コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

ブラウザで使う無料の「文書作成ツール」:Google ドキュメント

2008-06-21 11:53:13 | インターネットを楽しむ用語
ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトと言えば、Microsoft OfficeのWord、Excel、Powerpointですが、これらが、ブラウザ上で使え、しかも無料と聞いたら驚きますね。

じつは、これが、検索エンジンのGoogleが提供している「Google ドキュメント」です。

機能的にはMicrosoftのOfficeには劣りますが、必要な機能は備えており、しかもブラウザで機敏に動き、そして作成したデータはパソコンではなく、インターネット上(Googleのサーバ)に保存されます。

また、MicrosoftのOfficeとの互換性もあり(100%は無理ですが)、この点でも便利です。他に便利な点を上げると、文書を作成途中で自動保存、以前のバージョンを全て保存している点などがあります。

なお、ブラウザで使える「無料の文書作成ソフト」は他にもありますが、この「Google ドキュメント」が優れた点は、動作の軽さにあると思います。とにかく、使っていて、機敏に動くのが有難いですね。

とにかく、インターネットの面白い記事を記録したり、日記、家計簿、住所録、などなど、いろんな場面で活用することができます。

なお、データはインターネット上にあるので、万が一を考え、重要な個人情報を記録することはできませんが、それにしても、自分でバックアックする必要もなく、どこのパソコンでも使える「Google ドキュメント」は便利です。

また、「Google ドキュメント」は常に改善が加えられており、利用するときはそれを意識することなく、常に最新版が使えるのもいいですね。自宅のパソコンでは、MicrosoftのOfficeが不要の時代が、近いうちにくるかもしれません。

「Google ドキュメント」は、Webサービスの新しい活用法「Web 2.0」を代表する、インターネットサービスです。



■ Google ドキュメントの特徴


インターネットに接続されたパソコンであれば、どこからでも、ブラウザで使える文書作成ソフトです。主な機能に、ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトがあり、以下の特徴があります。

(1) 全てブラウザで操作し、Google ドキュメントにログインして使う
(2) ブラウザで、ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトを使うことができる
(3) データはパソコンではなく、インターネット上に保管される
(4) どのパソコンからでも、いつでも必要なときに使うことができる
(5) MicrosoftのOfficeデータをインポート(取り込む)できる
(6) MicrosoftのOfficeデータとしてエクスポート(出力)できる
(7) データ入力中に自動的にバックアックしてくれる
(8) ドキュメントを複数人で共有して、同時に編集を加えることができる
(9) 変更前のバージョンを持っており、いつでも以前のデータに戻せる



■ Google ドキュメントの使い方


Googleサービスを受ける前に、まずは、以下の手順で「Google アカウント」を入手して下さい。「Google アカウント」で、各種のGoogleサービスを受けることができます。

(1) Google アカウント入手依頼

下記ページの右下の"アカウントを作成"をクリックし、アカウント入手ページに移動後、自分が現在使っているメールアドレス、パスワード他を入力し、アカウント入手依頼を発行します。

 Google アカウント
 https://www.google.com/accounts/ManageAccount

(2) 指定したメールアドレスに確認メールが届くので、確認メールの中のURLをクリックすることで無事にアカウントが登録されます。

(3) Google ドキュメントにログイン

下記ページの「ここからログイン」をクリックし、メールアドレスとパスワードを入力しログインします。これ以外に、Googleのトップ画面の左上の「more」をクリックし、ドキュメントを選択することでも、ログインが可能です。

 Google ドキュメント
 http://www.google.com/google-d-s/hpp/hpp_ja_jp.html



■Google ドキュメントの主な機能('08.6.15現在)


主な機能を紹介します、詳細は以下を参照下さい。

参考情報: 基本情報 : Google ドキュメントを使ってできること
http://www.google.com/support/writely/bin/answer.py?answer=49008&cbid=99hy0osfuiw6&src=cb&lev=answer


《ワープロ》
 (1) 文書作成
 (2) Word 文書、OpenOffice、RTF、HTML、テキストをインポート(取り込み)
 (3) Word文書、OpenOffice、RTF、PDF、HTML、zip 形式でパソコンにダウンロード
 (4) あらかじめ指定したユーザーとオンラインで一緒に編集
 (5) 変更履歴を見て、変更前の任意の版に戻す
 (6) 文書をインターネット上で公開

《表計算》
 (1) 表データ作成(数式を使って計算 他)
 (2) Excelデータ、CSV形式データ、テキストなどのデータをインポート(取り込み)
 (3) Excelデータ、CSV形式データ、テキスト、PDF、HTML形式でパソコンにダウンロード
これに加え、"ワープロ"の(4)~(6)の機能

《プレゼンテーションソフト》

 (1) プレゼンテーションデータの作成(画像挿入、スライド書式設定 他)
 (2) Powerpointデータをインポート(取り込み)
 (3) Powerpointデータ、PDFでパソコンにダウンロード
これに加え、"ワープロ"の(4)~(6)の機能



■Google ドキュメントの制限('08.6.15現在)


'08.6.15現在では、下記の制限がありますが、個人で使うには十分な容量です。ワープロと表計算だけを使うとしたら、5,000の文書データ、1,000 個の表計算データを持つことが可能です。詳細は、以下を参照下さい。

参考情報: 基本情報 : サイズの制限 - Google ドキュメント ヘルプ センター
http://www.google.com/support/writely/bin/answer.py?answer=37603&cbid=-udd72iyvyyfl&src=cb&lev=answer



《ワープロ》
(1) 各文書は最大 500 KB まで、埋め込み画像は最大2MB まで可能
(2) 文書とプレゼンテーションを合わせてファイルは 5,000 個、画像は 5,000 個まで保持

《表計算》
(1) 最大 10,000 行、最大 256 列、最大 100,000 セル、最大 40 シート、いずれか1つでも達すると制限が適用
(2) スプレッドシートは最大 1,000 個まで可能
(3) スプレッドシートのインポートは、xls、csv、ods、txt、tsv、tsb の形式で、最大約1MB まで可能

《プレゼンテーションソフト》
(1) プレゼンテーションデータは、最大10 MB まで可能
(2) 文書とプレゼンテーションを合わせてファイルは 5,000 個、画像は 5,000 個まで保持


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。