作業足場が完了しアンカーの掘削が始まった。
計画では上段6本+下段8本で全14本、アンカー長16m、内7mが定着部だ。
一本当り26~39tの荷重に耐え地山を押える。
養生期間(セメントを注入してから固まるまでの期間)がいるので
順調にいって各段5日、足場の組み換えに4日で2週間・・・。
年末に交通開放すべく必死の作業が続けられている。
作業足場が完了しアンカーの掘削が始まった。
計画では上段6本+下段8本で全14本、アンカー長16m、内7mが定着部だ。
一本当り26~39tの荷重に耐え地山を押える。
養生期間(セメントを注入してから固まるまでの期間)がいるので
順調にいって各段5日、足場の組み換えに4日で2週間・・・。
年末に交通開放すべく必死の作業が続けられている。
《なにが共存共栄だ!、もう限界だ!!。》
荒らされた者にしかこの悔しさはわからない。
そろそろ収穫しようかという時に、決まってアイツらがやってきて踏み荒らす。
後の始末を思うと泥棒に入られたほうがまだましだ。
『国で猪除の柵を支給してくれるようだ』と聞き、すぐに話がまとまった、
いっそ出沢全体を柵で囲おうかという意見もでたが、山の中腹では設置も管理も
大変だ。結局、出沢をいくつかのブロックに分け囲うことに落ち着いた。
実際に設置してみると何となく狭苦しく圧迫感がある。どう見ても柵の外にいる
猪のほうが自由に思える。しかし、あのグシャグシャに踏まれた田圃を思うと
多少のことは我慢するしかない。
これで枕を高くして寝ることができる。(=^ 0 ^=)(=^ 0 ^=)
・・・少なくとも、そう思って一年間過ごせる。
中ケ谷の田圃を囲うのに≒1000m、補助がなければ200万の金がいる。
圃場面積約一町歩、2年分の収穫の売上だ。
「たんぼが荒れんようにするだけだなあ・・・」
山の獣達との戦いは続く。
パスになっていた12.5メートルの鋼矢板が現着。
鋼矢板は発注してから製作を始めるので、最短今日になった。
予定は6枚/日なので、転石に当たらなければ全53枚打つのに9日かかる。
矢板の打込みが終われば後はアンカーが残るが、これ以上の崩落が
抑えられるので施工の安全が確保でき、年末の通行止め解除に一定の目処がつく。
ポパイの電柱登りを想像してみる。
両手を伸ばして電柱を掴み、腕を縮めて体を引き上げ、足で体を固定し
また腕を伸ばして電柱を掴み腕を縮める、これを繰り返し「尺取虫」のように
登っていく。もしも、ポパイの体が地面に固定されていたら・・・
伸ばした腕を引き寄せれば、自分の体は上がらずに電柱のほうがが地面に押し込ま
れる・・。
地面のアンカーは先に打った矢板だ、本体は4枚の矢板を掴んでいるが、他の矢板も
溶接でつなげてある。掴んで引っ張るのは油圧だ。ストロークは1m。
打撃力はないので、堅い地盤に当たると押し込めない。そこで、先にオーガー
(電柱を建てる時に使う穴を掘る道具を見たことがあるだろう、先端でねじり棒の
ようなものがぐるぐる回る)で地盤をほぐしてから矢板を押し込む。
『オーガー併用鋼矢板圧入工法』である。
通常矢板は『バイブロハンマー』で振動させて、摩擦力を低減させて打つのだが
市街地や今回のように地山に振動を与えたくない場合には、騒音・振動の少ない
圧入工法が用いられる。
圧入機は約8.5t、鋼矢板は一枚0.5t、クレーンは50t吊のラフター。
現在のところ、年末の交通止め解除に向けて順調に作業が進んでいる。
鮎滝がNHKの「ECO CHANNEL」に登録された。
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_ohayou_20110925_1378
何回見ても鮎が飛んでいる映像には感動する。
肉眼で見ると黒い筋のようにしか見えないのだが、
カメラの目は体をくねらせて空中を泳いでいる鮎をはっきりと捉えている。
気難しい鮎のこんな映像は中々撮ることができない。
『川場のカメラマン』森川さんの努力(執念?)の賜物だ。
今年の遡上は例年に比べてやや多かったようだ。
一鍬田の頭首工で約90万尾ほど遡上したいう。
そのうち鮎滝までたどり着いたのは1パーセントぐらいか。
今年も鮎滝で遊ぶことができた。
来年もより多くの鮎の遡上を期待しよう。
鮎滝の主役は鮎達なのだから。
(自分が主役と思っている人もいる)