日々、暮らしの中で考える。・・・・・・木もちeー暮らし

普通の暮らしの中で気がついたこと、考えたこと。またこのような生活の視点を通し、仕事で出合った方々のお話を綴っています。

根源から改革。

2010年04月12日 01時11分11秒 | 環境

▲6、7年くらい前になるだろうか?
本屋で、タイトルにひかれ購入した本です
「医者、井戸を掘る」
ペルシャワルの会
中村哲医師の活動をはじめて知り、
命について、根源から改良している姿を知り、
非常にショックを受けました。
(私の表現力では伝わらないのでH.Pをみてくださいね)






「まず、生きることだ」
そう言って、大干ばつのアフガニスタンで井戸を掘り始めた医師、中村哲さん。
アフガニスタンとパキスタンの無医地区で難民の診療を続けること20年。
中村医師達が掘り上げた井戸の数は、1,000に及ぶそうです。



異文化の中で 病院を作り 井戸を掘り 畑を耕し 用水路を建設する。
現場から、今行うことの答えをだし、改良してきた団体です。








本のタイトルだけでも
医師として、現場から必死に「命」と向き合ってきた
様子が手に取るようにわかると思います。
生きた言葉で綴られています。









ななほし農園様の家が「住む」にのっていました。

2010年04月08日 12時28分44秒 | お仕事
今日は、今まで小川社の商品を取り上げてくださった
雑誌のデータ作成とweb雑誌掲載を更新をしていました。

住む。3月号

住むにウッドロングエコが紹介されていたので、更新をしていたら
ウッドロングエコを使っていただいたお客さまの物件も載っているよ!と
スタッフ藤井が教えてくれました。
藤井は頻繁に建築雑誌を目を通しており
よーこんな細かい文字まで拾ったなぁ。




施主の ななほし農園様は
「ハーフビルド、CO2削減につながる太陽光発電、構造の美しさ」を
求め、建築家さんが誰でも家をつくることができるシステムを考案されたそうです。
農作業の合間に家づくりをされているそうです。


▲外壁はウッドロング・エコを塗装していらっしゃいます。大きな屋根の下に、働く土間と家族の場。

私達も、つい4年前まで蜜ロウワックスは玄関の土間で充填してました
今は発送量が増えたので、一部を除き充填屋さんにお願いしてます。
玄関や土間って作業スペースとしては非常に便利です。
尾鷲も昔の家は、このくらい広い玄関土間をとっています。




▲野菜の保管、選別などの作業場



▲とてもシンプルな家族が暮らす間


なぜかウッドロング・エコを選択されるお客さまは、個性的な生き方をされている方が多い。

小川社のお客さまの中にも、ハーフビルドを選択し、家を建てられている方がおられます。
友人の整体人さんも
中古住宅を購入し、D.I.Yで改装しています。
このような生き方をされている人は、独自の価値観があり
心打たれます



自営業や小規模の会社の場合は
働くと生活(生きる)を別に考えると動きが
とりずらいこともあり、無理にわけなくてもいいんだぁ。と思います。

最近、そういう生き方を選択されている方が
紹介されて、なるほどぉと共感する部分が多いです。


そうそう、漁師は「漁民」農家は「農民」商売は「商人」と呼ばれますが
なんとなくわかるような気がします。
働き方や風土が異なれば、生き方も考え方も変わるのが、自然のような気がします。





家づくりには、生き方が現れますね。











父の大学時代の仲間、哲学研究会の友人からの手紙が届く

2010年04月07日 23時04分36秒 | 暮らし
今日、母のところに昨年他界した、千葉からの転送で尾鷲へ父宛の手紙が届いていた。


父は明治大学の夜学に通っていたことは知っていましたが
哲学研究会に所属していたとは知らなかった。


私が生まれたころは、母は順天堂大学の看護学校の夜学生(母24歳)
日中は準看護婦で大学病院で勤務。
父(24歳)は日中は仕事、
赤子の私は、日中ベビーシッターさんに預け
夜は父が世話してくれました。



私が子どもが授かり、里帰りをしたときに、
父がつけていた育児日誌がでてきました。
育児のことよりも、ノートの隅に書かれた、
父が書いた落書きに哲学的なメッセージを感じ
私の心に響き、父のある一面をみました。

もっとも夫婦揃って、社会人になって学生になり、
結婚したのだから
当時としては、かなり変わった夫婦だったのだろう。
それでも、父宛の手紙には
「藤井さんは、いつも地に足がついた議論をしていました。」と
書かれていました。








▲大好きだったゴダールの映画のポスター

話が飛びますが
高校時代の頃、私はゴダールやブニュエルの映画が好きで
映画の台詞を理解するために、哲学のさわりを読み、
理解した気でいましたが
今は、まったく覚えていません。
私には肌にはフィットにしなかったのかも






▲23歳の頃出会った本「タオの自然学」


これが今の仕事に結びついたのかも・・・。
当時、私は彫刻をやっており、サンフランシスコの自然科学博物館で
「自然界の有機的連動性」の研究をしたいと夢をみて、
留学支援制度のテストを受けていました。
タオの自然学の著者
フリッチョフ・カプラは 
高エネルギー物理学者として、パリ大学、カリフォルニア大学、スタンフォード大学、
ロンドン大学などで研究のかたわら教鞭をとり、
『タオ自然学』が世界的ベストセラーになり、生き方じたいも転換した方です。





あとは、良寛の俳句が好き。

裏を見せ表を見せて散る紅葉

▲この俳句は、私が大好きな俳句のひとつ。
 今の仕事を創めてから、特に好きになりました。

自分のものさしで良い、悪いという判断だけで反応せず、
全てを状況を受け入れる器を表現しているように観え
おおらかなスケールを感じます。
父もよく同じような内容を私に話していました。





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▲養老さんの本の中で一番影響を受けた本

この本はここ10年の中で、一番影響を受けました。
人間が生きていくうえで一番基本となる部分が書かれています。


時代と逆行しているようですが
自然界と人間界を行き来するには
「忍耐」「手入れ」「多様性」が大事。


コントロールと手入れの違いなどが
科学的な見識で書かれています。



私は結婚して一時、自給自足のような生活をしていたことがあり
この時期は本当にこの言葉の深さを肌で感じました。
あの時期は、本当にお金がなかったから
余計、自然の移り変わりに敏感でいれたのかも

意外と、お姑さんや、輪内地区の年配の女性方が
よく話している内容とかぶる部分があります。
私は千葉から嫁いだせいか
お年寄りの話に興味をソソラレルことがあります。
寺山修二「本を捨て、街へでろ」だったかな?そんな本がありましたが
まさに、それで昔の人の話は、理にかなったことがあります。
今の仕事もまさに
商品を育てるまで「忍耐」「手入れ」「多様性」の繰り返しです。
でもそれが当たり前だと思ったら、意外とシンプルなんですよね


▲今度、読みたい本。養老×宮崎駿(トトロの監督)の対談です。




ゴールデンウィークのご案内

2010年04月06日 10時35分54秒 | お仕事


平成22年度ゴールデンウィーク休業期間
G.Wの休日はカレンダー通りになります。
4/29(土)、5/1(土)~5/5(水)


発送日について
4/28(水)午前中までに頂いたご注文→4/28(水)発送
4/28(水)午後以降に頂いたご注文→4/30(金)発送
4/30(金)の午後以降に頂いたご注文→5/6(木)発送


ご注文はお早めにお願いいたします。
ゴールデンウィーク中は渋滞など道路事情により、
 ご指定もお時間にずれが生じる場合もありますのでご了承くださいませ。
デッキ材、外壁材の特注品は、通常より日数がかかる場合がございます。

休業中はご迷惑をおかけしますが
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。 敬具