みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

ブルーパパイヤ(BLUE PAPAYA) 神田

2014-08-31 | エスニック・タイ料理インド料理・カレー

タイ料理・タイカフェ「BLUE PAPAYA」(ブルーパパイヤ)

場所は、神田駅東口よりすぐ。

盛夏の頃。ぴりっとした刺激を求め、友人との会食でタイ料理を食べようということになった。

週末ということもあり、1軒目に電話をした店は時間制。

当店は神田という場所柄が影響するのか、時間制の話はなかった。

店内は分煙されていて、利用は入口より左手の禁煙側の2人掛けテーブル席。

カウンター席もあるから、気軽に一人飯で寄れそうだ。

卓上には3種類の調味料(粉唐辛子、刻んだ唐辛子が入ったナンプラーと酢)が置かれている。

ナンプラー大好き。たまにタイ料理がたべたくなるのは、このせいかもしれない。

ソムタム(パパイヤのサラダ)@800

脇にはキャベツ。上には、赤い干しエビがのって、小さな山を形成。

箸をつけると、あれ?意外と辛くない。

サイグロークイサーン(イサーンソーセージ)@700

ねっちりとしてスパイシーなソーセージをつまみながら、生姜をバリボリ。酒に合う。

脇には、キャベツ、ピーナッツ、そして……

(レンタロー) おもちゃみてえな、小さくて、綺麗な色のあるな。これ唐辛子だべか?

(みに) レンちゃん、ダメ!それ、危険!!

私もあまりに可愛らしいので、大したことはないだろうと、勢いよくかじったら、

口の中が大変なことになった(@Д@;

トムヤムクンスープ(海老の酸っぱ辛いスープ)@900

確かに、酸っぱ辛さはあるけれど、控え目。もっとパンチが欲しかったな(-ω-)

ガイパッドペッド(鶏肉の辛味炒め)@650 

こちらの方が辛いけれど、食べやすい。

タイ料理のベースはしっかりしていると思うので、不足はありませんが、

日本人向けに辛さや味を調整しているのかも。どれも優しい味わいだ。

客側からのリクエストがない限り、総じてこの傾向かと思う。

 

アサヒ(スーパードライ)生ビール(グラス)@450、シラー(赤)@3,000ほか、

グラスワイン数杯のお替わりを含め

Hand01 お会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)。

手頃なお値段でタイ料理が楽しめるし、この日がたまたまかもしれませんが、

空いていたので穴場的な感じもする。気軽に楽しめて、普段使いに良い。


ブルーパパイヤ (BLUE PAPAYA)

東京都千代田区鍛冶町2-8-1 平野ビル1F

TEL      03-3255-8814

営業時間/11:00~22:30

定休日   日曜・祝祭日

※タイ料理満足度数は、3.5~5.0

ブルーパパイヤタイ料理 / 神田駅新日本橋駅岩本町駅

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中国料理 煌蘭(コウラン) 川崎店

2014-08-30 | 中国料理全般

中国料理 「煌蘭」(コウラン) 川崎店。

最寄り駅は、JR川崎駅東口。さいか屋川崎8F。

※老舗百貨店「さいか屋」さんは、2015年5月末で閉店するそうです。

HPによると当店は、レストランを運営する株式会社コミュニティフーズの経営で、

百貨店内のエスカレーターを8階で降りて、すぐ右手に出店している。

店内奥に続く廊下を歩くと、正面に待機しているスタッフさんから

「いらっしゃいませ」と声掛けを受ける。

1人の旨を伝え案内されたのは、左手に曲がりすぐ右の、扉のある部屋。

「天水」といった札がついていたように思うが、定かではない。

この空間には、円卓や角テーブルが配置され、利用は2人掛けのテーブル席で、

私と同様、一人飯の先客も多く見られた。

「さいか屋」さん自体が古いこともあり、天井は低く、構造上窓がないので、やや閉塞感を受ける。

また、店内は落ち着いて食事ができるよう、照明の明るさを抑えているのかもしれない。

全体が暗いイメージだ。

しかし、当店を愛して止まぬ、熱烈な常連さんは多い。

私の想像にすぎないが、「さいか屋」さんで買い物をして、当店で昼をいただくのを

日課としている地元の顧客を掴んでいるのだろう。

この日も、並びに座る高齢の一人客それぞれが店の常連さんらしく、スタッフさんと

自然な日常会話を交わしていた。

ビニールクロスをかけた卓上には、醤油、酢、爪楊枝、紙ナプキン。

着座後に、使い捨て紙おしぼり、ロゴ入り箸袋に入った割り箸が置かれ、メニューを渡された。

日替わりやセットでもランチの用意はあるが、単品で注文を済ますと、

次いで、ティーポット(茶葉なし)でジャスミン茶のサービスがあった。

海鮮湯麺(海鮮スープそば)@1,290

受け皿付きでの提供。サーブ時には、白胡椒がセット。

具材は、海老、イカ、ホタテ、タケノコ、干しシイタケ、フクロタケ、チンゲン菜。

麺は中太で断面の四角い縮れタイプ。スープは塩味仕立て。

具材を、一つずつ攻略し、その合間に麺を啜る。

昭和の味を継承しているので、ある種の安心感をもっていただける。

周りを見ても、客層は総じて年齢が高いが、その理由も分かったような気がした。

食後は、卓上に置かれた伝票を持って、レジまで。

会計を済ませると、次回の食事に利用できる「喫茶券」をいただいた。

 

余計なお世話だが、「さいか屋」さん閉店後、当店はどうなってしまうのだろう。

隣に座っていた常連と思われる高齢の女性が、家で待つご主人のために

別注文で焼きそばをテイクアウトし、にこにこと嬉しそうに帰られる姿をみて、そう思った。

 

煌蘭(コウラン) 川崎店

神奈川県川崎市川崎区小川町1-1 さいか屋川崎 8F

TEL      044-245-0018

営業時間/11:00~22:00

定休日   不定休

※ランチ満足度数は、3.3~5.0

煌蘭 川崎店中華料理 / 川崎駅京急川崎駅八丁畷駅

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蓬莱閣(ホウライカク) 横浜中華街

2014-08-29 | 中国料理(北京料理)

関帝廟通りの北京料理「蓬莱閣」(ホウライカク)

昭和34年(1959年)創業、横浜中華街でその歴史を刻む老舗店。

主力は北京及び山東地方の料理だが、創業から変わらぬ味を提供している“餃子”の味にも定評がある。

また、小説家・池波正太郎さんが通い食したという「酸辣湯麺」も当店の看板メニューの一つ。

本日は、その2つをいただいてみたい。

平日、まだランチのピークタイムには、早い時間帯に訪れた。

店内は奥行のある造りで、気負いのないテーブルや椅子から受ける印象からだろう、

親しみやすさがある。

フロアには年配の男性店員さんが一人。

どこでもかまわないというので、1階、入口近くのテーブル席を選んだ。

1階は、カウンター席なしでテーブル数は7卓、小ぢんまりとした感じだが、

ぐるなびによると2階には個室も完備、総席数は50席あるという。

卓上には、醤油、酢、辣油、爪楊枝、紙ナプキン。季節ものなのか、うちわ。

着座後には、メニューと水が置かれる。

お目当ては決まっているものの、やはり(メニューに)目を通す。

この間、男性店員さんは、各卓の調味料容器をふきんで拭き、紙ナプキンを補充している。

開店前に済ませておけ、という意見もあるかもしれないが、卓上が綺麗に整っているのも、

きちんと手を入れているからだ。

さて、ランチセットには、酸辣湯麺(サンラータン麺)が組み込まれていないため、

グランドメニューからお願いすることになるが、気になるのは「ランチプラス一品」。

店員さんに聞くと、セットでなくても注文が可能とのこと。

オーダーを通すと、小皿、ロゴ入り箸袋に入った割り箸が置かれる。

酸辣湯麺(サンラータン麺)@1,000

受け皿付きでのサーブ。ランチセット同様に、サラダが付く。

具材は、豆腐、タケノコ、干しシイタケ、溶きたまご。香菜を散らし、表面には黒胡椒が浮く。

しかし、香りが飛んでいるためスパイスのどぎつさは感じない。

箸で麺を掬い上げてみた。

麵は乾麺の一種、伊府麺(幅の広い平打ち麺)を使っている。

これは同じく中華街で、池波正太郎さんが愛した「徳記」さん以来だ。

先生好み、なのかもしれない。

当店ではしっかり煮込まれていて、やわやわ。

お好みで、自家製ラー油を足すのも良いらしいが、

そのものは酸味もマイルドで、黒胡椒のビジュアルに反して、物腰の優しい味である。

焼き餃子(2ヶ)@300

酸辣湯麺から遅れること少し、焼き上ったばかりの餃子が到着。

出会いがしらに郷愁を覚えた。その出で立ち、規律正しい焼き餃子と見た!

1個がパワフルボディ。サイドメニューとしては、1人2個で十分な様相。

歯を入れると、手作り皮は厚くてモチモチとした食べ応えのある食感。

かりっと香ばしく焼け、中には、ニラや白菜の入った肉餡が詰まっている。

昭和だ。自分が子供の頃に食べて美味しいと思った焼き餃子の味がする。

懐かしいなあ――

味がしっかりしているので、そのまま食べてもOKだけれど、個人的には

チョンと酢醤油をつけ、昔を追想したくなる味だ。

目尻を下げつつ、完食。ご馳走さまでした。

餃子は他に、蒸、水、湯があり、2名様から注文できる餃子コースも興味深い。

 

蓬莱閣 (ホウライカク)

神奈川県横浜市中区山下町189

TEL      045-681-5514

営業時間/月~金 11:00~15:00 17:00~21:00
     土・日・祝 11:00~21:00

定休日   水曜日           -店舗情報「食べログ」より-

※横浜中華街満足度数は、3.7~5.0

蓬莱閣北京料理 / 元町・中華街駅石川町駅日本大通り駅

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神田 雲林(ユンリン)

2014-08-28 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理「神田 雲林」(ユンリン) 再訪

必再訪を誓いながら随分と間が空いてしまいましたが、今回は夜に予約を入れ、

蒸し魚をリクエストのうえ、コース仕立てでお願いしています。

私、現在、清蒸鮮魚浪人ですので(涙)。

木目の質感がしっくりと馴染むシックな空間には、BGMで静かにジャズピアノが流れている。

案内は前回と同じ、店内奥の左手、窓際のテーブル席。 

テーブル・セッティングは、箸置き、店名入り箸袋に入った割り箸(横置き)、カトラリーレスト、

ナイフ、フォーク、ナプキン。昼とは若干違いがあるようだ。

ほか、卓上周り等は変りがないので省略。

コース料理にお品書きはなし。口頭説明で、料理は“清蒸鮮魚”を除き、各自分での提供になる。

アミューズ

・皮つきピーナッツの香り醤油煮込み・・・しっとりピーナッツ、ほのかに五香粉が香る。

・台湾産カラスミと海鮮の煎り焼き・・・上質なカラスミのねっとりとした塩気と煎り焼きにした
           海鮮のマッチ力良好。しかも、どちらも単体で勝負できる美味しさである。

前菜7種盛り合わせ

(ノブロー) シェフの料理も見事だけんど、ガラスの器が前菜に煌めきを添えているだ。

同行者さんが宝石を見るようだ、言うてる。オラもそう思うで。テンション上がるな。

①アワビの冷菜、椒麻ソース・・・柔らかいアワビをネギ山椒ソースで食す。

②山形産、平田牧場の金華豚の叉焼・・・艶やかな叉焼は焼き立て感あり。

③香り鶏の胡麻ソースがけ・・・しっとり鶏肉に、まろやかな味わいの胡麻ソースを合わせて。

④クリームチーズとウニの揚げ餃子・・・かりっとした皮の食感とウニの風味が鮮烈だ。

⑤梨のレモン生姜風味・・・瑞々しくさっぱりと。

⑥牛タン元の柔らか煮・・・肉の口溶け感が素晴らしい。たいへん美味。

⑦ミョウガとクラゲの甘酢漬け・・・程よい味加減。

素材の美味しさを引き出し、丁寧に作った前菜の数々には感心されるばかり。

食べ終えてしまうのが惜しいぐらいに美味かった。先の展開が楽しみだ。 

紹興酒は、老酒利き酒@1,050×2で。

①5年もの、②8年もの、③15年もの。お手頃価格で楽しめる。

ヨシキリザメの背びれを使ったふかひれトリュフソース煮込み

「えっ!わー!わー!」サーブ時に思わず歓喜の声をあげた。

贅沢なビジュアルに目が釘付け。

そりゃあ、そうだ。ふかひれとトリュフの夢の競演なのだから。

ふかひれの下には根切りもやし。脇には空芯菜。

白湯をベースとした煮込みソースには、薄くスライスしたサマートリュフ。

浮かぶ黒い粒々も同様とのこと。

じっくりと味がしみ込んだふかひれをの繊維を、さくっと噛み切る。

ベースの白湯は、トリュフに負けない誠実な味わいで、

どちらかが突出しすぎることはなく、絶妙なバランス感で旨味の層が厚い。

ひと口ごとに心を奪われる美味さだ

大海老と松茸の春巻、酢橘バターソース 

春巻はその1本が、ダイナミックボディ。

箸で持ち上げると凄い重量感。

そのままで噛み切るのが難しいため、ナイフとフォークを出動させた。

中には説明を受けたとおり、存在感のあるぷりっぷりの大海老、枝豆、コーン。

そして秋の味覚キング、松茸がざくざく。

これ、贅沢にも、まるまる1本使っているとか。

確かに、ナイプを入れた瞬間に松茸がぷうんと香った。

旬の味覚をみっしり閉じ込めた、実り多い大豊作春巻。先取りの秋に喜びを感じる至高の逸品だ

清蒸石狗公

リクエストの蒸し魚。本日の鮮魚はカサゴ。2名用に適した大きさのものを仕入れてくれたよう。

白髪ネギ、香菜をのせ登場した。

(ノブロー) わおっ!久しぶりの蒸し魚だで。オラ達、清蒸鮮魚浪人は大感激だでーー

タレには、しっかりとピーナッツオイルが感じられ、くどさのないマイルドな甘み。

コース料理全般を通じて思うのだが、当店らしく優しい味わい。

しっとり蒸しあがった魚に箸をつけると、身はシコシコ。

頬っぺたを分け合い、あらかたの身を食いつくすと、ぷるぷるの目玉やくちびる、

骨の周りもとことんしゃぶりつくす。そうして魚は骨のみなった。

(ノブロー) 解体作業は自分たちでするだよ。これ、オラの。うめえ。

皮付き牛テールの特大なつめ煮込み

説明によると、相模牛とのこと。付け合わせには、青菜、サトイモ。

美しく艶めかしい皮は、コラーゲンがたっぷりで、見るからにとろんとろん。

これは旨そうだと、笑みをこぼしながら口に含んだ。

――ああ、美味い。

じっくりと煮込まれた牛テールは、なつめの風味が加わり、驚くほど柔らかく、滋味深い。

これも骨付きなので、しゃぶりつくすべし。

過去を振り返らせない圧倒的な美味しさに心酔しよう

担々麺(温)

〆は雲林風麺料理。温or冷から選べた。

ネギ、葉ニンニク、肉そぼろ。スープはさらりとしてマイルド。ストレート麺と合わせている。

冷やし担々麺

細切りにした大根、カイワレ菜、肉そぼろ。若干、黒酢が効いているようだが、ライトな味加減。

あっさりいただけれるけれど、自身の好みからすると、もう少し深化が欲しかった。(すみません)

自家製デザート3品盛り 

①グレープフルーツとタピオカのマンゴーココナッツミルク・・・酸味は控えて柔らかな甘さ。

②黒酢のアイスクリーム・・・黒砂糖の風味が活きたアイスクリーム。コクがあって、甘い。

③杏仁豆腐・・・杏仁の風味豊か。真面目に店で作っていることが伝わる味。

会計は、テーブルチェックにて。

当該コース料理は、7,500円のコースがベース。

お酒は、エビス生ビール@550×2、ほかを加え

Hand01 お会計は1人当たり11,000円(千円未満四捨五入)。サービス料はかからず。

作り置きをしないという、真摯な姿勢とオーナーシェフ、成毛幸雄氏の人柄を

反映した料理の数々は、口当たりが優しく、それらすべての平均値がきちんと高い。

好感がもてて、味が良いと表現すればよいのだろうか――。

言葉では言い尽くせない美味さが存在するのだ。

 

会計を済ませ、厨房脇を通った。横目でちらりと覗くと、コックさんたちが数人

忙しく作業をこなしており、その中から急ぎ出てきてくれたのだろう。

「ありがとうございました。気をつけてお帰りください」

シェフの丁寧な見送りを受けた。 

私としては、当店も定期訪問したい店の一軒。次回はもう少し間を空けずに訪問したいものだ。

 

神田 雲林 (yun-rin カンダ ユンリン)

東京都千代田区神田須田町1-17 第2F&Fロイヤルビル 2F

TEL         03-3252-3226

営業時間/ 月~金 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:30(L.O.21:25)
      土・祝 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:00(L.O.21:00)

定休日     日曜日 

※中国料理満足度数は、4.6~5.0

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巴蜀(ハショク) 岩本町

2014-08-27 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

四川家常菜「巴蜀」(ハショク)

最寄り駅は都営新宿線岩本町駅。靖国通り沿いの路面店。

当店の前に立つのはこれで2回目。

残暑厳しいお盆明けの8月某火曜日に訪れたところ、店のガラスには貼り紙がでていて、

都合により8月火曜・木曜はランチを休むという。

なんで?夏は厨房も暑いから??

やだ、お先真っ暗。この後の予定が総崩れ(涙)。クラクラして軽く脱水気味。

でも食べるまでは絶対に諦めない!リベンジを果たすべく、確実な翌水曜日にやってきた。

遠目から店のスタンド看板を確認したときには、長らく砂漠でさまよった旅人が

オアシスを見つけたように嬉しくて小走りになった。

ランチダッシュをしてきたのに強者はいるものだ。

先客でテーブル席には付近のサラリーマン風のおじさまが3人、注文はもう済ませたのだろう。談笑中。

まあ、ご近所パワーにはかなわないな。

天井が高く、明るくカジュアルな店内だが、フロアに店員さんがいないため奥に向かって声をかけた。

すると軽装のお姉さんが気が付いてくれ、私は通りを眺められるカウンター席に着いた。

この席、夏の陽射しが入り込み暑いくらいだ。

当店これと言ってメニューは出てこない。

表の看板にも出ていたが、店内のボードにも記されており、ランチは2種類。

注文は麻婆豆腐定食だ。昨日から頭は麻婆なんだ。

「ご飯はどうします?」

オーダーを取りに来てくれた彼女の話だと、白飯又は炒飯が選べるという。

白飯オンザ麻婆が念頭にある自分は、即座に白飯チョイス。

かなりがっついていたので☆印を見落としていたが、割増料金(各150円)で

ミニマーボーとミニ蒸し鶏もつけられたのだ。失態。

卓上には使い捨て紙おしぼりと爪楊枝。陽にさらされ、こいつも軽く脱水気味。

1杯目は氷を入れ茶をコップ出ししてくれたが、お替わりはウォーターピッチャーよりセルフ。

おそらく、他のテーブルの注文とまとめて作っているのだろう。

注文を通してから15~20分ぐらいは待ったと思う。

その間にお客様はどんどん入ってきて満席となった。

麻婆豆腐定食@850

角盆に同席する定食メンバーは、麻婆豆腐、白飯、溶きたまごスープ、もやしの和え物、カットオレンジ。

レンゲと箸を従えている。

当店、激辛をお願いすると950円になるのだが、まずはランチのスタンダードな辛さを

知りたいため、リクエストはしていない。

昨日から恋焦がれた“麻婆豆腐”との対面に合掌。いただきます。

レンゲで掬い口に運ぶ。挽肉はカリカリタイプではなく、豆腐は舌触り滑らかで従順だ。

表面には刻みネギ、花椒がふられているが、風味は飛んでしまっている。

当店、四川スパイス使いには定評があるようで、味わうと確かに辛さの中に旨味が共存し、

やみくもに辛いだけではない。じんわり、じっくり効いてくる気持ちの良い辛さだ。

塩味で整えた溶きたまごスープと、もやしの和え物を間に挟みながら、白飯オンザ麻婆を楽しむ。

この白飯のおかわりも、自由である。

隣の席の男性は私より後に来店し、その注文も聞こえていたが、激辛はオーダーしていない。

しかし、ウォーターピッチャーを求め、何度も席を立ち、お茶のお替わりをガブガブだ。

――お兄さん、辛さに弱いねえ。

などと、横目に見ていたら、私も小鼻あたりから、じわっと汗が噴き出ていた。

最後にオレンジをかじり、お茶を一気飲み。うん、満足。

当店、四川省の特徴ある料理が並ぶ夜も期待できそうだ。

角盆の脇に置かれた伝票を持ち、レジで会計を済ませ、外に出ると、

夏は最後の本気を見せるように、眩しいばかりの強い陽射しを注いでいた。

 

巴蜀 (ハショク)

東京都千代田区岩本町3-8-15 東京ファスナービル 1F

TEL  03-3863-0199

営業時間/ 11:30~14:00 18:00~22:30

定休日    土曜・日曜・祝祭日          -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.8~5.0

巴蜀四川料理 / 岩本町駅秋葉原駅馬喰町駅

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聘珍樓(ヘイチンロウ) 横浜中華街

2014-08-26 | 中国料理(広東料理)潮州・福建・飲茶

中華街大通りの広東料理の老舗 「聘珍樓」横濱本店。久しぶりの再訪

生憎、食事は他で済ませてしまったため、軽く甜点心をいただこう。

レセプションで食事or飲茶を聞かれ、「飲茶で」と答え案内を受けたのは、1階右手のテーブル席。

変わらず格調高く落ち着きのある店内は、ぐるなびによると総席数780席を誇り、

様々なシーンで対応が可能。

さて、着座後にメニューを手渡されると、恐るべきことに別腹が起動し始めた。

それは、当店の飲茶は1個より注文可能だからだ。

帆立貝入り腸粉@260(@281税込)

腹に溜まり系は、2名で1つを分けることにした。

もっちりとした皮の中に確認できる帆立の量は少ないし、私にはタレが、ややしょっぱく感じた。

タロイモの五目包み揚げ@260(@281税込)×2

歯を入れると、うき粉の衣はさくっと。

ねっとりホクホクとしたさといもの中には、様々な具材が充実。

これは数ある点心の中から当たりを引いたようだ、と思わずにんまり。

アワビ入り餃子@260(@281税込)×2

緑鮮やかな翡翠色の半透明な皮(澄麺皮)を噛み切る。

メニューによると、アワビを海老のあんに練り込んだという話ですが、そのアワビの存在感が希薄。

海老あんにすっかり飲み込まれたようだ。

別腹ストップ。甜点心に移ろう……。

酸梅湯(サンメイタン)ゼリー@540(@583税込)

語学の先生(香港人)が酸梅湯(sun mui tan)が、好きだという話をしていた。

「しゅんむぅいとん。漢方、梅干しのジュースだよ!甘酸っぱくてすごい美味しいんだ。

香港に行ったら試してごらん」

その話が頭をよぎり、メニューからチョイスしてみた。

口に含むと烏梅全開。別に甘くもないし、漢方ぽくってクセのある味わい。

ううむ。医食同源とは斯くあるものか、と完食したが、好みの分かれるところだろう。

白玉団子入り緑豆のお汁粉@640(@691税込)

同行者さんの温かいお汁粉。こちらは、ほっと落ち着ける和みの味。

 

飲茶のチョイス次第では、明暗が分かれてしまうようだが、これも老舗店に対する期待値が大きいからだろう。

味は一定のラインをキープ。1個より注文できるシステムは、小腹満たしにも丁度良いし、

また2014年4月1日よりサービス料(10%)を廃止したのだという。

畏まらず気軽に利用できるようになったのは有難い。

 

聘珍樓 横濱本店

横浜市中区山下町149番地 中華街大通り

TEL      045-681-3001

営業時間/月~金 11:00~15:00 17:00~22:00
       土 11:00~23:00 日 11:00~22:00

定休日   年中無休          -店舗情報「食べログ」より-

※横浜中華街満足度数は、3.9~5.0

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桃の花(モモノハナ) 鶴ヶ峰

2014-08-25 | 中国料理全般

食彩房「桃の花

場所は、相模鉄道本線(相鉄)鶴ヶ峰駅北口の住宅街。鶴ヶ峰駅バスターミナル近く。

話によると、昨年オープンされた当店のオーナーシェフ本村氏は、聘珍樓中華街本店での

修業をはじめ豊かな経験を持ち、ネット情報によると「墨花居」さんでは料理長を務めた方だそう。

予約の電話を入れてみた。

電話口に出られたシェフの奥様に、ランチタイムの内容を聞いたところ、通常のランチは3種類。

友人との会食のためランチコースはないのかと尋ねると、

予約すれば夜のコース料理(桃:3,000円、花:5,000円)を昼にも提供できるとのこと。

これは有難い。友人の同意を得るため、いったん電話を切り、再度店に連絡。

何度も電話をかけ煩わせてしまったが、快く対応してくれた。感じが良いのだ。

そのため、当店に向かう足取りも軽かった。

 

店の前に立つと、本日予約で満席といった札が出ていたように記憶している。

入店すると、入口付近には写真が飾られていて(おそらく当店のシェフ)、

私達に気が付いた奥様が笑顔で迎えてくれた。

ジャズ系のBGMが静かに流れる店内は、人のお宅に呼ばれたような印象で

一番奥が厨房のよう。

 

「9名様の団体予約が入っていますので、4人掛けの席を準備しておきます」

予約時に説明があり、それで満席状態とは20席に満たないことになるが、

ご夫婦で切り回すには丁度よい席数だと思う。

案内はボックスタイプの4人掛けテーブル席(1)。

良かった。団体様と横並びになるより、ずっと気楽だ。

テーブルクロス(1枚)のかけられた卓上には

ランチョンマット(紙製)、箸置き、箸(横置き)、コースターがセッティングされており、

着座後にはタオル地のおしぼりがトレー置きされた。

「お料理は承っておりますので、お飲み物は何か?」

奥様がドリンクメニューを持ってきてくれる。

電話で話を聞いていたところ、ボトルワインは2,000円からの用意。相違はなかった。

このリーズナブルさも、酒好きの私には使い勝手がいい。

本日は初回のため3,000円のコース(桃)をお願いしており、卓上にお品書きはなし。

口頭説明で、料理はすべて各自分での提供になる。

(ノブロー) なあ、白ウサギだで♪ 可愛らしいで 

(みに) 箸を背負ってくれて、ノブローさんよりずっと働き者ね。

前菜3種

左から

①冬瓜の蟹肉あんかけ・・・冬瓜の持ち味を活かし、薄塩味の蟹肉あんかけでまとめる。

②ハナクラゲの甘酢漬け・・・上にはボイル甘エビと生食かぼちゃのコリンキー。
                   フルーティーな甘酢に食感の違いが映える。

③茄子と万願寺唐辛子の煮浸し、炙り鴨肉添え・・・柔らかい鴨肉が香ばしさをプラスし
                   味の深みがアップ。

カボチャのポタージュ(冷)

盛夏を意識しているのか、冷たいスープの提供。

いきなり、洋食路線に突入。もはやここまでか……。

と思いきや、口をつけると丁寧に作られたことが伝わる味で、好感が持てた。

エビチリチーズ

こちらも一瞬、洋食をいただいているような錯覚を起こした。

ソースにはクワトロチーズ(4種)を使用。辛さは感じられず、コクがありまろやか。

手もとにはないが、花巻につけて余すことなく食したい場面だ。

付け合わせはアスパラガス、シメジ。

点心

奥様の計らいで、蓋を開ける前の写真も撮らせていただけた。

海老蒸し餃子と焼売

醤油とからしもセット。

浮き粉で作った水晶のように透明な皮(澄麺皮)からは、海老の色味が透けて見える。

海老蒸し餃子(蝦餃)はむろんこのままで。

焼売はからし醤油もあり、かな。気取りのない味わいです。

(レンタロー) プリティサイズなハーガウだで♪

美桜鶏と彩どり野菜の炒め

奥様の説明によると、美桜鶏は南アルプスの大自然のもとで健やかに育った銘柄鶏とのこと。

その桜色の肉質も美しいらしいのですが、当該料理では衣をつけ揚げたものを

彩り鮮やかなパプリカ、ナス、ズッキーニ、インゲン、エリンギなどの野菜と

醤油味をベースに炒め合わせている。

(ノブロー) 野菜が豊富なのも嬉しいで。こういうの女子は好きだべ?

冷麵

予約時に3,000円のコースは、〆が冷麺であることを聞いていた。

細く縮れた麵の上には、たっぷりの葉物野菜と控え目に鰻の蒲焼が君臨。

ザクザクと混ぜ合わせ口に運ぶ。

――ん、甘酸っぱくってさっぱり。

日本人が夏場に食する冷やし中華(醤油ダレ)の小贅沢バージョン。親しみをもっていただけた。

デザート

フルーツのせ杏仁豆腐。

甘みも程よく、ミントの葉をあしらっているので爽やかだ。

なお、中国茶も茶杯でサービス。注ぎ足しのタイミングもよく見ていてくれた。

(レンタロー) 白ウサギ、オラも背負ってくんろ。

(ノブロー) レン!止めろ!!ウサが可哀想でねえかっ(怒)

 

会計は、テーブルチェックにて。

グラスビール@432、ジェンティモン・ブラン(白ワインボトル)@2,160、
紹興酒(グラス)@500、ライチ酒(グラス)@550を加え

Hand01 お会計は1人当たり5,000円(千円未満四捨五入)。サービス料はかからず。

飲み物の注文が違うため、銘々に金額を記して提示してくれた。凄い心遣いだ。

3,000円で計7品。 そして、このきめ細やかな配慮には頭が下がる。CP優秀。

 

退店時、シェフが厨房から出てきてくれた。

ネット情報によるとスタローン似というシェフは、とてもダンディで、中華というより、

イタリアンな顔立ちのように見えた。

奥様と並び「ありがとうございました。お気をつけて」と見送ってくれ、何だか

ご夫妻のお宅にお邪魔させてもらったような温かい気持ちになり、お腹も心も満たされた。

これからも長く頑張って欲しいと思う一軒だ。

 

桃の花(モモノハナ)

神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰2-13-8 鶴ビル 102

TEL      045-744-6527

営業時間/ 11:00~14:30(L.O 14:00) 17:00~22:00(L.O 21:00)

定休日    水曜日          -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.8~5.0

桃の花中華料理 / 鶴ケ峰駅

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手作り点心 また明日。 肉まんの休日

2014-08-24 | 内飯・弁当・土産・取寄せ

点心専門店「手作り点心 また明日。」 定期購入。→前回

前回の会計時に10%割引券付レシートをゲットしたので、再び休日のランチに実食。

変りはないかしらね?購入は、もちぶたが魅力の肉まん@198とエビシューマイ@730。

食べ応え十分の肉まんと酢醤油とからしの似合うシューマイは、和の趣きで日常的に愛せる味。

我が家のマスコット(パンダ)も大喜びです。今日もご馳走さまでした。

 

手作り点心 また明日。 (テヅクリテンシンマタアシタ)

東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ B1F

TEL      03-3389-6502

営業時間/11:00~19:00(なくなり次第終了)

定休日   日曜・祝日

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華泰茶荘(ファタイチャソウ) 渋谷店

2014-08-23 | 内飯・弁当・土産・取寄せ

中国茶専門店「華泰茶荘」(ファタイチャソウ)渋谷店。

場所は道玄坂を上り、道玄坂上交番前を左折した道沿いの4階建てのビル。

HPによると、

『1F:茶葉と茶器のフロア 、2F:高級茶器と茶館のフロア 、3F:本格的な中国茶芸館「華泰茶館」
4F:個室(レンタルスペース)』 という区分。

1F、2F売店と中国茶と点心類がいただける3F茶芸館は営業時間が異なるため注意が必要。

※1F、2F→10:30、3F→11:00 オープン。

また、店内のあちこちには写真撮影禁止のマーク。マナーは厳守。

入店し、まずは中国茶をいただこうと、1Fのスタッフさんに声をかけた。

「3階になります」

螺旋階段を上り2階へ。足を進め、次はフロア奥の階段を上り、3階に到着すると

『蘇洲の民家を模した』という店内はアンティーク調で

まったりティータイムに相応しい癒しのチャイニーズ空間。

当店は全館禁煙で、案内は窓際テーブル席。

メニューを手渡され、軽食の提供は11時30分からになるとのサジェスチョン。

蓋つきマグカップで飲む中国茶はワンコイン(税抜)で提供しているため、数種類ある中国茶から

文山包種茶をチョイスし注文。一煎目は入れてきてくれる。

卓上には電茶壺が置かれるので、二煎目以降は自分で、茶漉しをはめ湯を入れ、

蓋をして蒸らしていただく。こうして計三煎は飲むことができるとのこと。

ところで、マグカップは選べると記していたように思うが何も聞かれなかった。

文山包種茶は上品な香りと爽やかな味わいが魅力らしい。確かに美味かった。

 

お茶で人心地ついた自分は早々に退席。

茶芸館の会計も1階なるのだけれど、本日は茶器を物色しに来たのだ。

1階はお手頃な価格で茶器類が販売されていた。

といってもあれこれ購入すると結局それなりの値段にはなるのだけれど、

聞くとカードでの支払いもできるので安堵した。

目についたのが可愛らしい茶壺(急須)。写真のものは3,500円。(台湾・ろくろ)

薄手で軽いのが特徴のよう。

この一回り大きいものが中国の江蘇省、有名な天然土の産地、宜興(ぎこう)で手作りされたもの。

値段も同じ。皆さんお好みで選ばれますよ、お一人なら上記写真のものでも、

という話を参考に選びましたが、やはり宜興にしておけば良かったかなあ(汗)。

他に陶器ミニ茶盤@1,500、単品売りの聞香杯@500

蓋と取っ手を結ぶ紐、紅線(こうせん)はお店で編んでもらえる(300円)。

色も選べて、3分ぐらいで出来上がり。

紅線が「切れたり、色を変えたくなったら持ってきてください。変えれますので」とのこと。

これは嬉しいな。

急須をおろす際には、水洗いのうえ、茶を急須に入れ、熱湯を満たして一晩おき、

翌日、水洗いの後に使用。洗剤、スポンジはNG。茶渋をつけて育てていくのだそう。

また、注意書きを読むと

『素焼きの急須は茶の味や香を吸収して育ちます。出来る限り1種類のお茶の

ご使用をお勧めします。』

え、1種類だけ?……宜興の急須も購入する気配がしてきた。

退店時時には店の案内とスタンプカードをいただいた。再訪も近いだろう。

 

華泰茶荘(ファタイチャソウ) 渋谷店

東京都渋谷区道玄坂1-18-6

TEL  03-5728-2551

営業時間/ 1・2階 茶葉・茶器の販売 10:30~19:30
      3階茶藝館 平日11:00~17:30(L.O. 17:00) 土日祝11:00~18:30(L.O. 18:00)
      4階個室(要予約)

定休日    火曜日・年末年始 

華泰茶荘 渋谷店中国茶専門店 / 神泉駅渋谷駅

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なかじま 渋谷

2014-08-22 | 居酒屋・ラーメン

麺飯食堂「なかじま

場所は渋谷駅南口。明治通りを並木橋方面に進行した道沿いのビル1F。

心安い店内はカウンター席を主流とした造りだが、テーブル席の用意もある。

足を進め右手に厨房を見て、左手に設置されている券売機で食券を購入し、

フロアを切り回すお姉さんに渡す。

当店11:00~16:00までサービスで半ライスがつくようで、セットするかを聞かれた。

半ライスの少な目でお願いし、指示のあったカウンター席に着席した。

水は卓上に置かれているウォーターピッチャーよりセルフだが、はじめの1杯目はコップに

氷水を入れて運んで来てくれる。

ほか、カウンターには調味料一式と紙ナプキン、割り箸などが並ぶが、

一番気になったのはグリーンのキャップの容器に入ったニンニクと唐辛子系のスパイスだ。

 

厨房内で調理を担当するのは2名の男性だが、私の後に入店した客の料理が先に出来たらしい。

「すみません、もうすぐ出来上がりますので」と私にまで声をかけてくれ、

街の食堂でそうした真摯な対応を期待していなかっただけに驚いた。

見ると、彼らはスピーディーで効率よく動き、その手さばきもなかなかのものと感心した。

料理の出来上がり近くには、お姉さんから「紙エプロンを使われますか?」とサジェスチョン。

服への飛び散りが気になる自分は遠慮なくいただいた。

冷やし担々麺@830

券売機には限定麵というボタンがあった。種類は4つ。

食券を渡す時に口頭で「冷やし担々麺」を指定した。

対面時は野菜がうず高く盛られ、下には、はたして麺があるのか不安になるほどだ。

パチン!割り箸をふたつに割って、いざ出陣!

太目でもっちりとした縮れ麺を持ち上げ、器の下に溜まっているタレと山盛り野菜、

これらが均一に混じり合うようにかき回した。

麺がいい具合に色づいたところで口に運ぶ。

……あら、全然辛くないわ。

葉物野菜のほかに、長芋、オクラ、もやし、肉そぼろ、揚げたワンタン皮も参加して、

多彩な食感が楽しめるわけだが、芝麻醤の加減がピンボケ気味でもっさり。

私にはパンチ不足だ。

そうだ!卓上の辛味調味料を入れてみよう。

この調味料が塩辛くて眠気覚ましに丁度いい。味がしまった感じだ。

辛味効果で箸が進み、食べ応えがあったが無事完食。

半ライスもちゃんと美味かった。満腹。

紙エプロンをはずし、厨房内のお兄さん方に「ご馳走さまでした」を告げると、

両名とも腰をかがめる感じで(厨房内から)顔を出し、

「ありがとうございました!」、「またお願いします!」、「お待ちしています!」

と、こちらが恐縮してしまうばかりに丁寧で感じが良かった。

気持ちよく飯が食べれて、温かく見送られると、印象もアップする。

また、来ようかな。と思わせてくれる店なのである。

 

なかじま

東京都渋谷区渋谷3-18-7 ナルセビル 1F

TEL  03-5774-1601

営業時間/ 平日 11:00 - 28:00 土日 11:00 - 23:00 (L.O.22:30)

定休日    無休         -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は、3.5~5.0

なかじまラーメン / 渋谷駅神泉駅代官山駅

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szechwan restaurant 陳 渋谷

2014-08-21 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

四川料理「szechwan restaurant 陳」(スーツァン・レストラン・チン)。再訪

利用はガラス越しの厨房前のカウンター席。

隣の席との間隔は狭くはないが、また十分であるとも言い切れない。

スタッフさんの計らいで足元に籠を用意してくれたので、バッグを置いて小休止。

テーブル・セッティングはカトラリーレスト、箸(縦置き)、スプーン、レンゲ置き、レンゲ、ナプキン。

メニューが手渡され、タオル地のおしぼり(トレー置き)がセット。

お目当ては夏の冷やし麺。

注文を伝えると、スマートに「お飲み物は水でよろしいでしょうか?」とのお尋ね。

この後の予定があるため、提案どおり水をいただくことにした。

冷涼担々麺(冷やし担々麺)@1,901(税・サービス料込)

受け皿付きでのサーブ。

スープの濃いオレンジ色を土台に、白いストレート麺が鮮やかに映え、

青菜の緑、炸醤肉(肉そぼろ)の茶と、色彩にメリハリのある美しいビジュアル。

(レンタロー) スタッフさんが、黒の紙エプロンくれたで、飛び散りも心配ねえ。

純白の麺がスープの色に染まっていく様は何とも言えず、艶めかしい。

箸を入れその素直な麵を口に運び、レンゲで冷たいスープを味わう。

辛さはほとんど感じず、フルーティーで柔らかな酸味が清々しい。

大人しく、育ちの良い味だ。

繰り返しレンゲを進めていると、スタッフさんから声掛けがあった。

「厨房がご覧になれます」

入店当初、中が見えていなかった目の前のガラスは時間でその全貌が現れる仕組みのよう。

明るくなったと思ったら、私の目の前ではちょうど菰田シェフが鍋をふるっていてご対面状態だ。

――うわっ!こわっ。

失礼ながら、シェフの眼光の鋭さに小さく声を発してしまった。

厨房内には確認できるところで、他にコックさんが8名。

店内に(厨房が)見えるようになると、一同で会釈をしてまた作業に戻る。

昼の時間帯、菰田シェフが調理されているとは思わなかったので、驚きだった。

 

キッチン内で繰り広げられる様子、その一つ一つが、厨房内劇場のよう。

作業工程を目で追い、そのテンポの良さと流れを鑑賞する。

私の担々麵は誰が担当したのだろうと、興味深く見ていると、一人、透明の手袋をはめ、

麺をほぐしたり、つきっきりの方がいた。

ご贔屓の役者さんを見つけたように心が弾み、ステージの雰囲気も堪能した。

マンゴープリン@594(税・サービス料込)

厨房内が見えるようになり、気をよくしてデザートメニューをもらいチョイス。

おしぼりの差し替えを受ける。

プリンの中には濃厚な果肉入り。トップは生クリーム。

「芒果布甸」の模範となるような確実路線の味だ。

ホテル中華の厨房だけにガラス越しでリアルなサウンドが聞こえてこないのは残念だが

これも仕方ない。 伝票はレジで管理しているので、そのまま席を立つ。

接客も安心して望むことができるクオリティーの高さだった。

 

szechwan restaurant 陳(スーツァン レストラン チン)

東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル 2F

TEL      03-3463-4001

営業時間/ 11:30~14:00(L.O) 17:30~23:00(L.O.21:30)

定休日    無休

※ランチ満足度数は、4.0~5.0

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東京チャイニーズ 一凛(イチリン) 築地

2014-08-20 | 中国料理全般

東京チャイニーズ「一凛」(イチリン)

オープンは2013年3月。シェフ、斎藤宏文氏は四川飯店グループで修業を積んだ方。

後に調べたところ、当店は東京に飲食業を展開する株式会社ウェイブズの直営店舗のようだ。

最寄り駅は東京メトロ有楽町線 新富町駅。築地警察署並びのビルの1階、路面店である。

ガラス越しには厨房が見えるので、当店でもダイナミックな調理工程を観ることができそうだ。

重い扉を開け入店すると広々としたオープンキッチンから「いらっしゃいませ」という男性の声がかかる。

彼が当店のシェフかな? 次いで、フロアを担当する女性が声をかけてくれた。

1人飯なので、カウンター席への案内になるかと期待していたのだが、サジェスチョンは

店内中ほどの2人掛けテーブル席。 この日の時間帯、店は2人で切り盛りしている。

静かにピアノのBGMが流れ、木の質感を生かした店内はすっきりとしてモダン。

カウンターの半分は紹興酒や中国茶の缶が占拠していて、使用できる状態ではないように

見えたが、これも昼の時間帯だからなのだろうか?

奥の右手には半個室のテーブル席もあり、HPによると席数は42席とのこと。

卓上には、小皿、紙ナプキンと使い捨ての紙おしぼりは箸と一緒に箸立てにまとめて。

この他、野菜のピクルスと青唐辛子を漬けたようなものが置かれている。

着座後には水とランチメニューが置かれた。さっそく目を通す。

外のスタンド看板にも記されていたが、当店のランチは1,500円で1週間ごとに変わる

麺飯(3種類)から1つを選んで注文するスタイルだ。

この週は、1.あっさり鶏そば、2.真ダコの焼きめし、3.よだれ鶏冷麺。

なお、すべてに週替わりの前菜と副菜、お菓子が付く。

別料金で飲み物が頼めるらしいのでスタッフさんに声をかけ、本日の中国茶を聞いた。

「ほうじ茶です」

結局、ランチにアイスジャスミン茶をつけてもらった。

正直なところ、接客は素っ気ない。

サーブ時に料理の説明はするが、一人でフロアを回るため忙しいのだろう。

口数も少なく、私は事前情報として卓に置かれているピクルスが自由に食べて良いものだ

と知っていたので小皿に取り箸をつけるのだが、これらについての説明はなし。

また、サービスやセットのドリンクならわかるが、別料金の発生するジャスミン茶まで

ストローを挿して最初に運んできた。出すタイミングについては、一言聞いて欲しかった。

前菜 ぴーたん豆腐

口に含むと滑らかな豆腐は、しっかりとした大豆の香りと味。

刻んだ皮蛋、ネギ、香菜、ガリが見事に調和を果たす。もちろん皮蛋に臭みは存在しない。

さっぱりいただけタレの味加減も良い。

しかし、残念なことにスプーンを提供されないため、美味い薬味を救出しきれず、

泣く泣く手放すことになる。

副菜 水餃子

料理は出来上がり次第の提供。ぱっと見は水餃子というより餅だ。

芝麻醤とニンニクが効いた濃厚タレをからめ皮を噛み切る。

――おおっ!

中から肉汁が勢いよく飛び出した。

手作り感たっぷりの水餃子はタレが甘めのこともあり、私には2個で十分満足した。

さて、スタッフさんが皿を下げに来たので、ついに私は聞いた。

「これは何でしょう?青唐辛子?」

「はい」

返答も淡白なものだった。ともかく、次はこれを使ってみたい。

よだれ鶏冷麺

鶏肉、ピーナッツと刻んだ香菜が散らされ、スパイスの効いたタレには胡麻も浮かぶ。

かき混ぜて口にした。きりっと氷水でしめた冷たい麺は細めで縮れている。

花椒もきっちり効いていて、次第に口の中がビリビリ痺れてくるけれど、冷麺用に

仕立てているため、タレの濃度は控えめであっさり。

さらに刺激が欲しくなった自分は、青唐辛子をのせてみた。

う~ん!カツンとくる辛さだ。これでラストスパートをかけ完食するぞ。

当店、自家製のピクルスもだが、漬物が美味いのが有難い。

お菓子

ひと口サイズの杏仁豆腐。スプーンを突っ込み、麺が食べ終わらないうちに店ペースで登場した。

味は期待値以上のものを提供してくれたけれど、昼のサービスは少し雑なように思う。

そのため印象がプラスに働かず残念だ。今回は運が悪かったとして、改善を期待したい。

 

当店の勝負はリニューアルして、おまかせコース(6,500円)1つだけとなった夜なのだろう。

この日の来店、実は夜の会食の予約を入れるために下見にきたのだけれど、

少し時間を置いてから再訪を検討しようと思う。

 

東京チャイニーズ 一凛(イチリン)

東京都中央区築地1-5-8 樋泉ビル 1F

TEL     03-3542-6663

営業時間/ 11:30~14:30(L.O.14:00)17:30~23:00(L.O.22:00)

定休日    日曜・祝日・第一月曜日

※ランチ満足度数は、見送り。

一凛中華料理 / 新富町駅築地駅東銀座駅

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China Table エムクローバー (チャイナ テーブル エムクローバー ) 自由が丘

2014-08-19 | 中国料理全般

チャイナ テーブル エムクローバー」(China Table エムクローバー)

場所は東急東横線・大井町線 自由が丘駅正面口を出て、大丸ピーコックを目印に

左手の道を入る。

すると、通りの電信柱にはお店の料理を紹介する看板。ここで向きを右に変える。

当店の入ったビルは住宅街の中に位置する。

1階には盆栽・園芸の店。その青々とした緑を横目に奥に足を進め1軒目。

カフェカーテンのかかった、その外観からはおよそ中国料理店とは想像できない店構えだ。

シックな扉を開けて入店する。

木の風合いを生かしダークブラウンと白でまとめた清潔感のある店内は、

ベンチソファのテーブル席のみで、右手側は鏡、左手側は先ほどの園芸店のグリーンを

背景に席数は20席ぐらい。

パンケーキなどのスイーツが似合いそうな雰囲気で、緑の多いロケーションと言い

イメージ的にはお洒落なカフェだ。女子受けは手堅いだろう。

店の女性(奥様だろうか?)のサジェスチョンで左手のベンチソファを利用。

フロアは彼女一人で切り回す。

着座後、業務用タオル地のおしぼり(直置き)と氷の入った水が置かれ、メニューとともに、

店内のボードに書き記された本日のスペシャルランチの説明を受ける。

有難いのだが、今回のチョイスは、メニューから<のんびり飲茶セット>のB にした。

内容構成は、Hotなポット茶、オリジナル手作り点心(蒸し点心・揚げ点心)、

選べるお料理、選べる手作り花巻、デザート。 というもの。

注文を伝えると、カトラリーバスケット(スプーン、箸)、小皿、調味料が運ばれてきた。

飲茶セットのポット茶もウーロン茶、ジャスミン茶、プーアル茶よりチョイスでき、お湯の注ぎ足しももらえる。

蒸し点心や揚げ点心に好みで使える塩は3種類。

①唐辛子とニンニク、②カレー、③山椒。

このほかに、醤油、辣油、酢も準備される。

のんびり飲茶Bセット@1,780

蒸し点心に続き、揚げ点心も卓上に整い、一気に賑わう。

サーブ時には点心の説明があった。

しかし、後からいらした女性グループの陽気な談笑の声でかき消され、聞き取りにくく、

記録は正確さに欠けるかもしれない。

ホタテとアボカドの蒸しギョウザと2種の季節の蒸し点心

①ウニと帆立の焼売

②ホタテとアボカドの蒸しギョウザ

③ずわい蟹と青菜の焼売

2種のおすすめ旬の揚げ点心

④イカと茎わさびの春巻

⑤ドライトマトとチーズの揚げ餃子

最も味にインパクトを感じたのは、ホタテとアボカドの蒸しギョウザ。

皮を噛み切り味わう。

とろりとしたアボカド餡のセンセーショナルな旨さが走る。出会ったことのない味だ。

焼売も良い意味で期待を裏切り、独創性を持たせている。

ドライトマトとチーズの揚げ餃子は皮がカリカリで、まるで揚げラビオリのよう。

枠にとらわれない、のびのびとした感性から生まれる自由度の高い点心は当店の魅力なのだろう。

選べるお料理は5種類。

(エビのオーロラソース、エビのチーズチリソース、フライドポークの黒酢ソース、
チキンの黒酢ソース、フィッシュの黒酢ソース)。

彩野菜のカラフルなサラダをたっぷり添え、花巻と一緒に盛り付けワンプレートでのサーブ。

このスタイルもお洒落なカフェ飯だ。

ハートや星に型抜きされたキュウリの愛らしいこと。

こんなキュートな野菜に出くわすと、でれんと顔が間延びしそうで自分が怖い。

チョイスはエビのオーロラソース。軽やかな味わいだ。

手作りの本日の花巻は8種類。

(プレーン、かぼちゃ、黒ごま、マンゴー、唐辛子、レーズン、シナモン、アーモンド)。

注文時に別ボードから選んだのが、唐辛子。

ほんのりオレンジ色の花巻は、ふわっと柔らかく刺激的な辛さはない。

エビ(4尾)を完食後、残ったオーロラソースも花巻につけて綺麗に片付けた。

当店の花巻、なかなか美味し。

再びボードを見ると、手作り数量限定1ヶ@250なのだという。

デザートは杏仁豆腐。

会計を済ませた後、エムクロだよりと3周年記念のハッピーくじをいただいた。

(結果は店内ボードに掲示)。接客も丁寧だ。

骨太の中華料理を好まれる方には物足りないと思うが、柔軟な創造性は

一般の中国料理店にはないチャームポイントだ。

新感覚で味わう自由が丘の隠れ家、創作チャイニーズ。

週末にはサングリアもいただけるというので、自由が丘散策の1ページを飾るのに

相応しい1軒ではないだろうか。

 

China Table エムクローバー

東京都目黒区自由が丘2-15-10 A&Dハウス101

TEL  03-6421-3605

営業時間/ 11:30~14:30(L.O.)18:00~21:00(L.O.)

定休日    月曜日(月曜日が祝日の場合は、翌日火曜日)

※ランチ満足度数は、3.7~5.0

チャイナ テーブル エムクローバー中華料理 / 自由が丘駅九品仏駅奥沢駅

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老四川 飄香 (ラオシセン ピャオシャン) 麻布十番

2014-08-18 | 中国料理(四川料理)湖南・雲南

四川料理 中國菜「老四川 飄香」 (ラオシセン ピャオシャン) 再訪

ディナータイム、コース料理(飄香正餐)はお二人様から要予約。

8,640円と16,200円の2種類になりますが、

飄香正餐 ¥8,640(税込) を予約し、「80c」サイトのサトタカさんとの会食です。

夜にお邪魔するのも久しぶりですが、案内を受けたのは初回と同じ店内奥のテーブル席。

テーブル・セッティング等は変りがないため省略しますが、今回は卓上にお品書きがセット。

料理は、基本各自分での提供。

竹韵冷菜九味盆 (飄香特製 おたのしみ前菜9種)

サーブ時に男性スタッフさんが一品ずつ説明をしてくれる。

控えるのも大変だけれど、すべて正確に覚えている彼も凄い。

見映えの良いこれら小さな前菜はグランドメニューの中から提供されているものと、

コースオリジナルがある様子。

①牛、ハチノスと上ミノの麻辣豆豉和え「夫婦肺片」。辛味にコクがある。

紅醋海蜇  クラゲと季節野菜の赤酢ソース和え 

・・・上には白瓜。こりっとしたクラゲの食感にさっぱりとした赤酢が涼感を呼ぶ。

③二層の寄せもの、上はカボチャの寄せもので、中にはアヒルの玉子

下は緑豆、ハトムギ、シロップの煮凝り。トップをカボチャの種が飾る。

椒麻香露鴿 ハトの青山椒ネギソース 

・・・むっちりとしたハト肉に合わせたのは椒麻ソース。爽やかな辛さだ。

飄香酔蝦 酔っぱらいボタン海老 1尾

・・・味加減・漬かり具合良好。フレッシュな青山椒が味をきりりとしめる。

⑥蒸し茄子と2種の唐辛子(赤唐辛子・万願寺唐辛子)の黒酢ソース。

山城口水鶏 四川名物よだれ鶏 

・・・下には山クラゲ。痺れ、苦味、辛味、旨味、絶妙なバランスで四川が香る。

五香熏香魚 アユの四川式香料煮

・・・5種のスパイスを使って炊きあげたそう。しっとり、ほっくり炊けた鮎のほろ苦さは大人味。

凍酸梅米瓜 漢方梅ジュースとパパイヤのゼリー寄せ

・・・上はパパイヤ、下が漢方梅(烏梅)。シロップにはミント。ほんのりとした甘みが優しい。

どれも手間をかけ作ったことが伝わる味で、辛さ一つにしてもトーンや質が違う。

味の構築が細かく行き届き、飽きさせない。非常に満足度の高い前菜だ 

蒓菜瓜茸竹蓀 (くずし冬瓜と絹笠茸・蒪菜のスープ) 

「西湖の蓮をイメージしました」という温かいスープ。

中央に浮かぶ白は絹笠茸、隣はヘチマ。トップは金華ハム。

静寂をたたえる西湖にレンゲを入れ味わう。

――旨い。

スープに豊かな厚みと深さがある。

くずした冬瓜の柔らかな口当たりに、蒪菜のちゅるんとした喉越し、

合わせたヘチマの青味も清々しい。

酸菜蕃茄煎魚 (白身魚の煎り焼き 芥菜ピクルスとトマトの自然な酸味のソース) 

白身魚は関イサキ(大分県)。表面を煎り焼きにし、皮目はパリっと身はふっくら。

ナチュラルな酸味に塩気が整ったソースを絡めていただく。

淡白な白身にマッチし、品の良い味わいだ。

尖椒醤爆羊排 (ラムチョップの青唐辛子甘味噌炒め)

サーブ時には、フィンガーボウルとおしぼりの差し替え有り。

穀物ばかりを食べて育ったオーストラリア産の羊を使われているそう。

下には雲南百薬(オカワカメ)を敷き、他には苦瓜、マコモダケ、クレソン。

フレッシュな青山椒を使われているのも当店らしい。

ここはダイナミックに手掴みでむしゃむしゃと頬張る。甘味噌が効いて味は濃い目。

ラム肉独特の強い臭みはないが、それ自体の旨味は十分。

噛みしめるほどに、じゅわじゅわと美味しさが溢れだす。

飄香荷叶醪糟蛋 (四川伝統の甘味料理 ハスの葉の香り お口直しとして)

美的!蓮の葉に溜まった煌めく雫のよう。

これは演出だけでなく、蓮の葉の香りをつける優しい甘さのお口直し。

酒醸も使用されているとのこと。

下の器もきちんと冷やしてサーブされる。

蒸白鱔豆花 (うなぎ入りやわらか豆腐仕立て 麻辣ソース)

豆腐の表面には紅腐乳で味付けをしたうなぎとカリカリに焼いた皮を散らし、枝豆をトッピング。

まずはそのままでいただく。スプーンをいれると、柔らかな豆腐の中には

うなぎのすり身も隠れており、細かい仕事ぶりがうかがえる。

舌触りは茶碗蒸しのように滑らかで、味はシンプルそのもの。

ここに右の麻辣ソース(ザーサイ、挽肉入り)を加えると一気に四川の味へと開花する。

(ノブロー) 味の変化も楽しめるな。美味さの二段活用だで。

黒米酒牛尾冰糖人参 (牛テールの黒米老酒煮込み 高麗人参の香り)(2名分)

コース料理の中で唯一、取り分けが必要となる料理。取り分け前に写させてもらった。

(ノブロー) 空芯菜は塩味炒めでシャキシャキした歯ざわりだよ。

高麗人参は長崎産のフレッシュなものを使用。

黒米老酒でじっくり煮込まれた牛テールはホロホロで味が濃厚かつ甘い。

これは中華版テールシチューだ。美味いのだが、正直なところ、私はドスンと腹にこたえた。

椒香腐汁拌麺 (腐乳とカシューナッツの和え麺 青山椒の香り)

仕上げには青山椒オイル。チーズと麺の相性の良さを念頭においた献立らしい。

確かにクセのあるチーズを絡めたような味わいでこってりとしている。

しかし、この使い方上手い。

コクが味を深化させている。私の好奇心も大いに満足した。

好きな方にはハマル味かもしれない。

即日甜品二秤 (本日のデザート2種) 

デザート前にはおしぼりの差し替えあり。

正確には、別のタイミングでも差し替えてもらっていて、これで4回目になるのではないだろうか。

もちろん、必要とされる場面ではすべてスプーンやレンゲも変えてくれるし、料理について尋ねると

不明な点は厨房に聞きにいってくれ、きめ細やかな心配りで充実した食事の時間を供してくれた。

甜品は別メニューから1品をチョイス。写真は左は

彫白巧克力布甸 ホワイト紹興酒プリン 話梅(干し梅)ジュレ掛け。  

ホワイトチョコ風味でしっかり甘い。ジュレの上にはひまわりの種。

もう1品はカスタード餡入りココナッツ団子(椰蓉奶黃糯米糍)。

サトタカさんチョイスは、左上の酔蜀椒雪糕 (青山椒のアイスクリーム オレンジ甘酒ソース) 。美味。

中国茶 (本日の中国茶)

本日は白茶に分類される「白牡丹」。

夏に効く!すっきり系のお茶で、口に含むとほんのりと甘く後味はさっぱり。

最初の1杯目は入れてもらえ、お湯のお替わりはステンレスポットでセット。

お酒は一口生ビール@500×2、紹興酒@1,100(各税別)。

Hand01お会計はサービス料10%が加算され、1人当たり11,000円(千円未満四捨五入)

テーブルチェックにて。

私達はエレベーターで1階まで上がったきたのですが、スタッフさんは階段を上り、

表で長く見送ってくれていた。感謝。

 

当店、5月からランチに、四川の田舎料理、農家楽(ノンジャーラー)を始めたそうです。

お話では主菜が定期的に変わるランチセットと麺類は3種類と羊肉水餃の用意もあるのだとか。

最近、シェフは四川省の家庭料理に力を入れているのか。

そうと知れば、またお邪魔しなくてはならない。

 

老四川 飄香 麻布十番本店 (ラオシセン ピャオシャン)

東京都港区麻布十番1-3-8 Fプラザ B1F

TEL      03-6426-5664

営業時間/  11:30~14:00(L.O) 18:00~21:30(L.O)

定休日    月曜 

※中国料理満足度数は、4.5~5.0

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福養軒特製馬拉糕(マーラーカオ) 横浜中華街

2014-08-17 | 内飯・弁当・土産・取寄せ

横浜中華街、西門通りの広東料理「福養軒」(フクヨウケン)

前回1P×2で購入しましたが、今度はテイクアウトで馬拉糕をホール@800購入。

きちんと箱に入れて持たせてくれました。

注意:パンダは入っていません。

(タクロー) 母ちゃんのとこんだ♪ 冷蔵庫に入れてただな。

ひゃっこくて、夏場には冷やして食うのもええ。

(タクロー) お茶請けに丁度ええんだ。

黒糖の風味豊かで、ふわっほわ。

ちょっと温めて、ホイップクリームやアイスクリームを添えてもいいですね。

中国茶と一緒に召し上がれ。

 

横浜中華街 福養軒 (フクヨウケン)

神奈川県横浜市中区山下町214

TEL      045-681-2370

営業時間/11:30~21:00 ランチタイム 11:30~14:00

定休日   火曜日

※横浜中華街満足度数は、3.6~5.0

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