COYOTE

2009-07-04 | Music
くもり。
駅からの階段を上ると会場はすぐ目の前だった。
新しくなってからは初めてだったので、周辺の様子が真新しく目にうつる。
ほどなく友人知人と再会。
いつもの友達の他に、1年以上、つまりは元春のライブがなければ会えない人々が多数。
本当に元春のライブなんだなぁと実感が湧いてきて、嬉しかった。

一時はもうないのではないかと思っていたCOYOTEツアー、
その待望の初日を、赤坂BLITZで観る。
友人のおかげで、当初は500番台だったチケットが300番台に昇格。Thanks!!
かみての3列目に立つ。
待ち時間は場内に流れる「Motoharu Radio Show」に耳を傾け、思った以上に長くは感じられなかった。
おなじみのベテランのローディーチームの仕事につい目を奪われる。

久しぶりの元春は、サングラス、白地にブルーのラインのストライプシャツ。山登りが出来そうな?黒のシューズ。
颯爽と登場した姿にボルテージは上がっていく。あぁ本当に久しぶり。
「星の下 路の上」で始まった。

近頃はアルバム「COYOTE」をわざと聴かずにいたため、
すべての楽曲が新鮮に感じられた。
新しいバンドは、若手(?)とはいえ経験を積んだ強者達。
安心していられる。
Hobo King Bandの不在は淋しいけれど、元春に集中できるのがうれしい(苦笑)。
99%は元春を見つめ、残りは深沼くんのギターソロを見る。
ずっとレスポールを使っていた。もっとワイルドに弾いてくれたらいいのにと思う。
コーラスは、深沼くんの他にも小松くん、高桑くんも加わって、なかなかいい感じだった。
「君が気高い孤独なら」で突然胸に押し迫るものがあった。
元春がここにいてくれてよかった。
「ラジオ・デイズ」ではずっと前方で撮影していたカメラマンが林ワタルさんであることに気づいた。
この曲が終わると元春がサングラスを外した。
小松くんのカウントではなく、元春のギターから始まる楽曲が数曲あるのが嬉しかった。
「コヨーテ海へ」では元春がしもて、シュンスケくんの前のキーボードへ。
ずっとこの曲が聴きたかった。
歌詞が心をついた。

 望みはたったひとつだけ
 自分自身でいたいだけ
 この魂よ 舞い上がれ
 そこに空がある限り

アンコールは、メンバー紹介のあと「ぼくは大人になった」
「滑り込みセーフ」のジェスチャーがコントのようでおもしろかった(笑)。
そして久しぶりの「Down Town Boy」新鮮だった。
「アンジェリーナ」
デビュー曲をこんなにも楽しく聴かせてくれるなんて。
深沼くん(Mellowhead)の楽曲を歌ってくれることを期待したが、残念。

来年がデビュー30周年であることに触れ、
このツアーもそのプロジェクトの始まりとしての位置づけであることを語ってくれた元春。
あっという間に終わってしまうであろうCOYOTEツアー、
楽しんでこよう。
大人にはしんどいライブハウス(苦笑)、けれども近くで観ることの出来る幸せ。
終演後、ドリンクを引き換え、黒のTシャツを購入した。
また明日。

帰宅後、NHK教育テレビで「THE SONGWHITERS」を見る。
ダイジェスト版もよく出来ていたが、本編はさらにぐいぐいと引き込まれる内容だ。
昔、大好きだった小田さん。
元春との対談が実現するなんて、四半世紀前の私に教えてあげたいくらいだ(笑)。
30分じゃたりない。



佐野元春&THE COYOTE BAND
2009年夏 全国ライブハウスツアー「COYOTE」
2009.7.4(SAT)@赤坂BLITZ
佐野元春(Vo,G,Key)
深沼元昭(G)小松シゲル(D)高桑圭(B)渡辺シュンスケ(Key)大井洋輔(Per)
(整理番号F314番)

01 星の下 路の上
02 荒地の何処かで
03 君が気高い孤独なら
04 ヒナギク月に照らされて
05 裸の瞳
06 折れた翼
07 呼吸
08 ラジオ・デイズ
09 Us
10 夜空の果てまで
11 壊れた振り子
12 世界は誰の為に
13 コヨーテ、海へ
14 黄金色の天使
Encore
15 ぼくは大人になった
16 Young Bloods
17 Down Town Boy
18 約束の橋
19 アンジェリーナ


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