ホームに当たる強い日差しに「今年も夏が来るんだ。」という当たり前のことを思い出す。
琵琶湖の一番上にもうひとつ小さな湖があり、それが余呉湖だ。
「あそこは空気が違う。」という話を聞いていたし、「日本のウユニ湖」と呼ばれているのも知っていた。
聞いていたし知っていたけど、余呉駅に近づくに連れ天気は重々しく曇り、風はビュンビュン吹き出した。
「さっきまであんなに晴れてたのに・・・。」
持ってきたライトダウンを着てもまだ寒い。
泣きそうな気持ちで湖を見ていると、こんなに寒いのに蜂が寄ってきて日本のウユニ湖は5分で退散。
店も何もなくきのう差し入れでもらったスイーツを駅のベンチで食べた。
帰りは琵琶湖の下周りの電車で帰ることに。
余呉から一駅離れると、一気に晴れてて夏のような強い日差し。
余呉湖、なんやってんやろ・・・?
サスペンスのように薄暗く寒く確かに空気が違った。
電車に乗ってからはすばらしい景色が広がっていた。
近くで見ても何かわからなかったこの黄金の畑は何だったんだろう?
見事琵琶湖一周、5月の休日。