建設中の長篠堰堤(明治45年;1912)
右下に見える転流工のトンネルはつい最近まで残っていたが、
漏水対策でコンクリートを詰めて今は見えない。
「ナイヤガラってどこですか?」
『いまは発電所の工事中で水が落ちていないけど、あそこの堰堤のとこだけど・・』
最近、外でウロウロしていると、よく訊ねられる。
ナイヤガラと聞くと殆どの人がダムのことだと思っているが、
少ない落差を有効に利用するため、立軸の水車と発電機を使用した方式を
ナイヤガラ型というのだそうだ。
長篠発電所については、水資源機構発行『水とともに;2010-04号』の中で
詳しく紹介されている。
低落差とはいえ、堰堤の上に立つと足がすくむ。
100年も前に此処に堰堤を造り発電所を造ろうと思った人は偉い。