合格でした。評価は、独創性がBのほかはA。西洋史概論のレポートと試験の評価・結果が、合格はしていたものの、さんざんだった(解答者に問題があった)ことから、立て直しを図ったのがよかったようでほっとしてます。この科目、スクーリングなどで「とにかくテキストを何回も読むこと」とアドバイスしてくださる方もありました。自分のレポートが手本になるなどとは考えていませんが、標本にはなると思うので、少し記録しておきます。ただし、平成30年度からテキストが変わるようなので、有効期間は1年余りです。
講評は、「〇〇さん、レポート拝見しました。唐宋の変化については、士大夫と都市、学術文化を、異民族支配については、そのシステムと蒙古至上主義について、書いておられました。いずれもテキストに書かれたことをきちんとまとめられていました。P3の「量の変化が質の変化に」というのは、そのとおりだと思います」と書かれていました。「量の変化が質の変化に」というのは、唐宋間変化について、文化の担い手が貴族から士大夫に移り、また、都市の発達により大衆文化が形成されたことにより、文化を担った層が増え、質が変化していったと書いたものです。
取り上げた項目については、唐宋間の変化では講評のとおりですが、異民族の支配では、集団主義、蒙古至上主義(根脚を含む)、モンゴル支配下の漢民族知識人、伝統的中華文明の尊重・前代との継続性を別々に書きました。後者は、いくつかの項目をまとめるか、または、取り上げた項目すべてを書く必要はなかったのかもしれませんが、異民族支配の下での社会文化の性質を書こうとすれば、どれも外せない要素と思い、そのようにしました。迷うところです。
レポートの構成については、西洋史概論での反省をもとに、冒頭、設問そのものに近い書きぶりに「を述べる」と付け、唐宋変化と異民族支配を別立てにしたうえ、おのおのにまた「を述べる」と書いてから、各項目を説明し、まとめを付け、設問の趣旨からはずれないようにしました。西洋史の試験では、本題にはかすった程度であれもこれも書き失敗していたように思います。
レポートを作るにも、バックの知識が大切であることはいつも思います。学説は違っていても、概説書のようなものは、いくつか別に読んでおけば、理解も深くなり、書きやすいのでしょうが、あれこれ科目に取り組まなければならないので、なかなか理想どおりにはなりません。この科目については、テキストの学説に沿ってまとめることで、一応OKがいただけたようです。参考になれば幸いです。
しかし、レポートが受かっただけで、試験はこれから。「レポートのAが3つ以上あったから、試験はもういいよ」などの付記もなかったので、もうひと踏ん張りしなければねぇ。
大阪名産「獺祭のチョコレート」と「かす(ホルモン)うどん」。娘が送ってくれました。
(付記)ブログ左側に新たに「メッセージ」を付けましたが、最近、不具合があり、送信できてもこちらに届かなくなっています(gooに調べてもらっているので、ブログ上そのままにしています)。コメント機能は正常のようですが。メッセージを送ってくださった方がいらっしゃれば、不達になっているものもありますので、ご了承ください。