よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

眼視観望の記録002(2023/09/29 月)

2023-10-02 05:00:00 | 太陽系内
2023年9月29日
中秋の名月
望(満月、望月、月齢15)

9月29日は中秋の名月(旧暦8月15日の月)。3年連続で満月に重なり、次に重なるのは2030年という話題もあり、ブログもX(ツィッター)も多数の月の画像が発信されていて、様々な満月を楽しませて頂いた。過疎の町で、夕方には無音の我が町も、今日ばかりは、月見の人々と思われる声が、彼方此方から聞こえる。
当よしべやも館長を観望会に迎え、久しぶりの2インチアイピースを130PDSにセット、1日違いでこんなにも明るさ違うのと思うほどの光量、眼が痛い。スマホのコリメート撮影はどれも白色に写る(画像①)。実際は、スタックして解像度を上げクレターが認識できるように加工した画像が白銀に輝くように見えた。
残念ながら2インチアイピースでは、スマホアダプターが合わず、撮影はいつものアイピース。

画像①130PDS+40mmアイピース+VirtuosoGTi、iPhoneSE3、デジタルズームあり


肉眼で見る月は、昇り始めたこともあり、オレンジがかった色、記録001の月の画像を加工してみた(画像②)。いま1つだが、次の観望の資料として残す。

画像②

山から昇る月が湾に写る様子は実に美しい(画像③)。しかし、山は写せず。山を写るようにすると・・・

画像③iPhoneSE3で撮影

よしべやを取り囲む電線が・・・写る(画像④)。

画像④

この日はもちろん土星も動画撮影。その動画のスクショを画像処理(画像⑤)。

画像⑤130PDS+10mmアイピース+VirtuosoGTi、iPhoneSE3、デジタルズームあり。

館長も無印iPadで何枚も写していた。その1枚(画像⑥)。

画像⑥


最後に9月30日の十六夜(既望、月齢16)

画像⑦回転・トリミング


三日続けて写していると、少しは上手になるようだ。寝待月までは続けてみる予定。


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)林 完次著「宙ノ名前」光琳社出版

電視観望の記録等関連Blog

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02)眼視観望の記録001(2023/09/28 月、土星)+中秋の名月