七久保道の間伐が進んできた。
入口から500m、間伐で透いた杉木立の間に何か見える・・・。
・・・コルゲートのドームだ。
そういえば、もう30年ぐらい前になるか、一時期、夏の間かなり
賑わっていたことがあって、夜通し音楽が聞こえていたのを思い出した。。
10年くらい前に七久保川に架かっていた木橋が落ちて、今は歩いて川を
渡らなければ辿り着くことができない。
地域との交流が殆んどなかったので、地元には誰が何のために建てたのか
知る人は少ない。
ネットでぐぐってみたら、建てたのは結構名の知れた建築家のようだ。
http://ishiyama.arch.waseda.ac.jp/www/worksfile/gen_an.html
http://blog.livedoor.jp/damedame226/archives/51535683.html
今では殆んど訪れる人もなく荒れ放題、コルゲートの耐久性は証明されたが、
自然と共生するにはエネルギーが要る。都会の生活をそのまま田舎に
持ち込んでも長続きしないということだろう。
体力もなく、ネットワークに生きる現代人が、庵を結んで隠遁するのは
どだい無理なのだ。
まさに『幻庵』