滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

立木トラスト名札掛け

2009年04月27日 | 設楽ダム

 4月26日;出沢区民を代表して、道敏君と二人で立木トラストの名札掛けに参加した。

 当日は雨の予報であったが何とか一日もちそうであった。田口特産物振興センターで昼食後、伊藤会長、伊奈事務局長より経過報告を聞き、家内と二人の名前を書き込んだ札をもって現地に出かけた。
 地元では「赤い橋」で親しまれている設楽大橋を回り込んで、寒狭川の支流境川を800m程下った処だ。申込みが少し遅かったので出沢は290番代、林道から100m近く息を切らしながら登って行って漸く自分の番号を打った木を見つけた。
「ウ~ん…。これで伊藤さんからこの木を一本500円で買ったことになるのか、何だか国交省に嫌がらせをしているみたいで、ちょっとセコクないかなあ?」
 名札を掛けながら呟いていると、隣で掛け終わった道敏君が
『余計なこと考えんでいいだ、反対の署名と同じだよ。それより証拠の写真を撮ってくれ。』
 それもそうだと札を掛けた木と一緒に写真を撮った。

 無事に札掛けも済んだし、さて帰るかと思っていたら、道敏君が寒狭の源流を見に行くという。今日は別に用事もないしそれじゃあ付き合うかということになって、ダムが出来れば湖底に沈むことになる大名倉を通って豊川の上流の方にどんどんと上って行った。

 『キツネの嫁入りだ・・・』

 フロントガラスはまだパラパラと雨粒に叩かれているのに、突然に日が差してきた。途端に辺り一面が明るい新緑色に燃え上がった。丁度斜め前方から巨大なスポットライトが当たっている感じだ。その新緑色の舞台を今や渓流となった豊川が、右に左に躍りながら下っている。美しい・・、言葉には表せない美しさだ。子供の頃にはごく普通の景色だった気がするのだが、今ではこんな情景にお目にかかることは滅多にない。5分程すると日が陰って、以前の灰色がかった薄緑の世界に戻ってしまった。

 『此処も沈むんだよな・・・。』

そうだ、此処も沈むのだ。すると今のは、段戸の山の八百万の精霊たち、八百万の神々の別れの挨拶だったのかも知れない。

《加筆予定》

 

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マコモ植付け

2009年04月24日 | 出沢

 的場田の田んぼでマコモの植え付けの講習会があった。出沢では最近は祭りでもこんなに人は集まらないと思うほど賑やかだった。
 講師の豊橋技科大の三枝(さいぐさ)先生の話によれば、株分けしたマコモは1メートル間隔で2~3本ずつ植えるとのこと。順調にいけば、秋には40~50㎝の株に増えて一株10個くらいのマコモが採れ、反当たり35万程度になるというのだが・・・。

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マコモ株分け

2009年04月22日 | 出沢

 これがマコモの苗、やはり・・大きな稲の苗といったところです。毎年株分けして1~2本ずつ稲のように植えるのだそうです。24日(10-12時)に田植え?、をする予定なので興味のある人は見に来て欲しいそうです。(講師による苗の植え付け指導有り)


 ⇒出沢公民館を目標にして下さい。

http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=34.93758586&lon=137.53869909&sc=2&mode=map&pointer=on&home=on&hlat=34.93826028&hlon=137.53931611

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豊川の鮎の現状

2009年04月17日 | 設楽ダム

 「設楽ダムの建設中止を求める会」の市野先生が、豊川の鮎の現状について東日新聞に手記を寄稿されました。

 

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2009年04月16日 | 鮎滝・新滝

 水が出たからそろそろかな?と思っていたら、案の定、「とっちゃん」が馬ノ背にアオサギが何かを狙っているという。早速、道敏君と降りてみた。鮎の姿は2、3尾見かけただけだが、ウグイはかなりの数上ってきているようだ。
 昨年は天然鮎の遡上は本当に少なかった(今まで記憶にないぐらい)ので、今年は期待したいのだが・・。

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マコモタケ

2009年04月07日 | 出沢

「〔しんちゃ〕がマコモタケを作りたいので、西谷下の田んぼを貸して欲しいって言ってるんだけどどう思う?。」
 友人の政人君からの電話だった。
『マコモタケ?、あぁー、新聞にでてたやつか。どうせ荒らしているんだから、返してもらう時元通りにしてもらうのを条件に、貸してあげたらどう?。田圃も管理してもらえるし・・。それに〔しんちゃ〕はよく知ってるし・・』
「うんそうだのん。それじゃあ、そうするよ」

 マコモタケか・・、何か面白そうだ・・・。早速〔しんちゃ〕(鈴信組の社長)に電話すると、ヒマだったらマコモダケのことを説明に来てくれるというので、それではとお願いをした。
〔しんちゃ〕が来る迄に大急ぎで【マコモタケ】についてググって、日本古来の植物であること、イネ科で2m~3m位になること、タケといっても竹の子ではなくて茎を食すこと、等概略調べておいた。
 〔しんちゃ〕の話によると、去年株分けして貰ったのを栽培してみたら何とか収穫できて、試食したら美味しかった、今年はもう少し規模を拡大してみようと連れに声をかけたら30人近く集まって、新城(東三河?といったか)マコモタケ研究会が発足することになり自分が会長になってしまった、とのことだった。
 ここ(西谷下)の田圃はあまり日が当たらず、水はけも悪いのでマコモを作るのに適していること、さらには猪、鹿、猿も出放題で対策方法も判り都合がいいと、地主の政人君が聞いたら怒りそうなことを平然と言っていた。(まあ、事実ではあるのだが・・・)

 現地に行って見ると、畦をきれいに修復して除草シートを張りシカ除けの電柵が廻らせてあった。どんな風になるのか興味津々、時折覘いて見ようと思っている。

 ⇒問い合わせは
  東三河マコモ研究会事務局
  村田康助さん宅(0536-22-3455)まで

 

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