コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

【ツボ12】インターネットの基本から、Web・Webサービス・クラウドを理解

2012-06-24 17:58:02 | 【ニュースが分かる!IT用語のツボ】
今回は、初心に戻り、「インターネット」の基本を考え、そこから、「Web」「Webサービス」とは何か、そして、最近、良く聞く「クラウド」とは何かを考えてみたいと思います。

「クラウド」という言葉が、最近よく使われるようになってきました。「Web」「Webサービス」は昔からある言葉です。これらの言葉、なかなか定義が難しいですが、いずれも、インターネットの仕組みを考えると分かりやすくなります。


厳密に言うと難しいですが、簡単に言うと以下になると思います。

  インターネット・・・世界中のコンピュータが結ばれているシステム
  Web      ・・・インターネット上のホームページの仕組み
  Web サービス ・・・ホームページを活用したサービス
  クラウド   ・・・インターネットの高度なサービス(ソフトサービス 他)


「Web サービス」と「クラウド」は、両方共に、ホームページの機能を活用し、ブラウザから利用するので、利用する側からすれば、ほぼ同じだと考えて良いと思います(専門家の皆さん、ごめんなさい)。

なお、文章だけでは理解しづらいので、添付の図を参考にして下さい。もし、添付の図が見にくい場合は、”はてなフォトライフの画像”を参照下さい。

 (1) インターネットの仕組み
    はてなフォトライフの画像 http://f.hatena.ne.jp/yougo-school/20120624173308

 (2) インターネット・サービスの仕組み
    はてなフォトライフの画像 http://f.hatena.ne.jp/yougo-school/20120624173310

 (3) クラウドとは何か~インターネット進化のキーワード
    はてなフォトライフの画像 http://f.hatena.ne.jp/yougo-school/20120624173309



■ まずインターネットの基本から


インターネットは、「世界中のコンピュータが結ばれているシステム」です。

世界中の企業・各機関・官公庁などのコンピュータが結ばれ、インターネットに情報を流し、また様々なサービスを提供しています。


また、パソコンさえあれば誰でも情報発信し参加することができます。

通常、インターネットというと、ホームページの事が浮かびますが、これはインターネットを利用したサービスの一つで、日本中・世界中の人達との電子メールも、インターネットを利用したサービスです。

利用する立場から見ると、たくさんのコンピュータが、様々なサービスを提供しているのがインターネットになります。


■インターネットの発展~情報入手から参加へ

インターネットが使われるようになった1990年代の初期は、世界中の情報をホームページで見て楽しむだけでした。

その後、生活に役立つ情報、ニュース、天気予報、交通案内、様々な予約サービスなどが出てきました。更に、ホームページやブログの普及で、個人の情報発信も盛んになりました。

また、人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型のWebサイト、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が盛んになりました。


■インターネットの高度な利用~クラウド時代へ

なお、利用者にとって、画期的な出来事が、それまでパソコンの専用ソフトで利用していた機能が、ブラウザからインターネットを利用し可能になったことです。

メール、画像編集、画像アルバム作成、文書作成、そしてパソコンの中のデータ保管・・・などなど、様々なサービスがインターネットで可能になっています。

もう数年たつと、パソコンにブラウザソフトと多少のソフトがあれば、他のソフトは不要で、ほとんどのことが可能になると思います。



■ Web(ウェブ)とは


Web(ウェブ)とは、インターネット上で、様々な情報を参照する、ホームページの仕組みです。ウェブのWebは、「WWW (World Wide Web:ワールド ワイド ウェブ)」の略です。

Webには”クモの巣”と言う意味がありますので、Webは“世界中にはりめぐらされたクモの巣”というような意味ですね。

ホームページは、リンクという仕組みで、一つのホームページから別なホームページを参照することができ、様々な情報が”クモの巣”のようにつながっています。

このように、世界中の情報が、クモの巣のように結び付けられていることから、ウェブ(Web)と呼ばれています。


■ ホームページ、サイト(site)

ホームページは、文字や画像、動画を一つの文書にまとめたものです。なお、ホームページは相互に”リンク”で関連付けられています。ホームページは世界中のコンピュータの中に置かれています。


サイト(site)は、英語で「敷地、位置」のことで、インターネットの場合には、「ホームページがおかれているインターネット上での場所」のことです。


■ブラウザはホームページを見るときに使うソフト

代表的なブラウザには、「IE(Internet Explorer)」があります。「IE」以外にも、「Firefox」、「Chrome」、「Safari」、「Opera」などたくさんあり、いずれも無料で手に入ります。


■URLとはホームページのアドレス

URLの基本形は以下です。

     http://www.abcdef.co.jp/xyz.html

なお、”http://”が ”https://” と ”httpにsが付く”場合があります。これは、ホームページを表示したり、個人情報を入力したとき、「データのやり取りが暗号化され、安全ですよ」という意味です。



■ Webサービスとは


Web(ウェブ)サービスとは、インターネット上のホームページの仕組みを利用したサービスのことです。代表的な”Webサービス”には、以下があります。

(1) ブログサービス     ・・日記形式の簡易型ホームページ作成サービス
(2) SNSサービス       ・・人とのつながりを支援するサービス
(3) Webメール        ・・ブラウザで使うメールサービス
(4) オンラインストレージ  ・・パソコンのデータをインターネットに保管するサービス
(5) 画像アルバムサービス  ・・画像を保管・整理・公開するサービス
(6) 画像編集サービス    ・・ブラウザで画像編集ができるサービス
(7) 文書作成サービス    ・・ブラウザで文書作成、表計算が可能なサービス



■ クラウド(クラウドコンピューティング)とは


クラウド(cloud)とは「雲」のことですが、この「雲」はインターネットを意味しています。

インターネットは、パソコンの向こう側にあり、そして、見えない世界でコンピュータが動いているので、あたかも空の”雲(クラウド)”のようなイメージです。

インターネットという”雲”の中で、いろいろなサービスが実現され、それをパソコンなどで利用することが”クラウド”です。



■クラウドとは

 ・メール、画像編集などのパソコンの機能をインターネットで実現
 ・その機能を各パソンのブラウザで利用
 ・データもインターネットの中に保管

クラウドは、簡単に言うと、インターネットで提供される「ソフトサービス」と考えても良いですね。

クラウドによって、インターネットは、通信回線のスピードアップなどの”ハードウェア主体の進化”から、”ソフトウェア活用への進化”も実現しました。


■クラウドによるインターネットの役割の変化

従来・・・ホームページ提供・メール送受信が主体
今後・・・ソフトサービス(Webサービス)を提供(Webメール、文書作成、画像編集など)

■クラウドによるパソコン利用の変化

従来・・・ソフト(メール、文書作成、画像編集など)をインストールして利用
今後・・・ブラウザからインターネットのソフトサービスを利用


なお、「クラウド・コンピューティング」という言葉自体は、2006年8月、グーグルの最高経営責任者のエリック・シュミット氏が、米・カリフォルニアで開かれた「サーチエンジン戦略会議」の中で、

『ブラウザの種類も、アクセス手段も、パソコンかマックか、携帯電話かも無関係です。“雲(クラウド)”のような、巨大なインターネットにアクセスすれば、その利益、恵みの雨を受けられる時代になっています』

という発言を受けて生まれたと言われています。


(1) インターネットの仕組み




(2) インターネット・サービスの仕組み




(3) クラウドとは何か~インターネット進化のキーワード



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