へつながった そんな見方もできるカエサルことジュリアス・シーザー

けれど彼は暗殺されます


この映画が珍しいのはブルータスの死で終わるところです


まさかブルータスが暗殺者達に加わるとは思っていなかったシーザーの言葉 あの余りにも有名な「ブルータス お前もか」
この絶望・・・


この映画ではブルータスは卑劣な裏切り者ではなく高潔な士として描かれます


妻が不吉な夢を見たから行かないでと止めたのに出かけて行き殺されたシーザー


ブルータスはローマがシーザーによる独裁国家になることを憂えて暗殺者の一味に加わったのですが
暗殺後のブルータスの言葉よりも アントニーの言葉の方に力がありました


そしてアントニーとの戦いでブルータスは敗北し アントニーの軍勢が迫る中 死を覚悟します
自殺を願い剣を差し出すだけでいいと友に頼みますが
誰も彼を殺せません
ー友に頼むことではないーと言われてしまいます

皆に去るように告げ ただ一人に残るように頼みました

ーストレイト 君は一緒にいてくれ
名誉のうちに生きてきた お前は立派な従者だー


その言葉のうちにブルータスの意を汲んだストレイトは剣を出し ブルータスはそこに身を投げかけます
忠実な人間による死の抱擁
ーさらばだストレイト ー

二度もシーザーの亡霊を見たというブルータス
彼は自分の死期を悟っていました

それとも それはシーザーを我が手にかけた罪の意識だったのでしょうか
ブルータスは見えないシーザーの亡霊に向かって言葉を投げます
ーシーザー もう 動き回るなー



ブルータスの死体を前にアントニーらは こう言いました
ーローマで一番 高潔の士だ 
(暗殺者たち)他の者は皆 シーザーを妬んでいたー


その死に敬意を表するようなアントニーら


ブルータスだけがローマのことを考えて 敢えてシーザーに刃をむけたのだと


監督で脚本も書いたジョーゼフ・L・マンキーウィッツ氏は 後に「クレオパトラ」も手掛けております

映画や小説によって描かれ方が違うブルータス
そこにまた面白さがあるのですが


歴史が好きな方なら楽しめる映画ではないかと思います



映画の内容について分かりやすく詳しいブログさんです↓

https://eiga-watch.com/julius-caesar/







「マーキュリー・ライジング」(1998年 アメリカ映画)

2018-04-18 22:38:06 | 映画
マーキュリー・ライジング [DVD]
クリエーター情報なし
ジェネオン・ユニバーサル


自閉症のサイモン(ミコ・ヒューズ)はパズルの本を見るのが好きだ
そして解いてはいけない答えを見つけてしまった

そうとは知らずに9歳のサイモンは浮かんだ番号に電話をかけた

解けるはずのない暗号
解かれた側は大慌てで非情な決断を下す

ニコラス・クドロー(アレックス・ボールドウィン)の命を受けた人間がサイモンの家を訪れ サイモンの両親を射殺する
両親から知らない人間と口をきいては駄目と教えられていたサイモンは見知らぬ男を見てすぐに隠れた

殺人者はサイモンを見つけられないままに逃走

現場にかけつけたアート・ジェフリーズ(ブルース・ウィリス)は粘り強く捜してサイモンを見つける
彼は潜入捜査官であったが ある事件でFBIの現場の指揮官が無理な突入を命じた為に 死なせなくても良い命が奪われたことに怒りー
その指揮官へ怒りの鉄拳を浴びせ・・・・配置換えにあって普通の一般事件の捜査へ回されてしまった
あと3秒あれば犯人一味は投降していた
一味の中にいたまだ子供といってもいい若い人間が銃弾を浴びて死んだ
目の前で死なせてしまった・・・
そのことへの怒りと傷心は まだ残っている


殺人者の工作で 現場は夫が妻を撃って自殺したように見せかけられていたが アートはそこにウソくささを感じていた


サイモンの持っていた写真入りの話しても安心な人間を教えるカード

最初はサイモンが自閉症と知らず 怯え騒ぎ逃げようとするサイモンのことが判らないアートだが 護らなくてはいけないとは気付いていて
警官の護衛をサイモンのいる病院へつけるが

サイモンの居場所を知った殺人者が病院へ襲撃にくる

からくもサイモンを連れて逃げるアート

アートの言い分は警察でもなかなか信じてもらえないが 仲の良い友人だけが味方して手を貸してくれる

幾度か危ない目にあいながら 事の真相に迫っていくアート


子供の命まで奪おうとするなんてとクドローのやりくちに良心の咎めを感じて アートに事情を教えようとした青年は殺人者に射殺される
この青年の同僚も事の次第を人に伝えようとして やはり殺される

アートはクドローを見つけ対決するがー


一方 クドローと配下の殺人者は アートがサイモンを託した女性を騙してサイモンを奪おうとする

彼等を監視していた警察との銃撃戦

しぶとい殺人者も遂に斃れる


クドローに屋上から落とされそうになり形勢不利なアートの手に銃を渡してくれたのは 危険を冒して落ちた銃を取りにいってくれたサイモンだった


最初 アートが優しく話しかけても 知らない人とは話しちゃいけないーって教えを守って いや~~~と悲鳴をあげ身もがいて逃げよう逃げようとしていたサイモン

アートからは何を考えているかわからなく見えていたサイモン



やがて事件は解決し サイモンは里親に引き取られている

サイモンの様子を見に学校へ行ったアートは土産のパズルの本を教師に渡してもらおうとする
たぶん自分を覚えてはいないだろう 「期待してはいけないと言われました」とアート

会うように自分で渡すように勧める教師

サイモンのいる同じ机の椅子に腰かけて 自分を見るように話すアート

アートを認めたサイモンは・・・無言のまま両腕をアートに延ばししがみつくように抱きついたのだった
全幅の・・・心からの信頼と愛を込めて

ちゃんとサイモンにはわかっているのだ
アートが命を賭けて自分を護ってくれたこと
自分を大事に大切な存在だと思ってくれていることが





この最後のアートに対するサイモンの行動が この映画をただの事件ものに終らせず とても感動的なものにしています

自閉症のサイモンを演じた子役の俳優さんの演技がすごいなって思いました

「大砂塵」 (アメリカ映画 1954年)

2018-04-10 15:10:29 | 映画
大砂塵 [Blu-ray]
クリエーター情報なし
復刻シネマライブラリー


監督 ニコラス・レイ


5年前 愛した女 愛した男

再び戻ってきた男ージョニー・ギターことジョニー・ローガン(スターリング・ヘイドン)

そうして嫉妬とで半ば狂気の女エマ・スモール(マーセデス・マッケンブリッジ)
自分の心惹かれた男ダンシング・キッド(スコット・ブレイディ)が惚れている女ビエンナ(ジョーン・クロフォード)に異様な嫉妬心を滾らせている

ビエンナ経営の酒場に人々を連れて乗り込み 駅馬車強盗はダンシング・キッド達が犯人に違いないから キッドもビエンナも追放ーと騒ぎ起こすエマ

よく見れば顔だちは清純派なのに目はギラギラし表情が尋常ではない

このいざこざで街を出ていくというビエンナ
そのビエンナへジョニーは言う
「嘘でもいいから ずっと俺を待っていた」と言ってくれと

ビエンナ「ずっと待っていたわ
戻ってこなければ死んでいたわ
ずっと待っていたの」


けれど そう言ったあとビエンナは言う

「あなたがいなくなってから 私がどうやって生きてきたと思うの
この店の柱の一本 一本ーどうやってー」


言わなくていい 聞きたくないという男

「いいえ 聞いてもらうわ」

自分を抱く男の向こうにいつもジョニーを 彼の面影を見ていたーとビエンナ


これまでのことは全部夢だ
自分とビエンナの結婚式だーと男は女を抱きしめる


めでたしめでたし
しかし ここで映画は終わらない

翌朝 店を閉めるから街へ従業員の給料など銀行へおろしにいくビエンナ


その用事が済むまで馬車と外で待っているジョニー

銀行は人々が葬式に出ており臨時休業していたが ビエンナの言葉に開けて彼女がお金を出してもらっていると
追放処分を受けたキッドとその仲間が銀行強盗にやってきた

止めるビエンナだが キッドは金を奪いビエンナにキスして去っていく


ジョニーは銀行にいる間に銀行強盗が来て ビエンナのお金は奪わなかったのはまずい
ビエンナが銀行強盗の仲間だと思われる
逃げるべきだと話しますが

ビエンナは「家へ帰りたい」と言い張ります

ビエンナを護る為に追手と戦うというジョニーに ビエンナは「人殺しはたくさん 貴方は変わらないのね
貴方を雇ったのは間違いだったわー」
そう他人行儀な口をきき 彼にお金は払うから出て行ってと



街では自分のお金を根こそぎ奪われたエマが怒りに震え「私のお金」と憎悪に燃えながら 
ビエンナはキッドを止めていたという銀行の出納係に「ビエンナも銀行強盗の一味なのよ いいわね」
と事実を捻じ曲げるように命令します


街の男達をたきつけ 女の身で追手に加わらずとも 足手まといだとまで言われても 自分のお金が奪われたのだから先頭で)追いかけるというエマ
強盗は縛り首 だからビエンナも縛り首
キッドもビエンナのところにいるはず

男達を従えようとしています
自分の言うことを聞けと


逃げるキッドとターキー・ラルストン(ベン・クーパー)
バート・ロナーガン(アーネスト・ボーグナイン)にもう一人

怪我してるターキーは途中で落馬
はぐれます


逃げる途中 追手が道路を爆破
逃げ道をふさがれ 隠れ家にこもるしかなくなったキッドら


ビエンナは働いてくれた男達へ給金を渡し 騒動が収まって自分が生きていたら約束した土地を渡すけれど もしも自分が居ない時には諦めてーと


遅れて入ってきたジョニーにもビエンナは言います
「ローガンさん 面倒をかけたわ 店仕舞いよ」
カウンターの上にローガンへのお金を置いて自分は階段を上がります


オールド・トム(ジョン・キャラダイン)は店に残っていて 傷を負ったターキーを「お客さんだ」と


放ってはおけず手当していると追手の馬蹄の響きが聞こえてきます


ターキーを隠し 度胸一番 追手を店から出そうとしているビエンナだったのに 隠したターキーが音をたてて見つかってしまい

「縛り首よ!」と勝ち誇るエマ


ビエンナを助けようとして エマに撃たれて絶命するトム


ビエンナとターキーは縛り首にされる為 男達に連行されます

あくどいエマは誰もいなくなったビエンナの家の照明を銃で撃ち床に落として火事を起こします
壮麗な美しさだったビエンナの家は燃え上がってしまいます


連れ去られるビエンナを追うジョニー

まだ子供と言っていいような若いターキーは吊るされ 次はビエンナの番

ところが男達は彼女を縛り首にするのを良しとしません

エマはビエンナの跨らされている馬に喜々として鞭を入れますが

ひそかにジョニーがビエンナの首にかかる綱を解いていたので そのまま暴走する馬

助けにかけつけるジョニー

二人で追手たちから隠れて逃れます


逃げ場ない二人はキッドらの隠れ家を目指します


二人をさがしあぐねる追手らは ターキーの馬が走り出したのを追って キッドの隠れ家への道に気付きます


乗り込んだエマの話に騙され 仲間を殺しキッドの命も狙うバート

気付いたジョニーがバートにとびかかります


この頃 追手となった街の男達はエマのきちがいじみた言動にほとほと嫌気がさしています


「あの女(ビエンナ)の思うようにさせていたら鉄道が開通して東部の人間がおしかけるのよ あんた達の女房や子供だって狭い土地におしこめられるようになんのよ
いいの貧しい農夫どもに自分達の土地を取り上げられても」

ビエンナを殺す為なら どんな妄言もまき散らすエマ


男達は そんなエマにつきあいきれない そんな思いを抱くようになっていました


ビエンナに向かって銃を撃ち 「今 そこに行くから」と異様な笑顔を向けるエマ


「待ってるわ」と答えるビエンナ

エマはビエンナの腕を撃ち 案じて叫んだキッドの額も撃ち抜きます

適わぬ思いなら 自分の方を向かない手に入らない男なら殺すまで


さらにビエンナを狙うエマですが 一瞬早くビエンナがエマを撃ちました



当時 ヒットしたという歌が流れます

ーあなたが何処に居ようと愛している


他にあんな男はいないー



最後は女同士の対決かいーとなりますが
これは当時 女優として人気の盛りを過ぎていたジョーン・クロフォードの意向で書き換えられた当初の予定とは違うスジとか


幾人もの男に想われる女とか
そうした設定も この映画の時のジョーン・クロフォードの容貌・外見だけ見ると
うん ちょっといかついよねー
嫉妬に狂う役柄のエマ役の女優さんの方が美人だしねえと

原題はジョニー・ギターだそうですが その名前を背負うジョニー役にはこれといった見せ場ないし
いささか気の毒かも

などと思うのでした


オールド・トム役のジョン・キャラダインは息子さん達(ブルース・キャラダイン、デヴィッド・キャラダイン、キース・キャラダイン、ロバート・キャラダイン)も俳優になりました





「ザ・ファイター」 (2010年 アメリカ映画)

2018-03-30 20:57:00 | 映画
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Happinet(SB)(D)


実在の人物を描いた映画です

ディッキー・エクランドを演じたクリスチャン・ベールのなりきり演技が注目を集めました

マサチューセッツ州ローウェルでボクシング選手のミッキー・ウォード(マーク・ウォールバーグ)は異父兄のディッキーに憧れてボクシングを始めた

ディッキーはかつては有望な選手だったが 今は身を持ち崩している
でも弟のミッキーのことは可愛がっているがーひどく饒舌で・・・破天荒な性格ゆえミッキーにも迷惑をかける

選手としてミッキーが再起する夢も捨てられない母親
何かと煩い沢山の女きょうだい

選手として名前が売れても試合に勝てない
何処か限界を感じ 現状打破に悩むミッキー
しかし彼を取り巻く家族は何かと鬱陶しいほどに口をはさんでくる


再婚している元妻はミッキーを信用しておらず 娘に自由には会わせてくれない

惨敗したあと知り合った女性シャーリーン(エイミー・アダムズ)と恋をして彼女の影響も受けるようになるミッキー

自滅したディッキーは騒ぎを起こし刑務所へ
兄を助けようとしたミッキーも負傷


それでもミッキーの試合については気にかけているディッキー


そうして試合に勝利したミッキーは世界タイトルをかけた試合に出場できることとなるが

賑やかな家族 出所してきたディッキー
口をはさまずにいられない愛はあるが方向を間違っているようにも見える母親
恋人のシャーリーン

それぞれの言い合い ミッキーを自分に従わせようとする周囲の人間に 遂にミッキーがきれる

これは俺の試合だ
世界タイトルがかかっているんだ


ミッキーにとってはディッキーも母親も うるさすぎる女きょうだいも シャーリーンも皆大切な存在なのだ
何故みんないがみ合う
彼を「自分の言う通りに」行動させようと 仕切ろうとする


ディッキーは 大切に思うミッキーの為にシャーリーンに会いに行き自分の非も認めようともする


いろんなあれやこれや
全てふきとばし みんなに笑顔をもたらすのはミッキーの勝利

試合は勝ってこそ

チャンピオンになる!!!!


ボクシングの試合場面もありますが どちらかと言えば 賑やかすぎる家族を持ってしまった男のドラマかもしれません

男としては恋人の家に居る時に 母親や女きょうだいに押しかけられて 理由はどうあれ 自分の恋人を「尻軽」なんて言われたら・・・・・
それって一番家族にしてほしくないことではーなんて思います

「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」 (2014年 アメリカ映画)

2018-03-29 15:05:20 | 映画
シェフ 三ツ星フードトラック始めました [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント



ウィキペディアよりコピー
{カール・キャスパー - ジョン・ファヴロー(木村雅史): 腕はいいが大人気ないシェフ

イネズ - ソフィア・ベルガラ(ちふゆ): カールの元妻

マーティン - ジョン・レグイザモ(高木渉): カールの助手で親友

モリー - スカーレット・ヨハンソン(林原めぐみ): ソムリエ。カールの元恋人で友人

ラムジー・ミッシェル - オリヴァー・プラット(石住昭彦): カールの料理を酷評した料理評論家

トニー - ボビー・カナヴェイル(野川雅史): カールの助手

パーシー - エムジェイ・アンソニー(高山みなみ): カールとイネズの息子。10歳

リーバ - ダスティン・ホフマン(菅生隆之): レストランのオーナー

マーヴィン - ロバート・ダウニー・Jr(藤原啓治)}


カールはレストランのオーナーの口出しで作ろうと思っていた料理が出せず その料理を酷評する人間ともめてしまい騒動となった
そしてその動画が流れた為にクビ
他の店も雇ってくれずどん底状態となる

超美人でスタイル抜群の元妻のイネズの知る人間からみでフードトラックを始めるカール
丁度夏休みの息子のパーシー
そしてカールがフードトラックを始めると知り すぐさま店を辞めて駆け付けて来た友人マーティンの3人で営業を始める
見た目オンボロトラックもマーティンのイトコのツテでいけてる塗装を施され 男三人の旅が始まる

下ネタも言うし いい加減にも見えるけど料理には真剣なカール
お客に美味しいものを食べてほしい その姿を見るパーシー
スマホを利用してフードトラックの様子を彼は動画としてアップしていき それは評判を呼んでトラックが着くと行列ができるまでとなる

先々ではさむ具の中身も変わるキューバサンド

パーシーがネットにあげる動画をイネズも観ている

この奥さんね とても魅力的でなんで見た目は冴えないカールに惚れたんだろって


別れても関係は良好で 互いに互いの付き合う相手に嫉妬してたりします

子供に愛してるって伝えてーって電話でのカールとイネズのやりとり

「愛してる」って言葉に ふと表情が変わるカール
パーシーの作った1秒動画を繋いだ映像にハートを掴まれるカール
父親として願うのは息子の未来 その幸福

でも現在 息子の願いとはー


別れた妻に日頃は引き取られているパーシー(母親似で美少年)

フードトラックで料理を作るのが楽しい
父親とマーティンと一緒にいるのが嬉しい

お父さんの傍で過ごしたい

カリフォルニアへの旅は終わり 一緒に暮らす母親の家へと戻ったパーシー

カールは息子に電話をかけます

宿題が済んでや 週末とか学校が休みの時には仕事を手伝ってくれるか
バイト代は将来ー大学へ入る時の足しにするんだ
その条件でよければー


イネズもOKを出し 
ばかりかイネズもフードトラックを手伝っている
外にはいっぱいのお客さん


でも ある人物に目を留めてイネズは「あなたには売らない」と言います

それはカールの料理を酷評した人間ラムジーでした

ラムジーはカールに外で話せないかと声をかけ
出てきたカールに
本当は彼の料理が好きだったこと
なのに期待した料理が店で出てこないことへ失望していたことなどを話します

カールは何事も口出ししてくる自分の経験ばかりを押しつけてくる店のオーナーの為に 存分にその腕を振るえずにいたのです


カールが今 作っている料理を食べて美味しくて嬉しかったラムジーは 自分がある店を買ったこと
絶対に口は出さないから そこで料理を作ってほしいと思っていることを話しました
考えてみてほしいと


それから半年後 新しい店が開店し 店のテーブルには美味しそうな料理が並びます
パーシーも料理を出すのを手伝い カールは笑顔でイネズと踊っています


絵に描いたようなハッピーエンドですが あの楽しそうなフードトラックでの販売終了はかなり残念

トラックを手に入れたマイアミからカリフォルニアへのサンドイッチを売りながらの男三人の旅はとても楽しそうでした

カールが相棒だからと話す気の良いマーティン 
重たい設備をトラックに運び入れるところでは 男達に手伝ってくれたら美味しいサンドイッチを喰わせるからと人手確保
現地の言葉も話せ なんて「お役に立ってくれるお方」かと


これは父親と息子だから いいな
娘だったら ちと面倒?!だったかもと

夜の風景 父と息子の会話
流れる音楽も心地よい映画でした

「ダンディー少佐」(1965年 アメリカ映画) サム・ペキンパー監督

2018-03-08 14:44:49 | 映画
青年将校の語りで展開していく
チャリパ率いるアパッチの為に騎兵隊の中隊が全滅
その討伐の為にダンディー少佐(チャールトン・ヘストン)は志願兵を集めるがーそれは何処かはみだし者ばかり

副官にとかつての親友タイリーン大尉(リチャード・ハリス)を

時は1864年 南北戦争の最中

ダンデイー少佐は北軍でタイリーン大尉は南軍で現在は北軍の捕虜

二人の間には行き違いがあり それはことあるごとに顔を出す
部下の為にも自分を抑えるタイリーンだが・・・

南部は女性を敬う ちょっと貴族のようで伊達男的な面もあり かつ優雅

それをダンディー少佐は「成れもしない大地主の夢を見てー」などと揶揄することもある
北軍はヤンキー 南軍の南部の上流階級の人間にくらべれば・・・些かガサツ

ダンディー中佐は軍人として戦うことには優れているかもしれないが 人間としてはどうかーと思えるところもあり

軍規に厳しいところも揉め事の因(もと)となるようなところもみられる
穏便に片付けることができない不器用さ

意識していないが「戦うことに疲れている」気配もある
経験は豊富なのだが

北軍と南軍と張り合いながら 軍人以外でも個人の理由がありアパッチ討伐に参加している人間もいる

頼れる斥候サミュエル(ジェームズ・コバーン)

それぞれ個性的で曲者ぞろいの寄せ集め部隊は それでも進軍していき
フランス軍が略奪し疲弊している村で フランス軍を追い払い村人に食糧を求めるが
 既にフランス軍に略奪されつくしており 逆に食料を提供することに

そこにいた未亡人の女性テレサ(センター・バーガ―)をレディとして扱うタイリーン

テレサは無骨なダンディー少佐にひかれているように見えるのだった


兵士達は食料を喜んだ村人たちに歓迎され 束の間のかりそめの恋に似た気持ちを味わう者も

楽しい憩の時はすぐに終わり 彼等は村を離れるが南軍の兵であるハドリー(ウォーレン・オーツ)が三日分の食料などを持って脱走

追手に連れ戻されたハドリーは命乞いをするも軍規に従いダンディー少佐は銃殺を命じる
北軍には殺させないとタイリーンが撃つが


連行されるハドリーについて一行に加わる形となったテレサ

彼女はダンディー少佐と水浴び中にアパッチに襲われ ダンディー少佐は負傷する
タイリーンがアパッチは追い払ったが

負傷したダンディー少佐は隊を離れ治療を受けることとなり 彼を案じて追ったテレサは彼が他の女性を一緒にいるところを見てしまう


これからの一生をとも思っていたテレサ
その時その場にいる手近な女で男の欲望を満足させる生活で生きて来たダンディー少佐
決してテレサのことを思っていないのではないがー

明日をも知れぬ命・・・・・
テレサは心に傷を受けて去り解放自由軍に加わることに

テレサに去られたダンディー少佐は傷の痛みを紛らす為もあり酒におぼれる

連れ戻しに来たタイリーンと殴り合いの喧嘩を始める始末


(指揮官としての責任は!? あかんでしょうーしっかりしなさいよーなんて思いますが)


その後 アパッチと戦い任務を果たして 帰ろうとすると今度はフランス軍が川岸にいてまたもや戦うことに

川の中で奪われた国旗を奪い返したタイリーンですが撃たれます
死を覚悟したタイリーンは国旗を味方(確かダンディー中佐)にたくしてフランス軍を追いかけ 単身フランス軍の真っただ中へ壮絶な戦死を遂げます


多くの犠牲を出しながらダンディー中佐は部下を率いて帰還するのでした


なんか映画の途中で崩れたダンディー中佐
戦いの場で復活ー
荒くれ男・・・でも決してヒーロー(英雄)ではないな むしろ欠点だらけじゃん


それでも登場人物それぞれの個性が楽しめます

青年将校の語りが映画を引き締めています



この映画の紹介で良いなと思ったブログさんです↓

http://micchii.blog4.fc2.com/blog-entry-624.html

「NEXT」(2007年 アメリカ映画)

2017-12-02 22:01:26 | 映画
NEXT -ネクスト- [Blu-ray]
クリエーター情報なし
ギャガ・コミュニケーションズ



わけありげな男クリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)が写る
彼をずうっと監視ているような女性カリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)
彼女は彼にある疑惑を持っている

フランク・キャデラックと名乗りショーでいかにもインチキっぽいマジックを見せる男
それは実はマジックではなく 彼には未来が判る 予測できるのではないか
これから起きることが見えているのではないかということ


カジノで強盗の今からの振舞が見えて制止しようと動いたクリスは騒動を起こし 追われて車を盗んで逃げる


盗んだ車からカリーはクリスの居場所を突き止める



カリーが来る事を予知能力で見たクリスは 旧知のアーヴ(ピーター・フォーク)に「やはり逃げることにする」と姿を消し
ずうっと気になる頭に浮かぶ「見える」女性に出会いたくて 会えるはずの店へ行く

リズ・クーパー(ジェシカ・ピール)彼女はつきまとうストーカー男ケンダルに悩まされていた

リズと知り合いたくて わざとケンダルに殴られるクリス

未来がわかる能力をおおいに使ってリズの恋人になれたクリス


{だがー未来が見える男クリスが自分達の計画の邪魔になるのではとロシアから核弾頭を盗んだ一味が彼を狙っていました

カリーはクリスに盗まれた核弾頭を見つける協力をしてほしいんですがー



クリスは未来が見える能力ゆえに これまでの人生「協力してくれ」と言われることが多く ずうっと辛い思いを味わってきました

自分を追いかける人間達から逃げようと思いますが 
結果カリーに協力を強要され

クリスの逃亡に手を貸したリズは悪い組織にさらわれて

バン!核弾頭は爆発し全て滅ぶ最悪の結果になるー}


リズと一緒に眠るベッドで 最悪の未来を見てしまったクリスはカリーに協力することを決意します

愛する女性の命が奪われないように



とっころで 私がこの女優さん綺麗~~~と思ったのは
映画の冒頭近く 楽屋で鏡を見ながら着ている衣装の胸元などなおす金髪女性

この方が今後かかわってくるのかと期待したら この場面だけの出演でした
名前も分かりません
とっても残念^^;



私の説明ではストーリー わかりにくいと思います

詳しいサイトさん↓

http://eiga-watch.com/next/

http://hm-hm.net/sf/next%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%88


「刑事コロンボ」のコロンボ役のピーター・フォークさんが いい味わいをだしています
フォーク氏が出演されておられているところまでは わくわく
これからどんなに面白くなるのだろうと期待して観てました

クリスの芸名フランク・キャデラックは クリスが好きな二つのもの
怪物を意味するフランケンシュタイン
そして車のキャデラックを組み合わせたのだそうです



「ポンペイ」(2014年 アメリカ映画)

2017-11-22 13:53:08 | 映画
監督 ポール・W・S・アンダーソン

主演 キット・ハリントン

幼いマイロの前でケルト人達はローマ人に皆殺しにされた
マイロは死体のふりをして命を拾う

ローマ人の姿が消えてから夥しい死体の下から這い出したマイロが目にしたのは・・・吊るされた死体

しかし彼も人買いに捕まりー剣闘士として闘いに勝つことで生きのび育つ
奴隷のマイロを所有する人間に連れられて興行でポンペイへ向かう旅の途中
馬に詳しいマイロ(キット・ハリントン)はローマからポンペイに戻る美しい娘カッシア(エミリー・ブラウニング)と出会う
マイロは苦しむ助かりようのない馬を殺した
野蛮なーと眉をひそめる人間も多い中 彼女は彼がこれ以上 馬を苦しませない為に殺したと その優しさと賢さに気付いていた
カッシアはローマで権力持つ嫌な男コルヴス(キーファー・サザーランド)に迫られ避ける帰郷でもあったが
ローマ帝国の元老院議員であることを鼻にかけるコルヴスはしつこく彼女を追いかけてきていた

戦勝を重ねて自由の身になれる日も近い剣闘士アティカス(アドヴェール・アキノエ=アグバエ)は日々の中でマイロに眼をかけ気にするようになり 諍いの中 マイロが彼に恨み持つ男に刺されそうになるところも邪魔してやる

誰にも心許さないマイロだったが いつしかアティカスとは通じ合うものを感じるようになり 彼から教わることも多かった

権力を使いカッシアに近づこうとするコルヴス

カッシアとマイロは愛し合うようになるも それをコルヴスは許さない

立場を利用し卑劣な手段使うとことん嫌な男のコルヴス


コルヴスの腹心のマルクスと戦うマイロ
ローマ兵であることを鼻にかける一応は強いマルクス
闘技場でのその戦いの中遂に火山が爆発する
荒れる大地
荒れ始める海
人々は船で逃げようと港へ向かう

閉じ込められていた剣闘士たちも

地揺れと飛び来る火(溶岩)により重傷を負ったカッシアの両親
恨み重なるコルヴスを殺そうとしたカッシアの父親は逆に殺される

部下を連れてローマへ戻ろうとするコルヴス

マイロは息も絶え絶えなカッシアの母親から「娘を助けて」と 彼女が噴火した火山の中腹にある山荘にいると教えられる

一緒に行くという男気のあるアティカスに やっと自由の身になったのだ 逃げてほしいと言うマイロ
アティカスは港で待つーと港に向かうも

地震の為の津波が港へ襲い掛かってきていた

山からは溶岩
海からは巨大な波
船は沈み
逆流し街へと襲い掛かる

人々は崩れる建物にも潰され死んでいく

離れ離れになった母と娘
その娘を救出してやる心優しいアティカス


山荘へ向かったマイロはカッシアを見つけるが彼女についていてくれた女性は・・・崩れる大地に呑みこまれた

マイロとカッシアは港へ向かい港から引き返してきたアティカスと出会い 早く逃げる為に馬を連れに闘技場へ戻るが
カッシアはしつこいコルヴスに連れていかれる

マイロの首を持ってきた人間に高額な賞金を与えると部下をけしかけ逃亡のコルヴス
あっという間に有象無象のローマ兵達を倒すマイロとアティカスだが そこそこ強いマルクスが立ちはだかる
自分が引き受けると言ってくれるアティカス


馬でカッシアを追うマイロ

くくられた両手をどうにか自由にしたカッシアは馬車を止めようとコルヴスの邪魔をする

馬車横転

追いついたマイロとコルヴスの争い

コルヴスはケルト人の仇でもある

コルヴスの背後に迫る溶岩流を見たマイロは「我々の神がお前を裁く」とコルヴスを置き去りにする

多くの人間の命を奪ったこの卑劣な好色男は「待て 置いていくな」と叫ぶも襲い掛かる炎に包まれた
(ここは ザマーミロ!とっとと死ね!と思う場面・笑)


一方 闘技場で辛くもマルクスを倒したアティカスだが 戦いの間に脚を斬られており もう余り動けない
そこへ流れてくる火砕流
自由の身を誇りつつ 彼はのまれてしまった

(死んじゃあいけないお人だよ 貴方はーと思うのでした)


そして馬で逃げていたマイロとカッシアも・・・襲い掛かる火砕流に
マイロは言う 二人では馬がはやく走れない 君一人で逃げろ 君だけでも助かってほしい

けれどカッシアは馬を追い払い 彼と死ぬことを選んだ
一人生き残っても何になるだろう
両親も死んでしまった もう誰もいない

迫って来る炎
マイロはカッシアに言う
「見るな・・・俺を見ろ 俺だけを」
抱き合い接吻を続ける二人
間もなく流れる炎がその姿に襲い掛かる


灰色の石像のような抱き合ったままの二人の姿は永遠に残る



最後は皆死ぬと知って観た映画なので・・・
みんな死んじゃうんだよなと思って観てました

史実はともかく・・勝手な願いですが・・・誰かは生き残ってほしいですもん




この映画について詳しい情報あるサイトさん↓

http://eiga-watch.com/pompeii/


https://www.sekainorekisi.com/%E3%83%9D%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%82%A4%E6%98%A0%E7%94%BB/



「龍三と七人の子分たち」 (2015年 日本映画)

2017-10-17 12:42:24 | 映画
龍三と七人の子分たち [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル



息子一家が息子の妻の実家へ出かけ 留守番を言われる龍三おじいちゃん(藤竜也)
彼は元組長 昔気質のやくざさんでした
でも時代は変わる
それなりに生きていくしかない

オレオレ詐欺にひっかかりそうにもなりますが お金を受け取りにきた受け子は龍三と居合わせた龍三の友人でかつての若頭マサ(近藤正臣)の会話などに腰が引け 指をつめようとした龍三の姿に逃げ出します

龍三とマサは食事に入った店で 次に入って来る客が何を注文するかを賭けたり
その客が自分の予想と違うものを頼むと 文句をつけたりして まあ滅茶苦茶です


一方 街では京浜連合という西(安田顕)を代表とするろくでもない組織がはばをきかせていた

息子の留守にかつての仲間を家にあげていたことから 息子に出ていくように言われた龍三はマサの家へ

あいつらは元気にしてるかーと昔馴染みに声かけ集まったがーそれぞれ年を取り入院している者
孫娘にも迷惑かけている者

龍三たちは 京浜連合と対立するようになり 龍三の仲間はばかりのモキチ(中尾彬)の孫娘(清水富美加)は京浜連合の下っ端と付き合っていたが
その下っ端へ西は命じた その孫娘をさらってこいと
それが嫌な下っ端はモキチへ相談
怒ったモキチは京浜連合へ殴り込み 逆に捕まり西に殺された

モキチの死に龍三たちは京浜連合への報復を決行

飛行機で突っ込むと言う神風のヤス(小野寺昭)はセスナをかっぱらい操縦するも 気持ちが燃えすぎて京浜連合のあるビルへ突っ込む前に海が見たいと通過し米軍の母艦に興奮し着陸したそうな
ー既に当初の目的を忘れている  ああ かつての殿下(by「太陽にほえろ」)が~~~~~・爆ー


モキチの死体も連れて京浜連合のあるビルへ霊柩車で乗り込む龍三たち
彼等の攻撃に西らも応戦するも勢いに負けて逃げ出す

逃げ出した西らの車を今度はバスジャックして追いかける龍三たち

バスにはパチンコ屋で龍三に玉とはじく台を譲ってもらいながら自分がフィーバーすると龍三へは玉を渡さずもめた京浜連合の下っ端の徳永(下条アトム)も乗っており 龍三たちの姿にこそこそ隠れる

こうしてみると京浜連合ってかなりへたれな情けない連中ばっかなのだがー
街中 車とバスの追っかけっこ(カー・ラリーとは言い難い・笑)
その末にUターンして逃げようとした西らの乗る車とバスが正面衝突
バスを降りて来た龍三たちに京浜連合の面々はボコられ そこへ龍三とも縁ある村上刑事(ビートたけし)ら警察が現れ全員逮捕
西たち京浜連合の面々は老人らに仕掛けたオレオレ詐欺などの犯罪もあり逮捕される


龍三に向かって 今度娑婆に出てきたら自分を組長にしてくれと言うマサ
(マサには若頭で組長になれなかったコンプレックス 心の傷があったのだとか)
出てくる前には みんなくたばっていると答える龍三



ごちゃやるじいさんズに あんたらめっちゃくちゃ みんなアホやあと笑える場面あり
龍三のことを迷惑かけられてばかりと文句言いつつ 孫むすこがじいちゃんがいないのを寂しがっていると電話で言う息子(勝村政信)
ごちゃな困りもののオヤジを心から嫌っているのではないとわかる

京浜連合への殴り込み前に 縁きりの電話をかける龍三の表情には ちゃんと家族を思うおじいちゃんの表情も


キャバクラのママ役の萬田久子も色っぽさの名残りを見せて達者です


時代からはじかれつつ それなりの仁義を通そうとした 最後のひと暴れを試みた男達
憎めない彼等は滅びゆく者達
仁義を切れる仁義を通すヤクザ者など 映画の中でも存在できない・・・
そんな時代になりつつあります

喫煙すら「悪」と肩見せまい時代でもありますし

「リベンジ・マッチ」(アメリカ映画 2013年)

2017-10-14 10:31:38 | 映画
リベンジ・マッチ ブルーレイ&DVD セット (【初回限定生産/2枚組/デジタルコピー付) [Blu-ray]
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30年前は1勝1敗で勝負つかず3戦目は行われなかった1980年代に全盛期だった二人のライトヘビー級の世界チャンピオン
レーザーことヘンリー・シャープ(シルベスター・スタローン)とキッドことビリー・マクドネン(ロバート・デニーロ)

彼等には個人的ないざこざもあった
レーザーの愛する女性サリー・ローズ(キム・ベイシンガー)が事もあろうにビリーと寝たのだ
それが許せずーなんで よりにもよってアイツなんだー二人は破局
しかもこの情事でサリーはビリーの子供を妊娠
産まれた息子を一人で育ててきた

試合に熱中するレーザー
サリーは寂しかった 訪ねた場所には折あしくレーザーの恋人のように振る舞う女性が居て
それはレーザーの知らないことだったのだがー
それでサリーは自分もレイザーを傷つけようとあてつけでビリーを選び節操なしのビリーは誘惑に乗った


それから30年ーこの二人の試合を当時企画していた男の息子ダンテ・スレートJr(ケヴィン・ハート)が当時行われなかった3戦目をやろうと

その前のレーザーとビリーの再会はひどい喧嘩となりカタをつけようじゃないかと

30年前レーザーがボクシングを辞めたのには片目が見えなくなったからで 今は造船所で働く彼は試合を断ります
ところが不況のあおりをくい 一人暮らしのレーザーは会社をクビになりました

他にも色々ありレーザーは一度は試合を受けますが

サリーとの再会 互いの誤解が解けての仲直り
レーザーの目の状態を知ったサリーは試合を止めるように言います


いい加減でどうしようもない女好きなのに仕事は成功し羽振りの良いビリーですが・・・素行不良のこの男は幸せではありませんでした
息子について書かれた記事を集めたりしてスクラップブック作るほど 本当は息子が気になって愛してて自慢でもあるのに
その愛情を素直に表現できません

息子からは人として呆れられています
サリーは息子のBJが大きくなるまでビリーが父親だとは教えていませんでしたが

せっかく任された孫との時間も女性とのお遊びに走り その車を孫が動かし あわや事故寸前に
BJはビリーから離れていってしまいます

しかしレーザーがサリーの家を訪ねると居合わせたBJは複雑ながらも好意的です
「よりを戻して(母親が)幸せそうだ」と喜んでいます
BJは良い人間なのです
レーザーが実の父親ならどれだけ幸せだったでしょう

一度は受けた試合に出ないことにしたレーザー
それをビリーは怒り レーザーの家の窓へ石を投げ込みます
そこでサリーが一緒にいて


レーザーには愛する女性がいる
けれどビリーには 確かにお金はあるけれど 人として幸福なものは何もありません

サリーとの時間を大切にしようと決意していたレーザーですが 造船所で働いていた仲間が自分に託している夢
他にもあれこれ思うところあり 再び試合に出ることを決心
片目での試合は不利ですが父親のようにも思う男(アラン・アーキン)にセコンドについてもらい頑張ります

ビリーもまたBJに集めたスクラップブックと孫へのお菓子を渡します
ビリーが信用できるのは息子だけ
BJはその思いを受けてセコンドになることを引き受けます
彼もボクシング経験がありました


始まった試合
闘ううちに認め合う気持ちが芽生え

互いに譲れぬ気持ちもあり

ビリーはレーザーが目に故障がありながら試合を引き受けたことを知ります
BJは言いました せめて正々堂々と正面から打ち合ってくれ


勝ちたかったビリー

自分からは見えないことを言わなかったレーザー


勝つことよりも欲しかったのは息子からの尊敬

試合の結果は
レーザーの判定勝ち


ーここまで かなりの名場面や 本当は書きたいやりとりを省いています
映画はやっぱり観なきゃーと思うのでー


若い頃のシルベスター・スタローンの写真をダーツの的にしてあったり 生意気な選手を一撃で沈めたり

おお♪とウケたり笑ったりしてしまう場面がいっぱいあります
泣かせるやりとりも



映画が本編としては終了したあとダンテJrはこれで味をしめたのか タイソンとホリーフィールドを口説いています
ーあのタイソンが相手の耳たぶ食いちぎった因縁試合ー
再試合をやらないかと 最初は断られ続けますが ある条件でOKを引き出します

スタローンは「ロッキー」
デニーロには「レイジング・ブル」というボクシングを扱った主演映画あり
この二つの映画を観てから この映画を観ると面白さが増すかと思います
二人の俳優の上を過ぎていった年月もこの映画の味わいとなっていますので



「大冒険」(1965年 日本映画)

2017-10-03 15:24:21 | 映画
クレージーキャッツ結成10周年記念映画 大冒険 [DVD]
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東宝



NHKで植木等さんを扱ったドラマ「のぼせもん」が放送中ですが BSプレミアムでこのドラマでもエピソードとして使用された映画の放送がありました
この「大冒険」です

Wikipedeiaよりコピーです↓

{土曜ドラマ「植木等とのぼせもん」の第4回で本作のビルの屋上で悪人と対峙するシーンが再現された。しかし、劇中ではビルの間を植木がロープで渡るシーンに変えられ小松政夫が執行にリテイクを繰り返す古澤監督に抗議していると植木が誤って落下し腰を打つという本作の落馬のエピソードを取り入れた内容になっていた}



クレイジーキャッツ結成10周年の映画とか

植松唯人(植木等)は「遺憾に存じます」と暮らす部屋の中で 我が身の上の現在を歌っています

部屋の棚の棒を利用した体操選手のような動きもしながら
そこへ爆発音して壁壊れ その穴から現れるのは隣室の谷井啓介(谷啓)
瞬間炊飯器を作るのに失敗したと
発明家もどきみたいな設定で 植松は谷井が何かの発明に成功したらそれを利用して大金持ちになどとも
植松は谷井の妹の悦子(団令子)が好きだが 彼女には外車で迎えに来るボーイフレンドの石崎(安田伸)がいる

ところがこの石崎は食わせ物

石崎が植松に寄越した紙幣が偽札であることが 谷井の作った装置で分かる

石崎につながる森垣(越路吹雪)もある陰謀の一味

偽札から植松に目を付けた警察(ハナ肇 犬塚弘)は植松を追うが

偽紙幣を作り世界を混乱させようとする一味に悦子がさらわれ
谷井は悦子のコンパクトに仕掛けた追跡機械で行方を捜す

悪人一味からと警察から追われる植松は逃げて逃げて逃げまくる

馬に乗って汽車を追いかけ汽車に乗る西部劇もどきな場面もあります

山羊を積んだ車の荷台に乗ったり 警察と悪人一味の車に両方向から追いかけられて挟み撃ち
しかも反対側は崖
植松さん 危機の連続です

悪人一味は倉庫の下に迎えに来た潜水艦で逃亡し無人島へ

悦子を助けようと植松と谷井も潜水艦に乗り込みますが 人間魚雷にして処刑すると
そこはからくも反撃 逃亡を図る三人ですが


ミサイルの発射装置を見つけます

再び捕まる3人

と軍人達が集まる先にいたのはー年取ったヒトラー

20年 世界への反撃を待っていたヒトラー


偽札で世界の経済を混乱させようとしていた一味ですが それを邪魔したのは偽札を見抜いた植松
怒りのヒトラーは彼等3人への死刑を宣告

無人島にて銃口に囲まれ 3人の命は風前の灯


そこへ日米合同にて偽札を作る組織を攻撃


ヒトラーは世界の首都を狙うミサイルを発射する

植松ら3人は警察のヘリに救われ 島を脱出


ヒトラーの発射したミサイルは その前に谷井が装置をいじり向かう先を変えていたので
Uターンしてヒトラーのいる島を攻撃


植松は悦子と結婚式をあげます

その場で歌うはクレイジーキャッツ(二役です)


特技監督として円谷英二さん

だからゴジラが出てもおかしくないんじゃーって思うような場面もあります
戦争映画から拝借したらしい場面も



全体として のどかで楽しい娯楽映画です

ザ・ピーナツも出演しているので 「シャボン玉ホリデー」などの番組も懐かしく思い出されました

おとぎ話からの映画二つ

2017-07-03 21:35:10 | 映画
「白雪姫と鏡の女王」(2012年 アメリカ映画)
世界で一番の美女に求婚した王は森へ行き行方不明となってしまった
娘の為に母親が必要だと思ったことが再婚の動機だったはずなのに
白雪姫(リリー・コリンズ)は美しく育つ
継母の女王(ジュリア・ロバーツ)は財産狙いでアルコット王子(アーミー・ハマー)との再婚(実に6回目の結婚になるそうだ)を企んでいた

白雪姫と王子がいい雰囲気になると邪魔になった白雪姫を森で殺させようとする
しかし姫を殺せず逃げるように言った

姫は小人達と出会い戦い方も学んだ

王子は仔犬用の惚れ薬を飲ませられたり 結構散々

王子 バカなのかーと思ってしまう


行方不明の白雪姫の父親も生きてて

白雪姫は王子と結婚しハッピーエンドですが この白雪姫
最後に少し毒を見せます

老婆の姿で毒林檎を与えようとした継母に「お年寄りから食べて下さい」と毒林檎を食べるように強いるのです



「シンデレラ」(2015年アメリカ映画)

亡き母親に似て美しく育ちつつあるエラ(リリー・ジェイムズ)
だが父親が再婚したトレメイン夫人(ケイト・ブランシェット)とその二人の娘は性格が悪かった

言葉巧みにどんどん辛い生活に追いやられるエラ
継母と二人の連れ子たちはエラの優しさにつけこみ自分達だけが贅沢をするのだ
屋根裏部屋で暮らし使用人としての扱いを受けるエラ
余りの仕打ちに泣いて森へむかったエラは 追われる鹿と出会い逃げるように言って
出会ったキットと名乗る青年に鹿を狩りの獲物にしないように頼む

エラの姿と言動にも魅せられたキットは実はこの国の王子だった

妻にするには王女でなければと言われるも王子の心にはエラの面影が

ーもう一度 あの娘に会いたいー

若い娘を招待する舞踏会がお城で開かれるが継母たちのせいでエラは行けない

哀しくて泣くしかないエラ

そこへミルクか何かをーと老婆が現れた

老婆はどうして泣いているのかエラに尋ねる

実は老婆はエラの母親が生前話していたフェアリー・ゴッドマザー(ヘレン・ボナム・カーター)
魔法でエラをお城の舞踏会へ

エラを見つけた王子は喜ぶ
人々の注目を浴びて踊る王子とエラ

エラの正体は知らず悔しがる継母と二人の姉と

真夜中が近付き魔法がとける前にと王子の前から逃げ出すエラ
逃げる途中 国王と出会い 王子が父親思いで立派な人間ーと言うエラ

王子は追いかけるけれど

追手もかかるけれど

エラ かろうじてお城から出ます

帰途で魔法は解けてしまい雨の中を歩いて家へ
そこへ お城から継母と二人の姉が帰ってきます

王子様の手にはエラの足から脱げたガラスの靴

病気の国王は「愛する相手と結婚」するように言い残して亡くなりました

王子はガラスの靴が合う娘と結婚すると その命を受けて国中を捜すことに

でも大公は王女との政略結婚がいいと考えているから乗り気ではありません
娘が見つからないほうがいいのです

屋根裏部屋でエラは歌っています

エラの友達とするネズミたちが窓を開けて その声は靴が合う娘を捜しに来ていた一行の耳に届きました

娘などいないととぼけようとする継母ですがー
帰ろうとする大公
でも兵のふりをして王子が一行の中におりました
王子に忠実な者が遂に屋根裏部屋でエラを見つけます
まだ妨害しようとする継母ですがー

エラを見つけた王子は エラが何者であってもかまわないーと
ガラスの靴はエラにぴったり

亡くなった母の言葉 優しさと勇気を失わないで忘れないで生きた娘は とうとう幸せになりました
エラは王子と共に家を出て行く時に継母に言います「あなたを許します」


国王と王妃となった二人は国をよく治めたということです
などと めでたしめでたしで終るのでした

エラ役のリリー・ジェイムズがとても美しいです


「K-9 友情に輝く星」 (1989年 アメリカ映画)

2017-07-03 20:28:24 | 映画
K-9/友情に輝く星 [DVD]
クリエーター情報なし
ジェネオン・ユニバーサル


タイトルのK-9とは警察犬課がK-9課と呼ばれることからーのようです

相棒を受け入れない一匹狼の刑事マイク・ドゥーリー(ジェームズ・ベルーシー)は勝手な行動が多すぎて上司とも恋人のトレイシー(メル・ハリス)ともうまくいっていない

2年間追いかけているのは麻薬の密売人ライマン

かたや警察犬なのに人間嫌いで凶暴らしいジャーマン・シェパードのジェリー
人間とはコンビを組めないマイクはジェリーと一緒に行動することになるも どちらも性格に問題あり
最初はうまくいかない

とっころが偽情報をつかまされたマイクが新たな情報を得ようと出向いたバーでマイクは殺し屋に襲われる

ここで♪ジェリーが大活躍
敵を撃退 男性の大切な股間に食らいついて威嚇(グッジョブです ジェリー!)
形勢逆転「二度と女が抱けない体になりたいか」とマイク

連れ帰ったジェリーをトレイシーは気に入り 美人が好きらしいジェリーもマイクの言うことよりもトレイシーの言うことを聞くというお茶目さを見せる
せめて夜の生活は邪魔されたくないマイクなんだけどね

白いメスのプードルに惚れての騒動も起こすジェリー

それでも一人と一頭との捜査は進み 追われるライマンはマイクを危険に感じてトレイシーを人質にとる

話を聞いてくれない上司
ジェリーとの連携で自由を取り戻すマイクはトレイシー救出に向かう

主にジェリーの活躍で麻薬を運ぶ車を奪うことに成功

その麻薬とトレイシーの交換をマイクは切り出す
銃撃戦となりヘリに向かい逃げ出すライマンを力強く駆けて追うジェリー
ライマンに撃たれジェリーが斃れる

怒りに燃えるマイクの撃つ弾がライマンを射抜く

トレイシーとマイクはジェリーを人間の病院に運び マイクは診察を拒否する医師を強引に説得する

マイクの熱意にうたれたか 医師はジェリーの手術を引き受けてくれた

治療を待つ間 マイク「オレ・・・あいつが死んだらどうしていいか」
もうジェリーを人間以上に大切に思っている

その後 手術室から運ばれたジェリーに語り掛けるマイク
マイクはジェリーが助からないかもと思っています
出逢ってからの自分の言動を反省していると言うマイク
ジェリーが掘れたメスのプードルもトレイシーも一緒にラスベガスへ旅行に行こうとも話します

マイクが背中を向けると目を開けて様子を見ているジェリー
マイクが自分の方を向くと目を閉じます

そこへ医師が来て「ここは回復室です」と

ジェリーの意識を取り戻していないふりに気付かされたマイク
「旅行はなしだ」なんて言いますが

助手席にトレイシー
後部座席にはジェリーとジェリーが惚れた白いプードルも
楽しそうに旅しているのでした


もうジェリーが表情豊かで ハンサムで戦う時や犯人を追う時は実に精悍で
しかもユーモアもたっぷり いい顔を見せてくれます
(惚れます!!!!!)

きっと大型犬好きな人間にはたまらない映画かと

こんな相棒 欲しくなる!

ジェリー役の犬は既にこの世を去っておりますが 犬を変えて続編も作られております

繰り返し観たくなる 観た後で幸せな気持ちになれる映画です
そしてジャーマン・シェパードが欲しくなります






「黄金」(1948年 アメリカ映画)

2017-06-29 16:01:28 | 映画
黄金 スペシャル・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント



やってきたアメリカ人をタダ働きさせて騙し賃金は払わずに自分は贅沢をする狡い男がいる
カモにされたドブズ(ハンフリー・ボガード)とカーティン(ティム・ホルト)は力を合わせて狡い男から自分達が貰うべき金を力づくで取り戻す

だが このままでは最低の生活から浮かび上がれない

港町で二人は出会ったハワード(ウォルター・ヒューストン)の話に乗ることにする
一攫千金の夢とは シェラマドレ山中にあるという金の出る鉱山
材料を揃えるに金が足りない
夢を見るにも金が要るのだ
少年が彼らが買ったクジが当たったと知らせる
これで資金はできた


経験豊富なハワードの案内で金を見つけることもできた
一人旅の男・コーディも加わり順調に作業は進むが 山賊が襲ってきた
銃撃戦でコーディは死ぬ
コーディの所持品である彼の妻からの手紙は特にカーティンの心に響く
山から町へ向かう途中 カーティンは採れた金は四等分にしてコーディの遺族へ届けるべきだと言い出し ハワードも賛成する

そこへ息子が溺れて意識を取り戻さない
助けてくれと男達がやって来る
ハワードが男達と行き少年の手当てをすると少年は息を吹き返した
感謝する男達は恩人に居てほしい
礼をさせてくれと

カーティンとドブズの二人で町を目指すことになるが
ドブズは黄金への執着から心が歪みカーティンを撃って独り占めをはかる

カーティンは這って逃げて炭焼きの男達へたどり着く
知らせを受けたハワードが手当てする
ドブズを追いかけることに

今やハワードを聖人と崇める村の男達も一緒に行くと言う

ドブズは山賊に襲われて死んだ
山賊たちは袋の中の金の値打ちに気付けず砂と見間違える
ドブズの履いていたブーツを取り合って揉めたりあさましい
ドブズが連れていたロバを山賊たちは町へ売りに行くが ドブズ達と関わりあった少年が誰のロバであるかにシルシを確認して知る

知らせで山賊たちは処刑された


ドブズを追って町に来たハワードとカーティンと村の男達

強い風にあおられ空になってしまった黄金が入っていた袋があるばかり

金は大地に戻った
神の御業

ハワードは大笑いをし カーティンにも笑うように言う
自分は村の男達と村に戻り崇められて暮らすと言うハワードは カーティンにハワードの分のロバも売った代金で汽車の切符を買い
コーディの家族が暮らす場所で働いてやれ 仕事を手伝ってやるんだと助言する
うなずき笑顔となるカーティン
ハワードとカーティン 二人の男は笑顔で別れていく


「マルタの鷹」と同じく監督はジョン・ヒューストン


この映画の情報あるサイトさん

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91_(1948%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)


http://runsinjirun.seesaa.net/article/169722601.html

「マルタの鷹」 (1941年 アメリカ映画)

2017-06-28 14:43:08 | 映画
マルタの鷹 [DVD]
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ファーストトレーディング



ダシール・ハメット原作「マルタの鷹」の映画化作品

サム・スペード(ハンフリー・ボガード)の相棒の探偵マイルズ・アーチャーが男を尾行していて殺された

実は男を利用する美貌の依頼人

マルタの鷹なる彫像を欲しがり求める男達

警察に殺人容疑をかけられ 探偵事務所に人殺しの若いウィルマーと彼を使うガットマンやガットマンの仲間カイロに乗り込まれたスペードだが
冴える頭脳と度胸で危険な状況を打開し 真実を突き止める

結果 マルタの鷹はガットマンがつかまされたニセモノと分かる


彼等が去った後でスペードは警察に連絡し捕えさせる

スペードに恋を仕掛けた美貌の依頼人にも冷たく正義の言葉を向けて 警察に引き渡すのだった



ー男は相棒を殺されたら 何としても片を付けるものなんだー

自分が欲深いという悪名は事件を解決するため
君は信用ならない女だ

映画のクライマックスからラストまで名言の宝庫みたいなサム・スペード語録

映画も良いですがハメットの原作小説も好きでした
「血の収穫」「デイン家の呪い」


この映画は白黒(モノクロ)作品ですが それがいいんです
なんていえばいいのか
この映画の持つ雰囲気が好きです


参考サイトとして

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%81%AE%E9%B7%B9#.E3.81.82.E3.82.89.E3.81.99.E3.81.98

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%81%AE%E9%B7%B9_(1941%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB)

更に映画の筋も分かりやすい感想サイトさん

http://blog.goo.ne.jp/goo0348_2007/e/1700977bfb17c36c31e5f8ca84708426

https://www.cinematoday.jp/news/N0071494



ハンフリー・ボガード
端正でも美形でもないけれど・・・・・何でしょう  この頼りたくなる・・・頼れる 頼りたい男って雰囲気は

奥様は女優のローレン・バコール
魅惑的な青い瞳の持ち主でした