お家元様のビデオの各服点だと 半東がいります
一人茶事で お濃茶のお点前の間で退出することはなるだけ避けたいですよね
そこで思いついたのが 片口の茶碗
伊賀の谷本洋さんの片口がありました
たくさんのお茶を練ると 茶筅が少しがさがさと練る音がしますけれど
お茶はおいしく練ることができました
これで 人数分プラス1ぐらいのお茶を練って
あらかじめ 下座に運んでおいたお茶碗に注ぐというのは
どうでしょうか
最後に 建水を持って入る前に
あらかじめ熱い湯を入れたお茶碗をお盆に載せて
手前畳に入れておきます 灰器の場所
それから 建水を持って入って 普通の濃茶手前
お茶が練りあがったら 点て茶碗を仮座に預けて
お盆を膝前に取り込み
湯を捨てて 拭かずに そのまま
片口のお茶を注ぎます
右上が 正客用の茶碗で
それを掌で回して出します
古帛紗不要の楽茶碗で
池田退助さんの黒
吉向蕃斎さんの赤
佐々木輝夫さんの赤
大樋長左衛門さんの飴
何故 大樋がお詰めさんなのか ?
大樋の飴は濃茶に使わないほうが良いと
言われた方がありました
お稽古茶事だからよいかなと 出しましたけれど
楽茶碗のオールキャスト 寄せ集めです
さすがに 本家さんの楽は出せませんね 🙇
お正客が取りに来られて総礼
いかがでございますかのあいさつの後
残りの茶碗を 盆ごと回して出しておきます
その後は ビデオの通りで
お正客のお茶碗を拝見している間に
詰めが 茶道口まで お盆を返しておく
最後 亭主が建水をもって下がるときに
茶道口を開けて 先にお盆を外に出しておき
建水をもって出る ・・・
どうかなと 試しにしてみましたけれど ちゃんとできました
お煎茶のお点前の時 茶碗に入れた湯を捨てたときは
茶碗をふきません
粉ではなく 練ったお茶を入れるのですから大丈夫ですね
一碗でしっかり練ったお茶は 香りもよく とてもおいしいです