日本将棋連盟会長 米長邦雄氏が死去

2012年12月18日（火）午前
69歳で米長邦雄氏が亡くなりました。
私はプロ棋士が大盤を使った解説会に行くなど将棋ファンなので、とてもびっくりしました。

写真は約4ヶ月前（8月26日）に行われた大和証券杯最強戦の決勝戦の模様です。過去に何度も大和証券杯最強戦の決勝を観戦に行きました。以前は将棋連盟会長の米長氏が挨拶に来ていましたが、昨年は谷川浩司専務理事が挨拶に来ていました。
谷川専務理事は神戸の人なので、「わざわざ関西から来たのか」と思っていました。谷川専務理事が最強戦の挨拶に来るのは、おそらく初めてだったと思います。



「体調が悪いのかな。それとも、会長職を辞して谷川専務理事に譲る準備かな」と思っていましたが、前者の方だったのですね。
米長氏のホームページやブログは他の将棋棋士と同様に週に1度ペースで拝見していましたが、最近は「更新されていないな～」とは思っていました。しかし亡くなるとは思いませんでした。
自ら前立腺がんであることを公表しており、治療の状況をホームページに書くことも有りました。また東京都の教育委員を務めたり、スポンサーである大手新聞社の幹部や政財界の大物との太いパイプを書いていることも…。


その反面セクハラ疑惑が報道され、セクハラを否定する米長氏に反発した中川大輔八段（米長氏の弟子でもある）が常務理事を辞任したり、武者野勝巳六段が将棋ゲームソフトの著作権を侵害したとして米長氏を訴えるなど、盤外でも騒動の多い人でした。
女流棋士の待遇改善を求めて独立した公益法人日本女子プロ将棋協会（LPSA）に対して、嫌がらせをしている様も報道されることも有り、米長氏のことを良く思っていない人も多いと思います。

私もその1人ですが、ご冥福をお祈りいたします。