今でこそ偉そうに片付かないと気分が悪いなんて書いている私ですが、元々は「散らかし屋」です。主婦には大まかに言うと「管理型の掃除上手タイプ」と「物作り型の料理上手タイプ」二通りのタイプがいますが、私は完全に後者タイプでした。
でも、夫は完璧な前者タイプなので私が何を作っても褒めず、ただ何かを作ったために材料や道具が散らかっている事を叱るばかり・・・・。
この夏はコロナのせいでエアコンの聞いた室内でせっせとマスクやコットンのパンツ作りに励んでいましたが、道具や材料が少なくてコンパクトにまとまる編み物とは違って洋裁は細々した道具がいろいろ必要で嵩張るし、散らかり易いのが難点です。
夫のような人から見るときっと散らからない編み物の方が好ましいのだろうなあとは思うものの、本を見ながらお手本通りに作る編み物よりも、自由にデザインできるソーイングの方が私の好みに合っています。そして、ミシンを使うソーイングは編み物とは比べ物にならない程短時間でできるし、仕上がった物は何倍も長持ちするし、お手入れも簡単という物が多いと思います。
また、物を作っている時点では片付けの何十倍も時間や手間を必要としますが、きちんと作られた物ならば、物によっては十年を超えて使える物もあります。その反面、片付けは普段から要領のいいやり方を身に付けておけば、ほんの数分で終わってしまいます。
現代の日本ではその手間を人件費の安い海外生産に頼っているので、国内には本当に使い易いミシンも、服に出来る上質の布ももうほとんど売っていません。
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