滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

出沢のせんとくん?

2011年01月28日 | 出沢

 「お~い、仕事ができたぞぉ~」

 久しぶりにミッチャから電話があった。
 西沢の檻に鹿が入ったという、鮎滝の降り道の横の罠にもう一匹掛かっているとのこと。
急いで西沢の檻にいってみると、立派な鹿だ。角がじゃまになるのだろう、中腰になって
60㎏ぐらいのヤツが中で暴れていた。草食の鹿は眼は優しいが、あの角で威嚇されるとちょっとビビる。
もし、鹿が肉食だったら・・・。
 鮎滝道の鹿も同じぐらいの大きさだった。二匹とも解体して7つに分けたのだが、
かなりの量になった。鹿の肉は煮ても焼いても固くなってしまうので、いま一つ人気がない。
猪と違って量の少ない方から捌けていった。

 それにしても、ミッチャは元気だな・・。(たしか、63になったはず。)

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世の中の不浄を隠す銀世界

2011年01月16日 | 新城歌舞伎

 〈イヨタン〉で歌舞伎の新年会があった。

 仲間は気心が知れているし、飲み放題、いい気分で呑んでお開きになり
さて帰るかと外に出たら、いつの間にか銀世界。
迎えを呼んでもスリップして危ないし、酔い覚ましに家まで歩いて帰るかと、
一キロ弱の道を歩き出した。

 夜十時を過ぎているというのに、雪あかりでうっすらと周りがわかる。
孝太郎の民話の中の「フジュウの狸」がひょっこりと顔を出しそうな気がして、何故か嬉しくなった。
新雪を踏みしめる音、てんてんと残る足あと、子供の頃に戻ったような懐かしい時間だった。

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