S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

楽直入さんの講演会がありました

2024-03-11 10:13:59 | 陶磁器

前半は 支部総会で
後半 直入さんの講演がありました
 

 
お話がお上手で あっという間の1時間半
 
奥様もこちらの方ですし 境港・平田・奥出雲
それぞれの旧家さんとのつながり 縁戚も多く
アットホームな講演会でした
 
今日は長次郎の茶碗のお話
黒の最高は大黒 茶碗の中に宇宙があると ・・・
大黒は個人蔵ですので めったに出てきませんけれど
7年前 東美の茶碗の中の宇宙 で見ました
 

 

これが大黒です
あと 今日のお話で出てきたのは 
 
三井記念館の俊寛
 

こうやって見ると 照りが強いですね
 
長次郎の赤では 今日お話で出た茶碗は
 

 
不昧公が所持されていた 無一物 形が優しいですね
色は落ち着いた赤
 

 
少し 枯れた赤で これは今日庵所蔵 見ることはないですね
 
今日は 本物を いいものをしっかり見ましょう
そうすれば 自然に自分の目も育つと
どれだけ見れば 育つのでしょうか ?
 
万代屋もむき栗も見たし 一番記憶に残った楽茶碗ってなんだろう ?
自分の好きな形・色
 
そう思ったとき 光悦のほうが記憶に残るかなと
乙御前・雪峯 どちらも赤ですけれど
 


光悦の雪峯 金継の景色が凄い 白いところが雪の峰
 
 
峰の白では 光悦の不二山ですけれど
残念ながら 見たことがありません
サンリツ服部美術館にあるのでいつか ・・・
長野ですので 遠くて 
国焼の国宝2碗のうちの一つです
あとは卯花墻 志野茶碗
 
 
 

 
長次郎七碗で唯一現存する赤 早船
 
雪峯も 早船も どちらも畠山記念館蔵です
 
凄いですね 畠山記念館
伊賀の花入れ からたちもそうですけれど
お道具に対する執念のようなものを感じます
その審美眼も
よくぞ よくぞ 残してくださいましたと
 
長次郎七碗
黒三碗 赤四碗
 
  1.  大黒(おおぐろ)      黒楽茶碗     現存  個人蔵
  2.  鉢開(はちびらき)       黒楽茶碗       消失
  3.  東陽坊(とうようぼう)     黒楽茶碗        現存  個人蔵
  4.  臨済(りんざい)      赤楽茶碗    消失
  5.  木守(きまもり)      赤楽茶碗    破片のみ
  6.  早船(はやふね)        赤楽茶碗       現存    畠山記念館
  7.  検校(けんぎょう)       赤楽茶碗    消失
今日は長次郎のお話と 楽茶碗の扱い 見方 楽茶碗は使う前は しっかり水を通して使うこれは 萩や志野 粉引も同じことだと思います土が柔らかく 空気が入っているので 乾燥した茶碗にお茶を入れるとお茶をそのまま茶碗が吸ってしまうから 使った後の茶碗は しっかり乾燥させること乾燥が不十分だと お茶を点てたときに 茶碗が匂いがする この時の対処方法は1週間から十日 毎日お茶をたてて飲むそうすれば 匂いは自然になくなるといわれました 一楽 二萩 三唐津と言われますけれど楽さんがおっしゃるには楽は唯一無二 茶碗の為の焼き物で分家・のれん分けは一切なしそうして 守られてきた 楽家だそうです 来月 畠山記念館名品展が県立美術館で開催されます 
展覧会名畠山記念館名品展ー松平不昧ゆかりの逸品と琳派ー
 
会期2024年4月19日(金) ~ 2024年6月10日(月)開館時間10:00~日没後30分(
 
展示室への入場は日没時刻まで)
 
休館日 火曜日(ただし4月30日は開館
 
SHIMANE ART MUSEUM | 島根県立美術館 (shimane-art-museum.jp)
 
伊賀の花入れ からたち
油屋肩衝 細川井戸 ・・・
色々来るみたいですので お勧めですよ
 
 
からたち・からたち 何回も見に行きましょう
一番好きな花入です

信楽加藤肇さんの水指 穴窯の初期の作品です

2024-03-05 22:39:23 | 陶磁器



今から40年くらい前
穴窯を作られた 初めのころの作品です
 

 

 

蓋は落し蓋で フチなし
水はあまり入りません
 


兄の知り合いで
窯を作られたころにいただいた作品です
 

 
灰をかぶって 黒くなるところが
うっすらピンク色がはいっています
 

窯が新しいときに この色が出るそうで
窯に隙間ができてくると 黒くなるそうです
 

 
蓋のふちも うっすらピンクがはいっています
 
信楽は タヌキとか ガーデンセットとか
大物が多いですけれど
個人作家さんの窯もたくさんあります
 
今頃は
伊賀焼のほうがお茶道具が多いかもしれませんね
 
日本六古窯の一つです
 
日本六古窯  瀬戸・常滑・越前・信楽・丹波・備前
         釉薬を使わない草の焼き物です 
         焼成温度もかなり高温で 長い時間窯をたかれるようです
 
同じ作家さんの作品でも電気やガスの作品はかなりお安く手に入ります
薪も高いので大変だと思いますよ
知り合いの窯元さんは 赤松が手に入らなかったから
窯焚き止めたといわれました
 
松くい虫がついて 木が少なくなりました
うちの山も 30本くらいあった赤松
ログハウスの屋根に倒れると危ないので
虫がつく前に 切っておろしてもらいました
たまたま  道路付きで 車も機会も入りましたので
少しだけ 御代金いただきましたけれど
道がないと お金をお支払いして切っていただくそうです

瀬戸椿窯さんの銅板転写の染付珈琲碗 と クーランデエールの苺のショートケーキ

2022-08-28 09:16:32 | 陶磁器



夜遅く 息子の土産のケーキが
こちらのショートケーキおいしいんです
スポンジも クリームも プロのお味
 

 

 

夜遅く コーヒーなんぞを入れてしまいました
 

 
カップは 瀬戸の椿窯さん
銅板転写の染付  蒼天紀行シリーズ
 
こちらのカップの金は 洋食器の金とは 色が違いますね
大倉の金は きれいな金でしたけれど
こちらは 少しさびた感じです
 

 
やはり このカップは珈琲が似合います

砥部の梅山窯のお気に入りのバターケースが割れてしまった 

2022-08-25 08:40:00 | 陶磁器



もう20年位使っていたかな ?
とってもお気に入りで
娘にも 息子にも あげなかったバターケース
 

 
民芸で ちょっと寛次郎ふう
磁器でとても丈夫だったのに
落としてもないのに 何かにあたったのか
 

 
蓋は何ともなくて
 

 
本体が 割れた欠片がほんの少し行方不明
張り付けておこうかな
 
もう 同じものはありません
木の蓋の白いのとか ガラスとか ・・・
 
とりあえず 明日ボンドを買ってきて
張り付けてみましょう

出西窯と白磁工房さんのカップで 旦那様のお詫びケーキをいただきました

2022-08-16 12:46:33 | 陶磁器


お盆なのに お墓も行かず 仏さんも送らずに
お気楽山生活の旦那様
まあ いいですけれどね
 
明治の祖母が生きている間は
お盆にしか来られない どういう関係かわからないような方たちも
来られましたので 大忙し
 
本家なので 来客が多く
盆正月は大嫌いで 1日お台所にいることが多かったですね
お正月に初もうでなんて もってのほか
お盆は 傷むのでお料理も大変
夜には たくさん親戚さんが集まって ・・・
 
主人の祖父母 両親がなくなると
私は遠方で 主人は兄弟が少ない
それぞれのお宅で 新しい親戚が増えて 来られなくなり
本当に楽になりました
 
今が天国 のんびりと
男はあてにならないので
息子のお嫁さんに 何時かはこうするんだよと
一応 話はしておかないと
お嫁さんは 大変ですね
 
そんな お山のぼせの旦那様の ごめんねケーキ
 

 
チョコレートケーキ 
お皿は信楽
 

 
ウイーンの森のケーキでした
 
 
カップは
 

 
出西窯の出西ブルー
 

 
私は
 

白磁工房さんのしのぎ
カンナの跡が好きです
 

 
島根は民窯が多いので
磁器より陶器が主流
その中で 石飛さんの白磁は
シンプルで丈夫で飽きが来なくて いいですね