よしべや自然博物館

2022年11月の月蝕を契機に電視観望を始めました。
通信販売とSNS頼りに頑張ります。
天文初心者の悪戦苦闘の記録。

電視観望の記録176(2023/10/27 月、大陽、覚書)

2023-10-27 20:00:00 | 太陽系内
2023年10月27日 太陽、月(十三夜)
I.午前10時20分の太陽
①Seestar S50+iPhone7
(M10Plusで一発導入)

Seestarは太陽が見えるといっても黒点が観察できるだけなので、黒点が無いとさみしいものです。今日も無いと思っていたら、右上の方に小さな黒点を発見。観望時は気づかないほど小さかった。

Ⅱ.午後5時40分頃の月、十三夜
①Seestar S50+iPhone7
(M10Plusで、月・太陽合わせて9回連続一発導入、コツ掴みました。手動導入していた9月が遠い昔に・・・)

②明るさを調整して
よお~し体調も完璧。次はSKYMAX127だ、と張り切って準備していたら

③iPhoneSE3で

月は雲の中、遠くで稲光も、残念。明日がある。とブログをアップしようとしたら、館長が月が出てるよと教えてくれた。
④午後7時頃iPhone7で

急いでSKYMAX127を準備。温度順応させてないので・・・ボケボケです。でも、今日は十三夜なので(^^;
⑤SKYMAX127十40mmアイピース+iPhoneSE3+VirtuosoGTi

⑥明るさ調整

⑦明るさ調整その2

⑧iPhone7
そしてまた月は雲に隠れる。強風でSKYMAX127も揺れる~
⑨iPhone7
最後に雲に隠れた月と木星と電信柱。
⑩iPhone7


(覚書1)
アンドロイド12タブレットM10Plusによる太陽・月の一発自動導入の確率が上がってきたので、成功した時の手順を覚書として記録する(テストも含め9回連続成功)。自動導入するまでの時間も短い。
*M10Plus・・・HAOVM製、メモリー4Gbyte、GPS内蔵、SIMなし
*アンドロイドアプリVer.1.9.0、FirmwareVer.1.70
*記録174の病みあがり観望での月の導入失敗で本手順を意識した。
*あくまでも私の環境で成功した手順であって、他の方法を否定するものでは無いのでご注意下さい。
*素人・初心者の単なる経験の覚書です。間違えや思い違いに気づいての修正や全削除の可能性もあります。ご了解下さい。

手順
①M10Plusを空の見える屋外へ(GPS信号受信?)
②M10Plusで、Seestarアプリを立ち上げる(観測データをWifiから習得?)
③Seestar本体、ロゴ大体南向き設置、電源ON
④アプリと本体を接続
⑤風景モード又は太陽モードで太陽フィルター装着
⑥『取り付けを確認→撮影』をタッチして太陽自動導入、しばらく待っと自動導入成功(注意1)
⑦撮影
⑧観望終了、電源OFF
(月の場合は、太陽を月に読み替え、フイルター装着部分を除く)

注意1)太陽モードを選択すると、極たまに次のア、イの指示が出るときがある。
ア)本体を回転させる。←本体内蔵の磁気コンパスで方位を確認している?アプリの指示に従って本体を回転させる。
イ)水平だしの指示。←本体ロゴ大体南向きの状態で、スマホ・タブレットをロゴに垂直に東又は西向きに置いて、調整するとしやすい。私はタブレットの上を西に向けて本体三脚の足の下おく。

2023年10月29日追加)
28日太陽(朝)
家事都合により、いつもより早い8時の観望。朝日に合わせて三脚を伸ばす。自動導入できず。連続導入記録途絶える。一度Seestar本体の電源をOFFにして、再度実行。一発自動導入。
28日月(夕方)
月の出に合わせて、Seestarをいつもと違う位置に設置。自動導入できず。Seestarの電源をOFFにして再度実行。一発自動導入。
29日月(未明)
西の月に合わせ、Seestarの設置位置を変える。自動導入できず。Seestarの電源をOFFにして再度実行。一発自動導入。
29日太陽(朝)
いつもの時間、いつもの設置。一発自動導入。

2023年10月30日追加)
29日月(夕方6時)
オレンジの月を撮りたく、設置場所を電線が張り巡らされた電柱の近くに、5回連続自動導入失敗(金属が近くにあると失敗するとの事例は他にもあるらしい)。手動で導入して撮影。高度が低いと手動導入も楽。→31日夕方の一発自動導入に続く
30日太陽(朝)
いつもの時間、いつもの設置。一発自動導入
30日月(夕方)
いつもの設置、一発自動導入

2023年10月31日追加)
31日太陽(朝)
いつもの時間、いつもの設置、一発自動導入
31日月(午後7時過ぎ)
Seestar本体を29日の自動導入失敗の場所へ、M10Plusアンドロイド12タブレットをいつも一発導入している場所へ設置。約5m離れた場所からの操作。一発自動導入に成功。(山と雲の為、少し月の高度は高かったが…)

星見娘で電視観望24(ちょうこくしつ座 C70/NGC300)

2023-10-27 05:00:00 | Seestar
ちょうこくしつ座 C70/NGC300

画像①該当部分トリミング、画像処理済み

NGC300は、私たちの局所銀河群とちょうこくしつ座銀河群の間にあると考えられている渦巻銀河。中西さんの本(資料1)にも掲載されている。さんかく座銀河?というような見た目。Wikipediaによれば実際共通する性質が多くあるらしい。そこに掲載されている人工衛星GALEXの画像は本当に似ている。

またまたC70の番号も持つカルドウェル天体。期待は膨らむが天体観測はそんなに甘くない。山の上の靄や、月光などに阻まれ3回目の観望。今回は高度が高くなるのを待つなどの工夫をしたが、今1つ。32分ではまだまだ時間少ない模様。
よしべやの南には小高い山があり、その先が海で、いつも山の頂上付近にはモヤがある。条件悪いというような事にも気づかされた。130PDSで次頑張る。

画像②ライブスタック32分、撮って出し

画像③Seestarアプリのアノテーション


参考資料

1)中西昭雄著「メシエ天体&NGC天体ビジュアルガイド」誠文堂新光社

2)浅田英夫著「エリア別ガイド 星雲星団ウォッチング」地人社館

3)早水 勉著「The Book of The Starry Sky 星空の教科書」技術評論社

4)渡邉耕平著「電視観望 実践ガイドブック Ver 1.1」株式会社サイトロンジャパン

5)JUNZO著「アンドロメダ銀河かんたん映像化マニュアル」日本実業出版社

      銀河星雲マニア~JUNZO氏が立ち上げた著書と連動したWebsite

6)渡邉耕平著 根本泰人監修「月・惑星撮影 実践ハンドブックVer1」サイトロンジャパン

7)【新時代のスマート望遠鏡】Seestar S50レビュー | 天リフOriginal

8)NGC 300 - Wikipedia

9)ちょうこくしつ座銀河群 - Wikipedia

10)ちょうこくしつ座 - Wikipedia


電視観望の記録等関連Blog

01)電視観望の機材07(機材一覧表

02)電視観望の機材009(スマート天体望遠鏡 ZWO Seestar S50) 

03)星見娘で電視観望17(ちょうこくしつ座銀河 C65/NGC253)


撮影情報
2023年10月22時日午後10時半頃、上弦、大星夜
ベランダ プチ・リモート観測所
ちょうこくしつ座 C70/NGC300
Seestar S50+iPhone7、10秒露出32分間のライブスタック撮影
AffinityPhoto2で、画像処理
「写真」アプリで、トリミング