よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録174(2023/10/25 月、太陽)

2023-10-25 20:00:00 | 太陽系内
I.午後5時の月(月齢10、十日夜)
Seestar+iPhone7による撮影
(自動導入できず、手動導入でも苦労、どうにか月をひっかけ、自動導入に切り替え中央へ、でも若干ズレている。)

②iPhoneSE3で撮影


Ⅱ.午後6時過ぎの月
①月モードで

②風景モードで


Ⅲ.昼12時半頃の太陽
Seestar+iPhone7による撮影(本日も一発自動導入!ただし、アンドロイドタブレットM10Plusで)
雷雨のあと、小降りのにわか雨の中で













星見娘で電視観望22(さんかく座 相互作用銀河Arp166)

2023-10-25 05:00:00 | SeestarEtc
さんかく座 Arp166=NGC750+NGC751

*Arp天体:ヒルトン・アープによって、リストアップされたアープ特異銀河のこと(資料10)。

画像①該当部分トリミング、Arp166は中央、明るい点2つが銀河核

画像②Seestarアプリによるアノテーション、該当部分トリミング


App166のことを調べず、NGC750を導入すれば分かるだろうの軽い気持ちで、天体リストから導入。

画像③スカイアトラスの導入画面(撮影終了後にスクショ)


NGC750、確かにある。中心からズレているが他の銀河も写せるならよいと導入。

画像④Seestarアプリのアノテーション画面


アノテーション画面(画像④)を見て ??? 観望天体名はNGC736、NGC751はあるが、NGC750はない。どこ?
再度導入をやり直す。同じ結果。メモ間違えたかと取りあえず撮影。しかし画像③では、NGC750、画像④ではNGC751。とうなってるの?

訳は資料調べで判明。NGC750とNGC751は重なっていて、今まさに相互作用の最中。画像③をよく見るとNGC750の部分2つの円がある。2つ合わせてArp166。そのため、1つの楕円銀河の中に2つの銀河核があるように見えるとのこと。確かに見える。さらに、NGC751側から2つの銀河の潮汐力で弾かれた物質が彗星の尾のように見えるらしい。これは撮影時間6分では無理でした。重なっているので、片方だけ表示される?混乱はしたが勉強になった。

でも、Seestar少し癖があって、指示と違う結果を返すこと時々ある。Seestarが返した結果に従った方が天体導入は早いようだが、天文無知の私は困ることもある。少し慣れてきたが・・・

まあ、これでArp天体のことしっかり頭に入ったので良かった事にしよう。

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)Seestar S50レビュー| 天リフOriginal

8)Arp 166 - 英語版Wikipedia

9)Arp166 (NGC750, NGC751)~沖田博文さんのWebsite

10)HCG天体・Arp天体~沖田博文さんのWebsite

 

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録150(ぎょしゃ座 M38散開星団+M31他)  M33 1stショット

03)電視観望の記録155(さんかく座 M33銀河) by FMA135

04)電視観望の記録164(さんかく座銀河 HⅡ領域NGC604他) 

05)電視観望の記録167(さんかく座銀河 M33渦巻銀河) 

撮影情報
2023年10月11日午後7時半頃
メダカ部屋観測所
さくかく座 アープ特異銀河Arp166=NGC750+NGC751、他NGC736、NGC739、NGC740、NGC761など
Seestar S50+iPhone7、10秒露出6分間のライブスタック撮影
「写真」アプリで、トリミング