Chance is with the music

音楽を糧にしつつ、日々を過ごしてます(家主:yucca)

100s@横浜BLITZ

2007-06-17 23:12:58 | LIVE
昨年末のCDJ@大阪で観て以来半年ぶり、ワンマンとなると実に2年近くごぶさたしていた100sライブ。このバンドがあまりライブをやらないのはつくづくもったいないよなあと思うのですが、それだけに密かにかなーりこのBLITZライブを楽しみにしていました。

入場すると、先に上手側でスタンバイされていた小野ちゃんびいきのMさんとお会いしました。私はもちろん池ちゃん派ですから、迷うことなく一緒に上手側で待機(笑)で、いろいろとお話をさせていただいているうちに開演時間を迎えたのですが。

客電が落ち、出囃子SEが耳に飛び込んできた瞬間、思わず吹きました。これは・・・昔なつかし、ドリフの人形劇版西遊記で使われた、ドリフ5人が歌うあの曲!(♪ニンニキニキニキ~ってやつ。「ゴー・ウエスト」って曲らしい)それってどういうセンスよ?!と脱力しつつも、メンバーと思いっきり同世代な私やMさんにとってはあまりにツボで爆笑。その曲は聴き手の世代を選ぶだろうよ6人衆。

そんな感じで、しょっぱなからフロアもステージ上も笑顔。しかしそこにいきなりストレート剛速球をぶちこんでくるように、突然一義くんがあの声を響かせる。「でーーーーーーーーー!」おおおきたきた、CDと同じオープニングで、そうさ世界は!

当然フロアはいきなり大盛り上がり。そのままたたみかけるように、ALL!!!!!!収録曲と、前作のOZの中からキラーチューンをガンガン披露。一義くんはマイクスタンドを操りながら体いっぱいで歌い、バンドメンバーは時に笑顔で、時に必死の形相で音を繰り出す。ああそうだ、これが100sのライブだ。CDJ@大阪のライブではステージから距離が遠かったので、ここまで6人の表情を観られなかったもんなあ。

あの荒野に花束を、に入る前のMCで、一義くんから「次はピアノだね。」と話を振られた池ちゃん。そこで池ちゃんはピアノをちょびっとロマンチックに奏でた後、「なんか、Let it beみたいじゃない?」と一言。そしたらフロアがわーっと沸いて、メンバーも盛り上がってしまったものだから、池ちゃんは苦笑しながらLet it beのイントロを弾き始めたのでありました。そしたら一義くんも調子にのって、鍵盤に歩み寄ると笑みを浮かべながら池ちゃんの肩に寄りかかったりして、またその表情がかわいくってさあもう!(←何)

しかし、さあイントロが終わり歌に入ろうかというところで、突然ピアノを止める池ちゃん。そこで一義くんが突っ込む。「何で歌わないの?」「いやつい、日本語の歌詞を歌いそうになっちゃってえ~」「どんな歌詞?」「250円で1・・・曲じゃなくて2,500円で10曲のほうが良いよ~って。」

・・・池ちゃん、その歌詞は!本当は「250円で1週間 借りたカンフー 息を飲む」と歌いたかったんですね?バタ犬のYO!兄弟を思い出しちゃったのね?即興のインチキ歌詞にもウケましたが、それ以上に不意打ちなバタ犬ネタがツボで、ついひとり爆笑してしまいました。

まだまだライブはこれからだろうと思っていた矢先、蘇州夜曲→ももとせの素晴らしい流れに、おいおいなんかライブ終盤みたいだなあと思っていたら、そのあとアコースティックでもしこのままを演って、あっさりメンバーが退場してしまったからびっくりですよ。慌てて時計を見たら、まだ1時間しか経ってない。えええまだ全然燃え尽きてませんよ私。ということは何だ、このあとのアンコールがやたら長いってこと?100sのワンマンってこんなんでしたっけ。

しかし、そんな違和感も、メンバーが再登場した瞬間にどうでもよくなりました。さっきまでツアーTシャツを着ていた池ちゃんが、今度はシャツ姿で現れたのですが、そのシャツの下に見覚えのあるTシャツの襟ぐりが覗いているじゃありませんか。あれは、こないだレキシのインストアイベントでスタッフさんが着てたTシャツに間違いありません。ということは!きゃーー!!

というわけで、アンコールはまさかのメンバーソロ曲コーナー。トップバッターの一義くんが、デビュー曲・犬と猫(!)をお客さんと一緒に歌うと、2番手のまっちぃは新作からクールな1曲をお披露目。耳を押さえて一生懸命歌うまっちぃがいじらしかったです。

そして、満を持して池ちゃんがシャツを脱ぐと、羽織袴代わりのTシャツ姿でレキシのご登場ですよ!しかも、お披露目ナンバーは意表をついてGood bye ちょんまげ。まさか、この大好きなどファンクナンバーを100sで聴けるとは予想もしていなかったので、うれしくてうれしくてもう。しかも、しまいには池ちゃんによる指導のもと、フロア全体が振りつきで「マゲ」の合唱まで行う始末(爆笑)。あああもう池ちゃん最高すぎます、愛してます、一生ついていきますんで。

池ちゃんにすっかり骨抜きにされたところで、ライブはソロコーナーから再び100sへ。そして、いきるものでもう1度ガーッと盛り上がったところでアンコール終了・・・かと思ったら、6人は退場したかと思いきやすぐまたステージへ(笑)。そうだよねえ、この展開ならそりゃWアンコールもやってくれるよねえ。

「これが本当に最後の曲だから!」という一義くんの言葉と共に始まったのはキャノンボール。すっかりお約束のアンセムではありますが、やっぱりこの曲大好きだ。サビで煽られ、みんなで一緒に「そこで愛が待つゆえに」と歌っていると、何とも言えない力が涌いてくる気がするのです。口に出すと偽善者にしか聞こえないだろうけど、やっぱり死ぬように生きてたくはないし、そのためにも音楽からもらったパワーを大切にしたいよ私は。ああ、今日もこの曲が聴けてよかった。

そんなわけで、ライブは2時間弱という短時間で終了となりました。冷静に振り返ると、個人的には100sは音源の完成度がとても高いバンドだと思うので、ライブでは良くも悪くもそこがポイントになるなあと感じます。その点からすると、なぁ、未来。やQ&A、Honeycom.wareあたりは正直、サウンドにやや物足りない印象はありました。ミスもけっこう目立ちましたし。

でも、それ以上にこのバンドの持っているエネルギーを実感し、曲のすばらしさを再認識できるのが、100sのライブのすごいところだとも思うわけで。あのエネルギーと結束力があれば、このあとツアーを回っていくうちに、どの曲もどんどん良くなっていくに違いありません。ああ、そう考えるとツアー最終日のAXに行ってみたいなあ。国技館の追加公演に行けばいいやと思っていたけど、あのバンドの行方を見届けないのはすごくもったいない気がする。

あ、私信ですがMさん、小野ちゃんやっぱ可愛いっすー(笑)。また機会があれば上手側でお会いしましょう。

コメント (3)
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