熊子通信

「生かして頂いてありがとう御座位ます」 最強の祝詞です。
by伊勢白山道リーマンさんより

牧草一番刈り

2005年07月18日 | 白糠町へのご案内
 初夏を迎えたある日、牧草刈り作業に出会いました。いつもは黒や白、時には
ストライプの厚いビニールに梱包されて置かれている牧草しか見たことがなく、
この日は作業に邪魔にならないように、そーと、じーと、しっかりデジをさせて
もらいました。
※写真をクリックしてください。

 すでに牧草は刈られ、秩序良く地面に寝ており、その草を牧草収穫作業機くんが
機械に吸い込んでいきます。そして不思議なことに、お尻から、ゴロンとロール
になった牧草が生まれてきました。


 次に、そのロール牧草が収穫作業機くんの邪魔にならないように、リフトくんが登場。
重そうなロール牧草を、うんしょ、どっこいしょと、運んでいきます。


 その姿を見ていると、またまた収穫作業機くんのお尻からロールがゴロンと生まれ
なんとか、そのアップを狙いましたが、遠すぎました。


 リフトくんは、次から次から、ロールを運び、綺麗に並べています。
同時進行で、収穫作業機くんも、一生懸命に牧草を吸い込み、ゴロンとロールを
生んでいきます。


 収穫作業が終わりに近づくと、一台のトラックがやってきて、リフトくんから、
ロールを受け取り、どこかに運んでいきました。
 辺りは、いい草の香りで、ああ、収穫の時なんだと、作業する方々に失礼でしたが
気持ちよく、記録させてもらいました。

<牧草について、調べてみました。>
北海道では通常、牧草の刈り取りは初夏と初秋の二回行われます。
各々、「一番牧草」、「二番牧草」といいます。
同じ種の草でも、「一番」は豪壮、「二番」は繊細で柔らかだそうです。

 草食動物の唯一の食料の牧草には、タンパク、ミネラルなど一杯あるそうです。
どうして、草だけで、牛君や馬君など、あんなにデッカクなるのか、いまもって
不思議でなりませんが、道東方面は、牧草を育てる農業が盛んです。
 梱包されたロール一個の重さは300キロ近くあり、先日、そんな重いロールを
盗んでいくヤカラがいると聞き、唖然としました。

●牧草は昔はサイロに入れて発酵させていましたが、いまは特殊なんでしょうか、
 丈夫な太陽を吸収しやすい黒色のビニールで梱包し、一定期間野外に置いて、
 発酵しているようです。ですから、宝が野外にあり、盗むヤカラがいるのです。
 このビニールの色が白だったり、ストライプだったりします。
 理由があるのでしょうね。いつか尋ねてみますね。

 みなさまに、気持ちのいい、草の香りが届きましたでしょうか。

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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
飽きずにズッと見てしまいそう (酔歩)
2005-07-18 20:38:38
 最初北海道に行った時は草原に丸っこい玉がゴロゴロしているのを見て、いったいこれはなんじゃろかいと思ったものでした。

こんなものを盗むヤカラがいるんですか?信じられん!!一個幾らぐらいするものなのでしょうか?自分の家の牧場で使用するものなら値段はつけられないかな?

この写真を見ていたら漫画「はじめ人間ギャ-トルズ」のなかで”ゴン”がこのような大きさのの石のお金を転がして買い物に行くシ-ンを思い出してしまいました。
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熊子さん今晩は。 (じゃこしかです)
2005-07-18 20:48:20
 私も一度自転車道路脇の牧草で、機械化での草刈の様子をつぶさに見た事があります。全く貴女の写真どおりで、その上説明も解り

やすくその通りでした。これを見るまではあの干し草の塊が出来るか不思議でした。良い写真が撮れましたね。これで初めての方も良く理解出切るのではのでは無いでしょうか。



 こんな途轍もない大きな物が、盗みの対象になるなんて悲しい世の中になったものですね。
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熊子さん、こんばんは (polo181)
2005-07-18 21:58:17
いやぁ、とても能率がいいですね。昔はサイロに入れて醗酵させてから、餌にしたと聞いています。それがいまではロールですか。このまま放置すれば、雨風に曝されて腐ってしまうでしょうね。倉庫かどこかに入れるのだろうか。さらに、醗酵させなくてもそのままで餌になるのだろうか。などと疑問が出てきます。人間の頭は次々と便利な機械を考え出すね。
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これぞ北海道ですね (やまあき)
2005-07-18 23:03:20
広大な北海道を代表する写真ですね。

私も北海道に行った折、この写真を撮りたかったのですがチャンスがありませんでした。

熊子さんのコメントを読んで勉強になりました。
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酔歩さまへ (熊母)
2005-07-18 23:52:31
出ましたね、「はじめ人間ギャ-トルズ」。確か原始時代の漫画でしたか?。昔はサイロがあり一基何千万かで建てたと聞きましたが、現在はサイロは使わずに、ビニール梱包で野外で発酵のようです。大きな牧草地ではこの景色が迫力ありますよね。この牧草を牛君、馬君、その他の草食動物達君が、ムシャムシャムと美味しそうに食べます。牛乳の出を促すのに骨粉を混ぜて、今問題の狂牛病。専門家は草食動物には牧草が一番と言っていました。●の文章を追加しました。新車、カッコいい!!ね。
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じゃこしかさまへ (熊子)
2005-07-19 00:02:31
牧草ロールを盗まれたのは、老夫婦で頑張っている牧場でした。ガックリした様子は忘れられません。いまは夜中にトラックでブーですから、でも重いので一人ではできない。地元以外の複数犯と思います。嫌な世の中ですね。草刈機の様子も凄いですよね、バリバリ、ブーンブーンとあっという間に刈られますね。その後にこんな秩序よく、ロールにしやすいようにウネを作り、作業です。
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polo181さまへ (熊子)
2005-07-19 00:06:54
不足を●で追加しました。いまはビニールに梱包して発酵です。サイトで読みましたが、二番牧草が香り豊で柔らかで美味しいそうです。一度食べてみますか(笑)。この牧草のお陰で毎日美味しい牛乳が飲めます。馬肉(さくら肉)は食べたことはありますか?。柔らかい馬肉を小さな頃に食べました。何でも喰うのが人間ですね。
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やまあきさまへ (熊子)
2005-07-19 00:13:20
画は丁度二週間前でした。どの時期で一番刈りなのでしょうね。牧草は意外と背が高くなり、身長160センチの熊子の腰元までありますよ。牧草にはイネ科とマメ科があるのです。いまが一番牧草の時期ですね。すごいのは刈って二週間でもう青々と草が成長ですよ。次は二番牧草です。●の文章を追加しました。
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暑中見舞い? (kk1numa でーす)
2005-07-19 06:03:41
20度でも?暑い?

冬のことを考えなければ羨ましい。



今はサイロは要らないのですか?
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ご無沙汰でした (2チャン)
2005-07-19 10:53:51
3・5連休でキャンプやらカヌーやら百姓仕事で夏を満喫、久しぶりに熊子さんの日記を拝見しました。原野の花、南蛮漬け、牧草と3回分もあり見ごたえ十分でした。もう地物の青南蛮出ているのでしょうか、ウチのはまだ当分先のようです。牧草つくりもずいぶん機械化が進みましたね。オホーツク海側の牧場育ちの自分ですが、当時牧草は小屋いっぱいに積み上げたものです。牧草は生乾きだったりすると発酵熱で火災になるケースもありましたよ。時代の変化を強く感じます。
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