「金山海鮮酒家」 Kam Shan Seafood Restaurant
油麻地に移動。
「シンフォニー・オブ・ライツ」のあとなので、九龍側で遅くまで営業しているお店を選びたい。
数軒の候補の中から選んだのは、海鮮がいただける当店。
店先にいる白シャツに黒ズボンの男衆は店のスタッフさんなのかしら。
気になるところでありましたが、かまわず入店。
前回せっかく人気の「東寶小館」さんに入れたのに、組み立てを誤り、海鮮を食べ損ねた私たち。
今夜こそ、この恥辱に一矢報いたい。
当店で案内されたテーブル席はどんづまりで位置的に良いとは言い難いのですが
席を担当してくれたおじさん(やはり白シャツに黒ズボンだ!)が、メニュー選びの相談にも
のってくれるし、とても親切なので助かりました。
というのも渡されたメニューに日本語説明なし。
写真がついてるものはイメージできて助かるんですけどね。
まずは啤酒HK$22×3な私たち。
お通しになるのかしら、塩ピーナッツも出てきました。
また、クロスの敷かれた卓上には調味料や各自に食器類と使い捨て紙おしぼりが
セットされ手抜かりなし!
(先生:イメージ) 椒鹽尿蝦、食べてくださいね~。
「尿蝦」は海水から上げるとオシッコのように水を飛ばすので、その名がついてます~。
(みに:イメージ) 「有乜嘢好介紹?」(おすすめありますか?)
おじさん推しは、先生からも香港で食べて欲しいとアドバイスを受けたアノ料理。
不慣れな私たちにテーブルまで見せに来てくれました。1匹HK$75なんですって。
椒鹽焗尿蝦HK$75×2
サーブ時にはフィンガーボウルもセット。大きなハサミも同行してきました。
(ノブロー) おお!なかなか立派なおしっこエビ(尿蝦)だで。
椒鹽焗尿蝦はかりっと揚げたシャコをニンニク、塩、胡椒で調味したもの。
食べ方がわからないだろうと、おじさんの指導付き。
箸を身と殻の間に突き刺し、左右に開くようにして剥がし、脚はハサミで
ちょんちょんと切り落とします。
すこぶる肉厚で、美味しい~!
新鮮な素材の持ち味が生かされる料理ですが、皿に残ったぱらぱらなガーリック
たちも旨いのだ。これを肴にビールが飲めちゃうよ。
お替わりしたいぐらい美味しい料理ですが、せっかくなので他のオススメも食べてみたい。
豉椒秘醤炒聖子王HK$128
食べやすく切ったマテ貝を豆鼓やニンニクを効かせて炒めたもの。
ちょっぴり甘めな仕上がりですから、ご飯との相性も良さそう。
上湯浸時蔬HK$68
野菜も食べないと――。
おじさんが厨房に聞いてくれたけれど、この日、芥蘭も豆苗も完売(涙)。
菠菜(ほうれん草)と皮蛋でどう?(おそらくそう言っているのだろうと推測)
と出してくれたのがこちら。揚げニンニクがまるっと入って全体のボリュームも凄いので
不覚にもお腹が一杯になってしまいました。
お茶は着座時に準備してくれてたけれど、私たちが啤酒を飲んでいたため、
最初のものを捨て、新しく湯を注ぎ、入れなおしてくれたし、
最後は温かいデザート(緑豆糖水)のサービスも。
紙おしぼりも何度も変えてくれるし、至れり尽くせりでしたよ。
お会計はテーブルチェックにて。
埋單は、約1人当たり、HK$238
おじさんのサービスに感謝感激。楽しい夕飯になりました。
希望した椒鹽尿蝦を食べれて、すっかりご機嫌になった寝太郎さんは
チップをはずんでいたようでしたよ。
金山海鮮酒家 Kam Shan Seafood Restaurant
油麻地吳松街62-68號地下
TEL 852-2332-7366
営業時間 月~日:17:00-03:00
Kam Shan Seafood Restaurant Kowloon (広東料理 / 佐敦 ジョーダン)