よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録167(さんかく座銀河 M33渦巻銀河)

2023-09-27 05:00:00 | M天体
さんかく座 M33渦巻銀河 by 130PDS+ASI585MC
画像①UV IR-Cutフィルター使用、18分30秒のライブスタック、ダーク補正あり、トリミングあり

過去ブログからの引用
さんかく座銀河M33は、天の川銀河、アンドロメダ銀河と共に局所銀河群に属し、地球からの距離300万光年と推定され、アンドロメダ銀河と共に肉眼で見える最も遠い天体とWikipediaにある。
さらに詳しい内容は、参考資料8)より、肉眼で見える見えない論争に触れられ、面白いです(^^;

画像②ASIAIRによるアノテーション、若干の強調、トリミングあり

画像③スカイアトラスによる写野


よく写りました。月齢9.5、雲もある。PA(極軸アライメント)を行い、ダークファイルを用意して、ライブスタック20分制限ギリギリまで写した。初心者にはノイズや迷光の区別もつかないので、兎に角よく写ったとしかわからない。画像③に近いところまで写っているので、これで記録を残しておく。

ライブスタック中からNGC604等のHⅡ領域の赤がはっきりと視認できる。観望後、回転花火の赤が出ないかと画像処理頑張ってみたが、全体が赤くなり、それは無理だった。やればやるほど悪くなる初心者の悲しさ。

最後に、電視観望の裏技のライブスタック画面の撮影も記録として残しておく。

画像④ライブスタック中のiPadmini6の画面をiPhoneSE3で撮影


(覚書)
様々な調整の成果(?)、130PDSでの10秒露出が可能になった(まだズレはあるが星は○く写る)。10秒露出最初のライブスタック画像。

参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)さんかく座 - Wikipedia

8)さんかく座銀河 - Wikipedia

9)NGC 604 - Wikipedia

10)NGC 592 (HⅡ型放出星雲)-英語版 Wikipedia

11)NGC 595 - Wikipedia

12)IC142 (HII region)~In The Sky.org

13)IC143 (HII region)~In The Sky.org

14)HII領域 - Wikipedia

 

電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の記録149(アンドロメダ座 M31、M32、M110、NGC206) 

03)電視観望の記録150(ぎょしゃ座 M38散開星団+M31他)  M33 1stショット

04)電視観望の記録155(さんかく座 M33銀河) by FMA135

05)電視観望の記録164(さんかく座銀河 HⅡ領域NGC604他)

06)電視観望の覚書008(天体カタログ M、C、Sh、Cr、Mel)

 

2023年9月25日午後9時頃、晴れ(所々雲)、月齢9.5
メダカ部屋観測所
さんかく座 M33渦巻銀河(さんかく座銀河、NGC598)
13OPDS+ASI585MC+赤道儀化AZ-GTi+ASIAIR Plus32G+UV IR-Cutフィルター+iPadmini6
Raw8、Area3840x2160、Gain=252、Exposure=10s×111frames、ダーク補正あり、34.1°C、ライブスタック
iPadmini6上でスクショ
Affinity Photo2で画像処理
『写真』アプリで、各調整など