本日環境整備。
(錦砂川の草刈り⇒カワニナ放流⇒水質調査)
出沢中ホタルを乱舞させようと、里山の会が立ち上がった。
牛馬屋・東・西谷下にホタルの餌になるカワニナを放流。カワニナは
ミッチャが牟呂用水から頂いてきたものだ。
水質検査は、BOD・アンモニア・硝酸窒素・亜硝酸性窒素・リンの5項目
調査地点3箇所 井戸沢・公民館横・銭亀 で採水。
ほとんど良好だったが、何故か公民館横のBODだけが、8<を示していた。
15日間の禁猟期間が昨日終わった。
仕掛けたばかりの西沢の檻に早速お客様だという。
8時半の集合で行ってみると、立派なツノの牡鹿だ。
『剥製にするので首は傷つけるな』とミッチャ。
脇腹でトドメを差し、軽トラまで100メートル余りを担う。
笑顔とは裏腹、100キロ近い重さに足元はヨロめいていた。
『イノシシが入ったよ!』
朝6時、ナミコさんが電話で上の畑に仕掛けた檻にイノシシが入っていると言う。
急いで行ってみると、背中のシマが消えたばかりの小イノシシが檻の中を走り
回っている。いっちょまえに威嚇して突進してきたが、アゴ骨が格子に挟まって、
キーキーとなきだした。イノシシもこのぐらいまでは可愛いい。写真を撮って、
頭を檻に押し込んで外してやっていると宮川さんも上がってきた。
「どうする?、ちょっと小さいのん・・」
『そうだのん、引導渡すのも可哀想だけど放すとワルさをするのん、』
宮川さんと話していると、横の格子に突進して頭が檻の外に出た。
あれあれ?と思って見ている間もなく、身体を2・3回くねらせたかと思うと
スルリと通り抜け、そのままとっとと山に上って行った。
・・・良かったような・悪かったような・・。これも縁だな。
銭亀のイノシシもデカい。
2年ほど前にミッチャと二人で前畑から銭亀(鮎滝の下り口)に檻を移動
してから初めてイノシシが入った。
デカイ!、4人がかりでようやく県道まで引きずり上げた。
量ったわけではないが100㎏近かっただろう。このイノシシも頭が良くて
なかなか掛らなかったが、ミッチャの努力が実ってついに御用だ。
平均5~6匹産んで、3~4年でこんなになるんだから、最後はイノシシに
負けそうだな・・。
(イノシシが肉食でなくてよかった・・尤も、力さんの話では、
ウリ坊が生猪肉を喜んで食べるそうだから、人を襲うイノシシもあり得ぬ
事ではないかも知れない)
本日敬老会。
出沢の最年長は内田春子(89)さん、男は海野久栄(88)さんだ。
85-90歳の年代は団塊世代の一期生だ。_※
大戦を生き抜いただけあって元気な年寄りが多い。
それでもさすがに90歳近くなると何人か欠けてゆく。
「これで、ワシが一番になったのん」
滝本さんの通夜の、久栄さんの呟きはどこか寂しそうだった。
何でも一番はいいことだが、歳ばかりはそうもいかないようだ。
『人生楽ありゃ苦もあるさ』
生きていても良い事ばかりではないが、
いつまでも元気で長生きをして貰いたいものだ。
※ハーバー・ボッシュの申し子たち。
1920年代ハーバーとボッシュの開発した窒素固定法(アンモニアの製造)
が普及し、世界の人口爆発が起こった。(他の要因もあるが・・・。)
日本では施肥が【草刈り場】から【かな肥】へと替わり、単位収量が格段に増加、
最初の団塊世代を養った。
《今年もたくさん頼まれたなあ、出来れば全部叶えてやりたいが・・。》
出沢の神様も大変だ。千度も頼まれては無碍には断れない。
《とりあえず台風15号だけは追い払うか・・。》
ひと月ほど前から【銭亀ビオトープ】でカルガモ一家が子育てをしている。
ミッチャが毎日エサをやって大事に見守っているのだが、警戒心が強く
チラチラとは見えても、なかなか写真に収まってくれなかった。
かなり遠くからでも人影を見ると、直ぐに《ボロ》にもぐり込んでうずくまる。
周りの景色に溶け込んでピクリとも動かない。足元にいても全く判らない。
カルガモは隠れんぼの名人だ。
ヒナが大きくなって警戒心が薄らいだか、ここ2、3日水遊びする姿を
見かけるようになって、ようやく写真に撮ることができた。