よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
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天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録091(さそり座 NGC6357)

2023-06-23 05:00:00 | NGC天体他

さそり座 NGC6357散光星雲(Sh2-11、彼岸花星雲、ロブスター星雲、 War and Peace nebur)

画像① QBPフィルターⅢ使用、1024x768サイズトリミング

NGC6357も、人気の星雲らしく沢山の呼び名を持つ。日本語サイトの検索で多くヒットしたのは「彼岸花星雲」。Wikipediaの引用元は浅田さんの本だった。

 War and Peace nebur(戦争と平和星雲)の理由は、西部が鳩で東部が骸骨に見えるためとの説明あり。

英語圏の天文ファンから、「マドカミ星雲」への改名が請願され却下されたとの記述あり。「魔法少女まどかマギカ」由来とのことで少し驚く。日本のアニメすごいのね。このアニメは見た事ないけど(資料11)。

また、NGC6357はピスミス24散開星団を含んでいて、星形成領域ということでHST(ハッブル宇宙望遠鏡)などでもさかんに観測されているようだ。

上級天文ファンの方々は、NGC6334(出目金星雲、猫の足星雲)と一緒に写すケースが多いらしい。

最後に、Sh2-11を確認しようと検索すると、StarlightTerraceさんのサイトがヒット(資料13)。自分の画像でははっきりわからなかったが、確かに、ロブスターに見える。骸骨と鳩も確認できた。

画像② 元画像(視野回転部分トリミング、2600X1480)

画像③アスタップによるプレートソルブ、α,δ grid表示、ディープスカイ・アノテーション

 

 

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)Player One Neptune-C Ⅱ | 株式会社サイトロンジャパン

6)Askar 『FMA135』 口径30mmF4.5 EDアポクロマート鏡筒~シュミット

7)Quad BP フィルター III~サイトロンジャパン

8)Sky Watcher AZ-GTiマウント+三脚~シュミット

9)さそり座~Wikipedia

10)NGC6357~Wikipedia

11)NGC6357~英語版Wikipedia

12)ピスミス24~Wikipedia

13)Sh2-11~StarlightTerraceさんブログ

14)HSTによる画像~NASA

15)魔法少女まどか☆マギカ - Wikipedia

 

撮影データ

2023年6月16日快晴、大星夜、月齢27.5

ベランダ観測所

さそり座 NGC6357(Sh2-11、Pismis24)
FMA135+Neptune-CⅡ+AZ-GTi+QBPフィルター
FMA135ヘリコイド位置53.5(但し、延長等が長かった)
SharpCapPro4.0でライブスタック、Save exactly as seenでpng保存
Raw16、Area2712x1538、Offset=120、Gain=380
Exposure=4s×136frames=544s
ホワイトバランス(AUTO)、ダーク補正(あり)
Astapで、プレートソルブ、α,δ grid表示、Deepsky annaotation処理
Microsoftフォトで、色・明るさ調整、スポット修正、トリミング等