よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録092(へびつかい座 M19球状星団)

2023-06-25 05:00:00 | M天体

へびつかい座 M19球状星団

画像① QBPフィルターⅢ使用、PNGファイルよりVGA切り出し

M19は、へびつかい座の球状星団。実視等級5.67で球状星団では明るめ、扁平率が高く望遠鏡でその楕円形が確認できるとWikipediaにあるが、言われてみればそんな気もするがはっきりわからない。カラフルな球状星団とのことだが、見分けつきませんな。

この球状星団で一番驚いたことは、さそり座で無かったこと。さそり座の固め打ち電視観望をしていたはず、慌ててステラナビゲーターLiteを立ち上げる。へびつかい座は、さそり座・いて座のすぐ上にあった。

浅田さんの本で確認すると、アンタレスのすぐそばだが、確かにへびつかい座の所属。驚いた。『あんただけだよ驚くのは、M19がへびつかい座は世間の常識。』ん?空耳か。観望するときは、アンタレスを導入後、天体望遠鏡を東へ動かすとある。このパターンおとめ座銀河団観望と同じだな。これからも何回も経験しそう。

さらに恥の上塗りをすると、このM19の電視観望2回目。1度目はメダカ部屋から観望している。すっかり忘れていた。しかもM10で記録書いている。しかし、さそり座とへびつかい座はお隣だったのか。知らなかった。一つ賢くなった。

自動導入経緯台。ある意味凄い(中学校程度の知識で)星空のことほとんど知らなくても星団・星雲・銀河を観望できてしまう。科学の進歩万歳!

 

画像② SharpCapProによるディープスカイ・アノテーション

画像③元画像より、2400×1400切り出し

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~サイトロンジャパン

8)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット

9)へびつかい座~Wikipedia

10)M19 (天体) - Wikipedia

11)電視観望の記録072(へびつかい座 M10球状星団)

撮影データ

2023年6月16日快晴、大星夜、月齢27.5

ベランダ観測所

へびつかい座 M19球状星団
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルター
FMA135ヘリコイド位置53.5(但し、延長等が長かった)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=4s×75frames=300s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、スポット修正、トリミング等
 
 
 

閑話009(読書『師匠はつらいよ』)

2023-06-24 05:00:00 | 閑話


実は私、見る将(プロ棋士の将棋を観戦するの人たち)。最近は、藤井聡太竜王名人(七冠)を中心にABEMAで見ています。6月20日王座戦予選 藤井竜王名人VS村田顕弘六段戦、予想に反して序盤からず~と村田六段優勢。もっとも村田六段はこの展開を予想していたのか事前に『自分の将棋人生を賭けて挑む』の発言あり。終盤、竜王名人が勝負手6四銀。将棋AIの形勢判断は3対97で村田六段勝利目前。ここで村田六段間違える。数手進むと形勢逆転。99対1で23手詰め発生。藤井竜王名人勝利。
その後、将棋関係のSNSが凄いことに。『怖いもん見た!』『ナイアガラの滝』・・・
最強棋士を普通に追い詰めたということで、負けた村田六段の評価も漠上り。村田六段の書籍・・・バカ売れだそうです。(藤井対策のためにプロ棋士が買っているとのツィッター情報もありました。)村田六段については、Gooで親交のある方のブログを発見!拝見させていただきました。
(6月23日には、AMAZON将棋本ランキング3位で、少し落ち着いてきた。)

閑話休題

将棋は指さないので、横目で眺めていたのですが・・・
AMAZONを見ると、大試合を見た私の興奮を見透かしたように、見出しの本が・・・ついポチ。



将棋界では、大谷と並ぶ現代の天才と呼ばれる藤井竜王名人の師匠杉本八段の本。週刊文春に連載されたコラム100話の単行本。
第44回の『走る棋士』は光村図書出版の『ベスト・エッセイ2023』にも選ばれているという。近くに天賦の才能を持つ弟子を持った人の日常・・・面白かった。
真面目で優しい人柄が伝わってくる文章。天才藤井聡太は、この師匠あって開花したと改めて思う1冊。一気読み。
中でも、第54回『パソコンショップでの攻防』と第100回『連載100回の感想戦』が傑作。藤井竜王名人寄贈のAMD (Ryzen Threadripper 3990X搭載)130万円将棋研究用パソコンで、藤井竜王名人と永瀬王座の隣でエッセイを書く杉本八段。素敵でした。将棋ファンから見たら最高の贅沢。

参考資料












電視観望の記録091(さそり座 NGC6357)

2023-06-23 05:00:00 | NGC天体他

さそり座 NGC6357散光星雲(Sh2-11、彼岸花星雲、ロブスター星雲、 War and Peace nebur)

画像① QBPフィルターⅢ使用、1024x768サイズトリミング

NGC6357も、人気の星雲らしく沢山の呼び名を持つ。日本語サイトの検索で多くヒットしたのは「彼岸花星雲」。Wikipediaの引用元は浅田さんの本だった。

 War and Peace nebula(戦争と平和星雲)の理由は、西部が鳩で東部が骸骨に見えるためとの説明あり。

英語圏の天文ファンから、「マドカミ星雲」への改名が請願され却下されたとの記述あり。「魔法少女まどかマギカ」由来とのことで少し驚く。日本のアニメすごいのね。このアニメは見た事ないけど(資料11)。

また、NGC6357はピスミス24散開星団を含んでいて、星形成領域ということでHST(ハッブル宇宙望遠鏡)などでもさかんに観測されているようだ。

上級天文ファンの方々は、NGC6334(出目金星雲、猫の足星雲)と一緒に写すケースが多いらしい。

最後に、Sh2-11を確認しようと検索すると、StarlightTerraceさんのサイトがヒット(資料13)。自分の画像でははっきりわからなかったが、確かに、ロブスターに見える。骸骨と鳩も確認できた。

画像② 元画像(視野回転部分トリミング、2600X1480)

画像③アスタップによるプレートソルブ、α,δ grid表示、ディープスカイ・アノテーション

 

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~サイトロンジャパン

8)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット

9)さそり座~Wikipedia

10)NGC6357~Wikipedia

11)NGC6357~英語版Wikipedia

12)ピスミス24~Wikipedia

13)Sh2-11~StarlightTerraceさんブログ

14)HSTによる画像~NASA

15)魔法少女まどか☆マギカ - Wikipedia

 

撮影データ

2023年6月16日快晴、大星夜、月齢27.5

ベランダ観測所

さそり座 NGC6357(Sh2-11、Pismis24)
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルター
FMA135ヘリコイド位置53.5(但し、延長等が長かった)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=4s×136frames=544s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、Deepsky annaotation処理
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、スポット修正、トリミング等
 
 
 

電視観望の記録090(さそり座 M6散開星団)

2023-06-22 05:00:00 | M天体
さそり座 M6 (NGC 6405) 散開星団
画像① QBPフィルターⅢ使用,トリミングなし
M6(NGC6405)は散開星団。星の並びからバタフライ星団と呼ばれるらしい。他にも「大の字」「あかとんぼ」と例える天文ファンもいるという。
散開星団と言うことで、気楽に電視観望したが、美しく写すのは難しい。さすがに中西さんの本の写真はM6を始めそれぞれの天体の美しさを表現している。また次の機会頑張る。
 
画像②アスタップによるプレートソルブ、α,δ grid表示、ディープスカイ・アノテーション
画像③ 画像①よりVGA切り出し
画像④ステラナビゲーターLiteによる観望位置
 
 
 
参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~サイトロンジャパン

8)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット

9)さそり座~Wikipedia

10)M6散開星団~Wikipedia

撮影データ

2023年6月16日快晴、大星夜、月齢27.5

ベランダ観測所

さそり座 M6(NGC6405)散開星団
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルターⅢ
FMA135ヘリコイド位置53.5(但し、延長等が長かった)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=4s×88frames=352s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、Deepsky annaotation処理
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、スポット修正、トリミング等
 
 
 

電視観望の記録089(さそり座 アンタレス、M4球状星団)

2023-06-21 05:00:00 | M天体

さそり座 アンタレス(αSco)、M4球状星団

画像① 6月16日撮影。QBPフィルターⅢ使用、トリミングなし、すみに若干の視野回転あとあり

「さそり座きたら、アンタレス見てらっしゃい!」のノリで、電視観望。ガーネット・スターの親玉の雰囲気。アノテーションをかけると近くにM4球状星団が、散開星団の雰囲気で見える。このあたりは、上級天文ファンが、カラフルタウンの名で赤・青・黄色の星雲の姿を多数投稿している。はじめからそこは無理と考えていたので、アンタレスを電視観望できただけで満足。ついでに、M4を中心において観望しようとしたが、FITSファイルが保存されていなかった。

翌日、再度M4を観望(画像④)。M4だけを考えて画像処理。少し球状星団の雰囲気がでた。

Wikipediaによれば、M4は距離約7200光年で地球に2番目に近い球状星団とのこと。だからいつもよりましに写ってる。私の腕が上がったわけでは無かった。残念。

 

画像②SharpCapProによるディープスカイ・イメージ・アノテーション

画像③アスタップによるプレートソルブ、α、δ grid表示、ディープスカイ・アナテーション、アンタレスに対して右クリック選択から、「Local adjustments」→「Local colour smooth stars」を適用

画像④ M4を中心に6月17日再撮影、撮影条件は、画像①とほぼ同じ。アスタップで自動色補正、ステライメージLiteで調整。トリミングなし。

画像⑤ 画像①よりVGA切り出し

画像⑥ 画像④よりVGA切り出し
 
 
参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~サイトロンジャパン

8)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット

9)さそり座~Wikipedia

10)アンタレス~Wikipedia

11)M4球状星団~Wikipedia

12)梅雨の晴れ間の撮影(その2) - 久しぶりにFMA135で撮影 - - 元天文少年の星撮りブログ

13)(2024/06/10追加)1年経ってSeestarでM4撮ると

星見娘で電視観望4074(さそり座 M4、M80球状星団) - よしべや自然博物館

星見娘で電視観望4074(さそり座 M4、M80球状星団) - よしべや自然博物館

さそり座M4、M80球状星団Seestarしばり15分しばりメシエ天体シリーズ。I、M4球状星団画像ア、15分のライブスタック(5/9)5月2日は15分しばりとか言っといて6分、時間切れ;^...

goo blog

 


撮影データ

2023年6月16日快晴、大星夜、月齢27.5

ベランダ観測所

さそり座 アンタレス(αSco)、M4球状星団
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルター
FMA135ヘリコイド位置53.5(但し、延長等が長かった)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=4s×76frames=304s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、Deepsky annaotation処理
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング等