非才無才の雄叫び

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麻生副総理の失言「ナチスの手口に学んだら、どうか」

2013-08-01 09:46:05 | 日記
今朝のyhooニュースの「麻生氏ナチス発言 批判相次ぐ」
前のブログで予想したとおり、参議院選挙に大勝したら、早速
失言癖のある、麻生さんが、このざまだ。
ネットを覗いてみると「ナチスの憲法改正『手口学んだら』 
麻生副総理が発言
」とある。
政治家として、一国の副総理としての自覚や政治的配慮や知性に
欠けているから、こういう失言を繰り返す。桜井氏のところは
「身内」だと思っているから、なおさら気が緩んだのだろう。
記事の内容は次のとおり。
麻生太郎副総理が憲法改正をめぐり、ナチス政権を引き合いに
「手口に学んだらどうか」などと発言したことに対し、米国の代
表的なユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センタ
ー」(本部・ロサンゼルス)は30日、批判声明を発表し、「真
意を明確に説明せよ」と求めた。

■ユダヤ人団体が説明要求

 麻生氏は29日、東京都内でのシンポジウムで「ある日気づいたら、
ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていた。誰も気づか
ないで変わった。あの手口に学んだらどうかね」などと語った。

 シンポジウムはジャーナリストの桜井よしこ氏が理事長を務める
「国家基本問題研究所」が都内のホテルで開いた。桜井氏が司会を
し、麻生氏のほか西村真悟衆院議員(無所属)や笠浩史衆院議員(
民主)らがパネリストを務めた。

 発言に対し、同センターは声明で「どんな手口をナチスから学ぶ
価値があるのか。ナチス・ドイツの台頭が世界を第2次世界大戦の
恐怖に陥れたことを麻生氏は忘れたのか」とした。・・・・・・


  一方、韓国外交省の趙泰永・報道官は30日の会見で「こうした
発言が、過去に日本の帝国主義による侵略の被害に遭った周辺国の
国民にどう映るかは明白だ。多くの人を傷つけるのは明らかだ」と
批判。中国外務省の洪磊・副報道局長も31日、「日本の進む方向
にアジア諸国と国際社会の警戒を呼び起こさないわけにはいかない」
との談話を出した
。」

それ見たことか!韓国と中国が早速反応して反日本包囲網に
得点をあげてしまった。このままでは東大教授の御厨氏が心配して
いたとおり、日本は世界の蔑みを受け孤立していく。韓国や
中国の思う壺だ。墓穴を掘るとはこのこと。

更に朝日新聞のネットのニュースに発言内容が記載してあったので
一部を紹介する。
僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)とい
う話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、
きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。
ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。
全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ
国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。

 そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっと
も進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよ
くても、そういうことはありうるということですよ
。ここはよく
よく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、
憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その
上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員
の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、
矜持であったり、そうしたものが最終的に決めていく
。」

普段、漫画ばかり読んでいるから、例え方が解らないし、文章を
理解できていないから、この始末だ。逆説的に言うと、日本国の
現行憲法でもナチスやヒットラーみたいな政治家が出現すると
いうことになる。

ワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法

あ~あ。どこを勉強したら、こんな発言になるのか?
確かに、当時としては模範的な憲法だったようだが、欠陥も大いに
あったようだ。だからナチスの暴走を止められなかったのだ。

ウィキペディアでは
第一次世界大戦敗北を契機として勃発したドイツ革命によって、
帝政ドイツが崩壊した後に制定されたドイツ国の共和制憲法である
ヴァイマル憲法の最大の特徴は人権保障規定の斬新さにある。自由
権に絶対的な価値を見出していた近代憲法から、社会権保障を考慮
する現代憲法への転換がこのヴァイマル憲法によってなされ、その
後に制定された諸外国の憲法の模範となった。当時は世界で最も民
主的な憲法とされ、第1条では国民主権を規定している。・・・・・

問題点
・・・・・だが有権者の直接選挙で選出され
たドイツ国大統領に、首相の任免権、国会解散権、憲法停止の非常
大権、国防軍の統帥権など、旧ドイツ皇帝なみの強権が授与された。
これらの強権は混乱期にあった共和制成立期においては各種の反乱
鎮圧に際して発動された。
制定当時は旧ドイツ帝国憲法にくらべ、はるかに民主的な憲法とさ
れた。ヴァイマル憲法では首相の指名は大統領の指名のみが条件で
あったが、議会は首相を不信任することもできた[3]。当時の憲法
解釈では首相指名には議会優位説がとなえられており、エーベルト
大統領は議会の支持が得られる人物を首相に任命していた。しかし、
完全比例代表制の弊害である少数政党乱立を防止するための阻止条
項たる最低得票率制限[4]がなかったため、ヴァイマル共和国内閣
は少数の複数政党による連立内閣となることが多かった。政党間の
協議も混乱に拍車をかけ、選挙制度改革はたびたび議論されたもの
の、成立しなかった[1]。
この情勢を解決するため、首相指名には大統領の権限が優先される
という大統領優位説が次第に浸透するようになった[5]。元来保守
的なヒンデンブルク大統領は第一党であるドイツ社会民主党を信頼
せず、ヘルマン・ミュラー首相の退陣後は自らの指名のみを基礎と
する「大統領内閣(ドイツ語版)」を組織させた。大統領内閣の首
相は議会で多数派を確保できず、法案制定を大統領命令に頼るよう
になった。ナチ党の権力掌握期にナチ党のアドルフ・ヒトラーが首
相に指名されたのもこの大統領内閣制度によるものであり、国会議
事堂放火事件後に対立する共産党員や社会民主党員を拘束しえたの
は大統領令による立法であった。」
全権委任法が制定された後も、ヴァイマル憲法は正式には廃止され
なかった。しかし法学者カール・シュミットが、全権委任法制定に
よって政府が立法権を手中にしただけでなく、憲法違反や新憲法制
定を含む無制限の権限が与えられたと説明している[6]ように、事
実上憲法は死文化した。


世界各方面からの批判を受けて、麻生さんは発言を取り消した
ようだが、政治家だったら批判の大きさによって発言を取り消すよ
うなことはすべきではない。

ナチス賛美を刑法で禁止しているドイツの週刊誌から「平和憲法を
改正しようとしている」と憲法改正しての右傾化への懸念ともとれ
る記事が世界に発信された。

麻生さん

発言が世界を駆け巡ってから

発言を撤回しても、

もう遅い。

これからは自民党の政治家は

世界からナチス賛美の体質を持っていると

見られてしまうだろう。

これで憲法改正の機運が萎んで

しまうかも・・・