よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
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天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録089(さそり座 アンタレス、M4球状星団)

2023-06-21 05:00:00 | MC天体

さそり座 アンタレス(αSco)、M4球状星団

画像① 6月16日撮影。QBPフィルターⅢ使用、トリミングなし、すみに若干の視野回転あとあり

「さそり座きたら、アンタレス見てらっしゃい!」のノリで、電視観望。ガーネット・スターの親玉の雰囲気。アノテーションをかけると近くにM4球状星団が、散開星団の雰囲気で見える。このあたりは、上級天文ファンが、カラフルタウンの名で赤・青・黄色の星雲の姿を多数投稿している。はじめからそこは無理と考えていたので、アンタレスを電視観望できただけで満足。ついでに、M4を中心において観望しようとしたが、FITSファイルが保存されていなかった。

翌日、再度M4を観望(画像④)。M4だけを考えて画像処理。少し球状星団の雰囲気がでた。

Wikipediaによれば、M4は距離約7200光年で地球に2番目に近い球状星団とのこと。だからいつもよりましに写ってる。私の腕が上がったわけでは無かった。残念。

 

画像②SharpCapProによるディープスカイ・イメージ・アノテーション

画像③アスタップによるプレートソルブ、α、δ grid表示、ディープスカイ・アナテーション、アンタレスに対して右クリック選択から、「Local adjustments」→「Local colour smooth stars」を適用

画像④ M4を中心に6月17日再撮影、撮影条件は、画像①とほぼ同じ。アスタップで自動色補正、ステライメージLiteで調整。トリミングなし。

画像⑤ 画像①よりVGA切り出し

画像⑥ 画像④よりVGA切り出し
 
 
参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~サイトロンジャパン

8)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット

9)さそり座~Wikipedia

10)アンタレス~Wikipedia

11)M4球状星団~Wikipedia

12)梅雨の晴れ間の撮影(その2) - 久しぶりにFMA135で撮影 - - 元天文少年の星撮りブログ

13)(2024/06/10追加)1年経ってSeestarでM4撮ると

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撮影データ

2023年6月16日快晴、大星夜、月齢27.5

ベランダ観測所

さそり座 アンタレス(αSco)、M4球状星団
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルター
FMA135ヘリコイド位置53.5(但し、延長等が長かった)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=4s×76frames=304s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、Deepsky annaotation処理
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、トリミング等