きのうはサイレント映画、本番までの最終練習。
打楽器のモミーに、
「キーボード壊れた。」
っていったら、
「長い間おつかれさまやったねえ。」
としみじみ言われてなんか救われた気分になりました。
楽器を愛する人はやさしい人ばかりだ。
写真はモミーんちにあった最高級トイピアノ。
もはや『トイ』というサイズではございません。
練習を終えて、中崎町の駅で終電を待っていると、
ベンチに泥酔いで眠りこける男子がひとり。
「こりゃ、あいつ終電乗られへんで~。」
と思いながら終電に乗り込むと、駅員がその男を無理やり電車に押し込んで来た。
ひぇ~!
身長180はありそうな男が右へ左へゆらりゆらり。
危なっかしいたらありゃしない。
とりあえず楽器を守りながら乗ってたら、
隣の天六で降りて吐いてた。
男を残し、電車は発車。
中崎町の駅員からすると、
「一駅でもいいから向こうへ行ってくれ。」
ってとこですね。
酔っ払いの世話で残業なんてありえない、っていう。
そう考えると、どの駅に配属されるかは彼らにとって大変重要なこと。
東梅田とか終点の大日なんてだいぶハズレ。
「せっかく今年はアタリ(中崎町)やねんから、ここで寝んといてくれ!」
っていう駅員の全力を見た春の夜。