株式市場は高値圏で取引されている銘柄が多くなりました。トヨタ自動車、ソニー、メガバンクなどの大型株がけん引しています。
更にオリエンタルランド(4661)、大塚家具(8186)、オリックス(8591)などが株主優待の拡充やプロキシーファイトなどの材料で盛況です。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは2015年2月24日(火)取引終了後に発表した株式分割と株式優待制度の拡充が評価されています。以下は株式新聞より抜粋。
3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を4株に分割すると発表した。
同時に株式分割後の株主優待パスポートの発行基準を見直した。分割後に100株以上400株未満を保有する株主に対して3月末に1枚を贈呈。また、2400株以上保有する株主に対しては、3月末に6枚、9月末に6枚の合計12枚を贈呈する。株式分割前に100株保有していた株主は、分割後の保有株数は400株となるが、400株以上800株未満の保有者は9月末に1枚、3月末に1枚の合計2枚が贈呈され、従来からの変更はない。
また、長期保有株主向けに優待制度を新設。東京ディズニーリゾート35周年記念として、15年9月30日から18年9月30日までのすべての基準日において、同一株主番号で100株以上保有した株主に対し、保有株数にかかわらずパスポート2枚を贈呈(配布時期18年12月を予定)。東京ディズニーリゾート40周年記念として、18年9月30日から23年9月30日までのすべての基準日において、同一株主番号で100株以上保有した株主に対し、保有株数にかかわらずパスポート4枚を贈呈(配布時期23年12月を予定)するとしている。
2月27日(金)は前日比620円高の32230円(前日比+1.96%)で取引を終えました。上記の記事は要するに3月26日(木)の取引終了まで100株を保有している株主は4月1日(水)から400株になります。単純に100株→400株に増えれば「おいしい」ですが、株価は4分の1になりますので理論上は同じです。しかし今までは最低単位の100株で約320万円の資金が必要ですが、約80万円で取引出来ることで参加者が増えるので流動性が高まります。
次に株主優待はどうなるのか。これまで100株保有していた株主は400株になりますが、400株以上800株未満を保有する株主はこれまでと同じで3月末と9月末の株主に対してディズニーパスポートを1枚ずつ(年間2枚)贈呈されます。
ここまでは従来通りですが、分割後に100株以上400株未満の株主にも3月末のみディズニーパスポートを1枚贈呈されることになりました。
更に長期保有株主向けには2015年9月30日~2018年9月30日までの3年間で全ての基準日において、同一株主番号の株主はディズニーパスポート2枚が贈呈され、2018年9月30日~2023年9月30日までの5年間で全ての基準日において、同一株主番号の株主はディズニーパスポート4枚が贈呈されることになります。
ちょっと先のことですし期間が長いですが、私はずっと保有しているのでこのまま保有しておこうと今のところは思っています。
続いて大塚家具。「父娘の骨肉の争い」としてかなり話題になっているのでご存知の方も多いでしょう。
筆頭株主で会長の大塚勝久氏と、勝久氏の娘で社長の大塚久美子氏が経営権争いが泥沼化しているのです。
実は私の自宅にも10年前に大塚家具で買ったダイニングテーブルと椅子があるのですが、大塚家具に入店すると住所・氏名・年齢・職業・連絡先などを記入させられました。そして強制的に会員制になり大塚家具のスタッフをアドバイザーとして同行させる営業手法を行っていました。この手法は勝久氏が推進していたのですが、久美子氏はこのアドバイザーを同行させる営業手法を止めてニトリ(9843)やスウェーデン発祥のイケアのようなカジュアルな中価格路線に舵を切りたいとしています。
私はダイニングテーブルが欲しいという目的があったのでアドバイザーが同行してきたのは違和感が無かったですが、「買うかどうかは商品や価格を見ないと決められないのに、その前に住所・氏名・年齢・職業などを記入して会員にならなければいけないのですか」とスタッフに言ったことがあります。現在は会員になるかどうかはお客様が選択出来るようです。
今、ニトリは業績好調。最高益で株価は連日で高値更新をしていて、イケアも支持されています。大塚家具とニトリHDは株価は対照的です。
会長と社長がお互いを批判し合い、2月25日に勝久氏が大株主として久美子氏の社長を解任案を提出、2月26日の中期経営計画の発表の際には久美子氏は改めて勝久氏の退任を迫っています。
そして盛り上がっているのが大塚家具の株式相場。2月25日は1100円程度の株価でしたが、翌26日、27日と棒上げ。26日はストップ高、27日は一時ストップ高の終値は前日比238円高の1643円(前日比16.94%)です。2日間で500円超、5割以上の上昇。要因としてはプロキシーファイトと言って3月27日の株主総会の委任状争奪戦になっています。株主総会で取締役の選任・解任を提議できるので委任状を争奪して、株式相場が盛況なのです
但し大塚家具は12月決算なので今から大塚家具の株式を買っても3月27日の株主総会には参加出来ませんし、年間40円→80円に増配を発表していますがそこまでの業績が伴っておらず久美子氏の人気票集め?とも見える発表による株価上昇とも感じるので、近々急落する可能性は否定的出来ないと思いますが、どうなることやら…。
最後にオリックス。総合リース最大手、プロ野球のバッファローズの経営もしています。
2015年2月26日(木)の取引終了後に発表した「ふるさと優待」が評価されて前日比73円高の1696.5円(前日比+4.5%)と27日も続伸。これまでもオリックスは株主優待はありました。京セラドーム大阪に1000円で入場出来たり、オリックスレンタカーが30%割引などの割引サービスが主体でしたが、個人投資家の拡充を狙ってのカタログギフト5000円分の贈呈を発表しました。
毎年3月末の株主に対してカタログが送付されて、5000円相当の好きな商品が選べるというものです。
約17万円の投資で5000円分のカタログギフトがもらえるので、個人投資家には興味を持ってもらえそうな内容ですね。
更にオリエンタルランド(4661)、大塚家具(8186)、オリックス(8591)などが株主優待の拡充やプロキシーファイトなどの材料で盛況です。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは2015年2月24日(火)取引終了後に発表した株式分割と株式優待制度の拡充が評価されています。以下は株式新聞より抜粋。
3月31日を基準日、4月1日を効力発生日として1株を4株に分割すると発表した。
同時に株式分割後の株主優待パスポートの発行基準を見直した。分割後に100株以上400株未満を保有する株主に対して3月末に1枚を贈呈。また、2400株以上保有する株主に対しては、3月末に6枚、9月末に6枚の合計12枚を贈呈する。株式分割前に100株保有していた株主は、分割後の保有株数は400株となるが、400株以上800株未満の保有者は9月末に1枚、3月末に1枚の合計2枚が贈呈され、従来からの変更はない。
また、長期保有株主向けに優待制度を新設。東京ディズニーリゾート35周年記念として、15年9月30日から18年9月30日までのすべての基準日において、同一株主番号で100株以上保有した株主に対し、保有株数にかかわらずパスポート2枚を贈呈(配布時期18年12月を予定)。東京ディズニーリゾート40周年記念として、18年9月30日から23年9月30日までのすべての基準日において、同一株主番号で100株以上保有した株主に対し、保有株数にかかわらずパスポート4枚を贈呈(配布時期23年12月を予定)するとしている。
2月27日(金)は前日比620円高の32230円(前日比+1.96%)で取引を終えました。上記の記事は要するに3月26日(木)の取引終了まで100株を保有している株主は4月1日(水)から400株になります。単純に100株→400株に増えれば「おいしい」ですが、株価は4分の1になりますので理論上は同じです。しかし今までは最低単位の100株で約320万円の資金が必要ですが、約80万円で取引出来ることで参加者が増えるので流動性が高まります。
次に株主優待はどうなるのか。これまで100株保有していた株主は400株になりますが、400株以上800株未満を保有する株主はこれまでと同じで3月末と9月末の株主に対してディズニーパスポートを1枚ずつ(年間2枚)贈呈されます。
ここまでは従来通りですが、分割後に100株以上400株未満の株主にも3月末のみディズニーパスポートを1枚贈呈されることになりました。
更に長期保有株主向けには2015年9月30日~2018年9月30日までの3年間で全ての基準日において、同一株主番号の株主はディズニーパスポート2枚が贈呈され、2018年9月30日~2023年9月30日までの5年間で全ての基準日において、同一株主番号の株主はディズニーパスポート4枚が贈呈されることになります。
ちょっと先のことですし期間が長いですが、私はずっと保有しているのでこのまま保有しておこうと今のところは思っています。
続いて大塚家具。「父娘の骨肉の争い」としてかなり話題になっているのでご存知の方も多いでしょう。
筆頭株主で会長の大塚勝久氏と、勝久氏の娘で社長の大塚久美子氏が経営権争いが泥沼化しているのです。
実は私の自宅にも10年前に大塚家具で買ったダイニングテーブルと椅子があるのですが、大塚家具に入店すると住所・氏名・年齢・職業・連絡先などを記入させられました。そして強制的に会員制になり大塚家具のスタッフをアドバイザーとして同行させる営業手法を行っていました。この手法は勝久氏が推進していたのですが、久美子氏はこのアドバイザーを同行させる営業手法を止めてニトリ(9843)やスウェーデン発祥のイケアのようなカジュアルな中価格路線に舵を切りたいとしています。
私はダイニングテーブルが欲しいという目的があったのでアドバイザーが同行してきたのは違和感が無かったですが、「買うかどうかは商品や価格を見ないと決められないのに、その前に住所・氏名・年齢・職業などを記入して会員にならなければいけないのですか」とスタッフに言ったことがあります。現在は会員になるかどうかはお客様が選択出来るようです。
今、ニトリは業績好調。最高益で株価は連日で高値更新をしていて、イケアも支持されています。大塚家具とニトリHDは株価は対照的です。
会長と社長がお互いを批判し合い、2月25日に勝久氏が大株主として久美子氏の社長を解任案を提出、2月26日の中期経営計画の発表の際には久美子氏は改めて勝久氏の退任を迫っています。
そして盛り上がっているのが大塚家具の株式相場。2月25日は1100円程度の株価でしたが、翌26日、27日と棒上げ。26日はストップ高、27日は一時ストップ高の終値は前日比238円高の1643円(前日比16.94%)です。2日間で500円超、5割以上の上昇。要因としてはプロキシーファイトと言って3月27日の株主総会の委任状争奪戦になっています。株主総会で取締役の選任・解任を提議できるので委任状を争奪して、株式相場が盛況なのです
但し大塚家具は12月決算なので今から大塚家具の株式を買っても3月27日の株主総会には参加出来ませんし、年間40円→80円に増配を発表していますがそこまでの業績が伴っておらず久美子氏の人気票集め?とも見える発表による株価上昇とも感じるので、近々急落する可能性は否定的出来ないと思いますが、どうなることやら…。
最後にオリックス。総合リース最大手、プロ野球のバッファローズの経営もしています。
2015年2月26日(木)の取引終了後に発表した「ふるさと優待」が評価されて前日比73円高の1696.5円(前日比+4.5%)と27日も続伸。これまでもオリックスは株主優待はありました。京セラドーム大阪に1000円で入場出来たり、オリックスレンタカーが30%割引などの割引サービスが主体でしたが、個人投資家の拡充を狙ってのカタログギフト5000円分の贈呈を発表しました。
毎年3月末の株主に対してカタログが送付されて、5000円相当の好きな商品が選べるというものです。
約17万円の投資で5000円分のカタログギフトがもらえるので、個人投資家には興味を持ってもらえそうな内容ですね。