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滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

年貢の納め時

2009年11月29日 | 出沢

 朝7時、昨夜の八平会で盛り上がって一寸呑み過ぎたか、ふらつきながら居間に降りてみると、リュウ君から電話が掛かっていた。

 「鮎滝に降りて行く路の脇のミッチャが仕掛けたくくりワナに、イノシシが掛かったからすぐに来い、しかも二匹だ!!。」という。
 「今日は9時からお役の草刈りがあるというのに、ミッチャも日を考えてワナをかければいいのに・・・」悪態をつきながらも5分後には家を出ていた。

 行って見ると、もう皆が集まっていた。イノシシが掛かった時の集まりは早い。火事でもこんなに早くは集まれんだろう。くくりワナは夜が明けるとイノシシが暴れるので出来るだけ早く処理しなければならない。特に今日は9時までに何をしなければならないか解かっているのでなおさらだ。

 鮎滝に降りて行く路の途中、左手脇の山中に、5mぐらい離れて確かに二匹のイノシシがワナに掛かってもがいていた。

 川沿いを荒らしまわっていたイノシシもここが年貢の納め時だ。ズドンと撃って血抜きして、大荷場川まで運んで行った。

 8時過ぎには内臓を抜かれたイノシシが二匹、大荷場川に沈められて沢ガニにつつかれていた。

 9時から予定通りお役、上の組は錦砂川の草刈り、下の組は美濃乃守の倒木の残骸処理と周辺の草刈りだ。

 午後1時半から、解体の続き、手慣れてきて早くなったが、それでも1匹約1時間かかる。4時ごろまでに解体を終わって、リュウ君の家に上がり込んで、今日獲ったシシのモツとスペアーリブでお日待ちをやり、6時ごろにはお開きになった。

 ミッチャのお陰で忙しい一日になったが、退屈凌ぎはできたな。

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おぉー。

2009年11月22日 | 鮎滝・新滝

 「おー、また上手く引っかかったもんだなぁ。」

 猿橋に木がかかっていると聞いて降りていったらこの有様だ。見事に大木が引っかかっていた。むろん、この前の台風の仕業だ。春に新滝の上で倒れたイヌケヤキだ。
 猿橋は水潜り橋で、大水の時は川底となり、流木は掛からない筈なのだが、よほどタイミングよく流れてきたのだろう・・・。何にしても橋が流れなくてよかった。

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南部坂

2009年11月15日 | 新城歌舞伎


 今年は皆に迷惑をかけてしまった。体調を崩して歌舞伎のお付き合いが殆んど出来なかった。だが南部坂だけは、どうしても観たかったので2時ごろから出かけて行った。
 楽屋に着くと本番まであと20分、役者たちは衣装を着けて出番を待っていた。幕が開く前はいつもそうだが、落ち着いているようで結構緊張しているのが分かる。こればかりは慣れるわけにはいかないようだ。。
 山乃手歌舞伎の仲間も若い人が入ってこないので、女形を演じるのは少しきびしい年になった。舞台ではまあまあ見れるのだが、楽屋で出会うとキモイ。
 芝居は良かった。特に大石の長谷川君は上手くなった。

 初めて、客席で新城歌舞伎を見たが、裏で手伝えずに申し訳ない気になった。

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アサギマダラ

2009年11月10日 | 出沢

「オッ!、アサギマダラだ!。」
 イヨタンの前で世間話をしていたらミッチャが突然大声を出した。見ると少し大きめの薄い空色の蝶がフワァーフワァーと飛んでいた。
 ミッチャの話ではアサギマダラは渡りの蝶で何千キロも旅をするのだそうだ。そんな珍しい蝶なら写真に撮っておこうとカメラを向けるのだが、なかなか翅を開いてくれない。
 時折、傍らの黄色い花にとまるのだが、とまるとすぐに翅を閉じてぶら下ってしまうのだ。尻をつつくと飛びたったが、すぐにまた戻ってきた。そんならと、ミッチャがその黄色い花を折ってふり回すと寄って来てとまった。撮ろうと思うとまたすぐに翅を閉じてしまう。またつついて飛びたたせる。そんなことを5・6度繰り返してようやく撮ったのがこの写真である。背景のむさくるしい顔がアサギマダラの美しさを際立たせている。上手く撮れた、お気に入りの写真だ。

 それにしても、何度つついて飛び立たせてもまた戻ってくる。人懐っこい蝶だ。飛び方は優雅で、殆んど羽ばたかず風に乗って滑っているようだ。これならあまりエネルギーを使わず飛べるだろう。
 アサギマダラは秋に台湾付近まで南下し、春にまた日本に戻って来るのだという、精々数キロの範囲ぐらいしか飛べそうもない、こんな小さな蝶が本当に台湾まで飛べるのだろうか?。そもそも何故台湾まで行くのか、不思議な蝶だ。

 身を軽くして風に乗る・・、私も何時かこの蝶のように軽々と空高く飛んでみたいものだ。

・・・・だが、何処へ行こう?・・・・・。

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中根秋葉様お祭り

2009年11月08日 | 出沢

  市議会議員に立候補したわけではなかったのだが、諸事情でブログが止まってしまった。自分の覚えで書いているのだからと思いながらも、少しは見に来てくれる人もいるので申し訳ないような気にもなる。

 今日は中根の秋葉様のお祭りだった。秋葉様が鎮座している稲荷山は、出沢のの東側に連なっていて、丁度中ヶ谷と八ノ平の真ん中あたりになる。そのため上の組の者は八ノ平から下って来て、下の組は中ヶ谷から登って行く。
 組長は朝9時に公民館に集まって餅をつき、3時の祭りに間に合うように山頂まで背負ってゆく。和尚が到着すると、一緒に般若心経を読み念仏を唱えてお参りをする。お参りがすむと、組長たちが供えた餅を菓子と一緒に参拝者に配ってお開きとなる。

 秋葉様は、もちろん天竜の火防(ひぶせ)の神である秋葉大権現の分霊である。今は、杉・ヒノキの木立で覆われて山の形もよく判らないが、昔は出沢を一望することができるこの高台で、日の出とともに村内を隅々まで見渡して、村中の安全を守っていたのだろう・・・。この祭りいつまで続けることができるか・・。

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