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滝番小屋

新城市出沢と鮎滝の近況を紹介、その他雑感を少々。

浅間様

2014年09月05日 | 出沢

浅間様

 出沢では、毎年八月最後の日曜日、防災訓練の後、区役員が浅間様のお参りする。
 昔は区民揃って西沢からお参りに登って行ったのだが、今は区の役員が車に乗合い
七久保を廻り雁峰林道を1㎞ほど西進、牛馬屋の上に出る。
 そこに車を止め、歩いて20分ほど登ると長篠合戦の時、出沢の住民が避難した
という〔小屋久保〈こやんくぼ〉〕に着く。更に10分ほど獣道を登ると漸く浅間様だ。
林道からの距離は300mほどだが高低差は60mある。ちょっとした登山だ。
 今は木立でよく見えないが、当時の人達は、長篠から設楽原が一望できるここから
合戦を眺めていたのだろうか?。
 標高440mのこの山はサバ土の山だ。浅間様は出沢を土砂災害から守っている。
毎年のお参りは欠かせない。

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格差

2014年09月02日 | 出沢

 『ハシヅメのイノシシ痩せとるなー』

 ・・・ミッチャの嘆声に返す言葉がない。
 的場田(公民館横の檻)のイノシシと比べて見れば一目瞭然。
体長はほぼ同じなのに、体重は半分だ。
「おととい入ったんだけど、昨日は防災訓練で一日待たせたから、
その間に痩せただらー」などと言い訳するのがせきの山だ。

 土砂災害は怖いが、ガラ山よりマサ土の方が土地が肥えていると
いうことなのだろう。生まれ育つ場所によって、こんなにも
差が出るのかと、我が身にダブり少し可哀想になった。

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表にモリアオガエル

2014年06月03日 | 出沢

『モリアオガエルの写真撮りにこんか?』
 
 佳境に入った日課の韓ドラ、〔ホ・ジュン〕に魅入っていたら
和之さんから電話。・・・あと十数分で7時だ・・・。
・・いい写真が撮れるかどうかわからんが取りあえず行ってみるか。

 大急ぎ駆けつけて見ると、和之さんが苗をひやかすために作った
ブルーシートの水槽の縁に、それはうずくまっていた。
大きさは7㎝程、みどりの地に褐色の斑、指先に吸盤、目の虹彩が赤褐色、
間違いないモリアオガエルだ。
寒いのか、人が怖くないのか、近づいても動かない。
ブルーシートがバックでは絵にならない。
手で芝生の上に下ろしてやった。
マクロにしてシャッターを押すとストロボが光った。

3枚ほど撮ると、ストロボに驚いたのか、急に跳び上がり2・3度跳ねて
叢に消えた。それにしても、表にモリアオガエルが来るとは・・。
-この稿5月27日-

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花筏

2014年05月01日 | 出沢

 誰がつけたか【花筏】

今年も牛馬屋の道路わきにひっそりと咲いた。
どこにでも在りそうな葉っぱだが・・・
いざ、探してみるとなかなかお目にかかれない。
あまり繁殖力は強くないのだろう。

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阿弥陀籤

2014年04月13日 | 出沢


 出沢は一組の内田仁さんから始まる。

 回覧の回る順番である。昔、あそこに街道があって、あの家が先だとか
門口があっちからだから、この家に先に廻るとか、行きつ戻りつしながら
6組七久保の太田さんが最終40番目になる。
 ところが・・・、鮎は上るからという理由で、滝番は反対に6組から
1組に逆廻りをすることになっているから、少しややこしくなる。
(昔の有力者のエゴか、もめた結果なのか今となってはその理由は分からない)

 新組長の初仕事は滝番のクジ引きだ。組長会で1組長が当たり番を引いた。
今年の口開けは1組からだ・・。が、1組7戸の内どこからか始まるかが問題だ。
1組でも戸口番によっては、最後になるかも知れない・・。
一緒に戸口番のクジも引いたが、区の総会まで開けるのを待つことにした。
天国と地獄は阿弥陀様の手の内だ。

 阿弥陀様が微笑んだのは、前述の〔仁〕さんだった。仁さんから
6組大田さんに廻る。喜んだのも束の間、
他の1組6人はハズレだ。最後にまわる。地獄に落ちまいと
 『口開けは客が多いで、バカに飛びゃせんわ』とか
 『早けりゃあ飛ぶっていうもんでもないし・・。』とか
 中には『あいつはこれで今年の運を使い果たしたな』
などと、穏やかならぬ思いで自分を慰める・・。

 因みに、仁くんが1番を引いてくれたお陰で6組3番戸の私も口開けになった。
 これは勿論、日頃の行いが良いからだ。

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文化財

2014年04月06日 | 出沢

『大変な名誉であり、出沢区民として誇りに思います・・』

 主催の一興先生に続き、挨拶をする久栄さんも数え九十、立派な文化財だ。

 ジェネスプランニングの三舩先生より、文化財の説明を聴き、
四百年近く以前、先祖が出沢に落ち伸び、「世話なった」と、
氏を改名したという、出澤(いでざわ)征男さんのお話。
そして、真打ち〔柳屋小満ん〕師匠の古典【時そば】【長屋の花見】 
・・・歴史と文化を堪能した、一日だった。

 子供の頃から遊び場であり、馴染んできた、八平神社と龍泉寺が
大変価値のある文化財だ、と認められて、喜んでいい筈なのだが
何故か素直に喜べない・・。
恐らく、貴重な財産を、守って行かなければならないという事で、
心配が先に立つのだろう。

 出沢も、過疎化、高齢化、少子化が怖ろしいスピードで進んでいる。
最盛期に比べて、戸数で半分、人口で三分の一、
しかも高齢者が半数を超え、その上遂に、今年は、小学校以下の子供は
一人もいなくなった。
 これが、現実であり、現在の出沢の姿だ。
当然、今までと同じことは出来ない。
身の丈に合った、コンパクトな出沢にしなければ、存続できない。
何を捨て、何を残すかということは大変厳しい選択であるが・・、

・・それでも・・お宮、お寺、鮎滝。この3つが出沢の原点であり、
この3点セットが一つでも欠ければ出沢とは呼べないだろう。

・・お宮、お寺、鮎滝、この3点セット、何れも有形であるが、
守ってきたのは、無形の先人の心だ。
精一杯の努力はするつもりだが、守り伝える自信は揺らぐ。

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卒園式

2014年03月26日 | 出沢

 26年度の区長を仰せつかり、【大海こども園】の卒園式に、
園全体では40余名いるが、出沢はたった一人いた卒園児が
東小学校に行かずに他地区へ引っ越し、小学2年生以下の子供は
ゼロになった。猪と鹿の子以外、出沢に子供はいない。
 子供たちの、孫たちのためにと頑張ってきた筈なのに・・、
どこか間違っていたのだろうか?。今後何年続くか分からぬが、
出沢は人口ゼロの年代が続く。

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一仕事

2014年03月25日 | 出沢

 『こりゃーぁ、ひどいわ!』

 芝生広場がぼこぼこ。大きな足痕の傍に小さな足跡が点々・・。
どうやら子連れでミミズを探しにきたらしい。
「周りの農地が柵で囲われてから、毎晩出てきて困っています」
公園管理の近藤さんの声は深刻だ・・・。
 狩猟が禁止されている公園内は、彼らにとって安住の地だ。
元々、彼らのテリトリーだったのだから、あまり文句も言えないが、
公園の管理者は頭を抱える。
 彼我の緩衝地帯が必要なのは解っているが、自分の農地を提供する
者はいない。某、国境地帯でも小競り合いが続いている・・。

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静寿会総会

2014年03月21日 | 出沢

『まあ一回、踊りたいのん』
33年前の奉納余興のビデオに、思い出ばなしの花が咲く。

 99歳を筆頭に会員数74名、出沢最大の会、静寿会。
高齢化、少子化が進み、今や出沢を支えるのは年寄りしかいない。
言われなくても生涯現役。
「元気があれば何でもできる」
ガンバろう!!出沢!。ガンバろう!!高齢者!。

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今年も公民館に門松立て

2013年12月22日 | 出沢

 今年も公民館に門松を立てた。
 昨日のシカで竹取りが遅れ、材料を集め出来上がった時は
昼12時を過ぎていた。門松など面倒くさいとも思うが、
立派に出来上がった門松を見ると、正月が近い気がしてくる。
 やはり世の中『節目』は必要だ。

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