よく聞かれることです
普通 お茶といえば 泡の立ったお薄
表千家さんは 泡は立てられませんけれど
お濃茶は 点てるのではなく 練る ・・・
ドロドロしたもの 昔はなかなか落ちてこないぐらいでしたけれど
最近は ずいぶん薄くなりましたね
宗家の初釜は やはりかなり濃いお茶ですけれど
お茶が上等だから とてもおいしいです
何時の年でしたか
お家元がお茶を練った後 今年のお茶は大宗匠好みで
かなりパンチのきいたお茶です とおっしゃいましたけれど
パンチはあるけれど あと口の良い おいしいお茶でした
何が違うのか
安い濃茶でも 上手に練れば そこそこおいしくいただけますけれど
上等のお薄は いくら練っても おいしい濃い茶にはなりません
同じ茶葉でも 作り方が違うんでしょうね
研究会で お茶のお話をしてくださった業躰先生がいらっしゃいました
何故 濃茶は昔が付くか ?
昔は 白も昔も お濃茶だったそうです
お薄には 名前がなかったとか
茶壺に詰めるときに
濃茶は 袋に名前を書いて入れて
その周りに詰めるのが お薄になる茶葉
濃茶になるお茶の木は 被覆栽培された古木の新芽3枚
お薄になるお茶の木は 3週間ほど寒冷紗で直射日光を遮り育てた若木
初めから 葉が違うという事ですね
お抹茶は 蒸して 乾燥させた葉を 石臼で引いたもの
お煎茶は 蒸して 熱風で水分をとばしながらもんだ葉
葉の形も違いますね
お稽古茶事だから
茶壺の詰め茶は 煎茶の葉を入れてますけれど
本来の詰め茶は 甜茶
煎茶のような 細かいまっすぐな葉ではないのでしょう
濃茶は 御茶 ・・・ 御が付く 最高のお茶
御茶一服とご案内をいただいたら
正式なお茶事のご案内
お薄一服なら 簡単なお茶会
お茶碗も濃茶とお薄では
変わりますけれど
お道具のお話は お道具の時に ・・・
うちの生徒さんたちは お稽古用の安いお濃茶でも
皆さん 上手に練られますので
ちょっと 茶葉のお話を書いてみました
横でソラが キョロキョロ

この椅子は ソラ専用

爆睡