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のんびりぽつぽつ

日常のこと、本のこと、大好きなこと・・・
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のんびりと。

御算用日記「護国の剣」

2009年10月21日 09時43分02秒 | ☆本☆
六道 慧 著 光文社文庫。

シリーズ第10巻!
すごい。気が付いたらここまで来てます。このシリーズ。

序章でいきなり壮絶な場面。
昨夜、たまたま爆笑問題さんの番組で「カブキズム」ってのを観たのだけれど、
「死」の捉え方。日本と西洋の文化の違い。
それが、奇しくもこの作品でも強烈に現れていたな、と思います。

切腹ってそもそもいつ頃から始まったものなのだろう。
武士って一体どんな精神を持った人たちだったのだろう。
幕府に訴えるために、自らの命を絶つ。
藩の存続のために、腹心の部下の命を絶つ命令を下す。

そして、すべての責を負って(もしかしたら、というか、私はそうだと思うけれど、最初からこうなることを望み、そうなるように仕向けて)多分あと1人だけ詰め腹を切るものがでる。

武士の一分・・・
ああ。これはお正月の磐音さんにも通じるな。
(子が母親を仇討の対象とする・・・お家のためにはそうするしかない・・・それもまた今を生きる私には理解できないこと。)

武士って一体なんだろう?
その精神世界は本当の所、どうだったのだろう?

護国の剣。
『侍の刀は敵を攻撃するためのものではない。太平の世の秩序を守るためのものである』

そうあって、ほしいね。
藩のため、世のため・・・だけでなく、自らのためにも。


今回は、特に数之進の命が危なかったな。
何だか諸藩に御算用者の正体がバレバレになってる・・・
人相書きに住所までくっついて出廻ってるんじゃないか???って気がするんですが、今後大丈夫なんだろーか(^^;)

1巻から読み直したくなってる自分がいるー。けど、10冊だよね。。。
さあどうしよう。

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