非才無才の雄叫び

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東日本大震災 許せない曽野綾子氏の傲慢。その4・だって

2011-05-04 08:10:09 | 日記
東日本大震災曽野綾子氏の教育改革国民会議レポートの粗末2
東日本大震災 曽野綾子氏と読売新聞の「税と安心」
東日本大震災 曽野綾子氏と読売新聞「編集手帳」
東日本大震災に被災された皆様に心より

お見舞い申し上げます。

亡くなられた方のご冥福をお祈りし、

ご遺族に心からお悔やみ申し上げます。

そして、一刻も早く行方の分からない方々が発見されることを

お祈りします。


「甘やかされた生活」

曽野綾子氏に言わせると「欲しいと思えば何でも手に入る社会」、

国や自治体が被災者の支援のため支給する新しい毛布なども

「甘やかされた生活」の一部ようだ。


どうして、こうも物事の表層だけしか見ないのだろうか?

「有識者」。辞書を調べると「学問があり、見識が広く高いこと」とある。

夫が笑いながら「僕は学問がないから、有識者になれないけど

『見識が高いこと』だけじゃだめかしら。逆に学問があっても

見識がなければ有識者とは言えないんだね。」

「学問があり」で思い出したことがあるらしい。

それは高校生の時に読んだビクトルユーゴーの「レ・ミゼラブル」。

ビクトルユーゴーがこの小説の中で「良心とは学問の量である。」と

記述していたように記憶しているらしい。

したがって「学問」は必ずしも「学識」とは一致しないはず。しかも

曽野綾子氏が、この程度なら自分も「有識者」に列せられても

いいはずだけど、まず、それぞれの業界で有名でないとだめで、

さらに政府や行政にとって「有益な人物」であることが求められる

はず。「有益な人物」とは言い換えれば、政府や行政、大企業に

とって「都合が良く役に立つ人物」ということだ。

国民に忍耐を強いる箴言や先のインタビューの「震災後、政府の

不手際や東京電力の失敗はあったかもしれない。しかし、犯人

捜しをしてもしかたがないことだ。
」という発言を繰り返す

曽野綾子氏は政府や行政、大企業にとっては

まことに都合の良い人だ。

こういう人が日本郵政の社外取締役に就いたり、教育改革国民会議の

委員になっている。

その人が「欲しいと思えば何でも手に入る『甘やかされた生活』と指弾

する私たちの生活の環境は誰が造って来たと言うのでしょうか?

「高度経済成長政策」の号令のもと、国民は懸命に働いて世界第二位

の経済大国になり、手に入らぬものはないほど豊かになった。

しかし、これも国家戦略を欠いた、豊かになることだけを目指してきた

野放図な経済活動がもたらしたものでしかない。

企業活動を優先するあまり、公害企業を放置し、サリドマイド薬害を

起こさせ、薬害エイズ事件を起こした。

石原慎太郎知事が、節電で今更のごとく槍玉に挙げているパチンコ、

自動販売機も、その所産だ。パチンコなどは韓国に進出したものの

わずかな期間で禁止となった。国民がギャンブルで破産することを

韓国政府が危惧したもので、これが国の本来のあり方ではないのですか?

空の行政だってそうでしょう。今までの政権は地域の利権と絡んで、

こんな狭い国土に98箇所もの空港を作って日本航空を破綻させ、

公費を注入して国民の負担を増やした。これが「甘やかされた生活」

ですか?

900兆円近い赤字国債を抱えるまでになったことの責任には

目をつぶってしまうのですか?

国家戦略を欠いた野放図な企業活動を擁護してきた国の政治が

今日のような「異常な社会」を作り上げて来たとは思わないのですか?

曽野綾子氏は1970年代のはじめごろ、公害や薬害サリドマイド事件を

よそに、ピノチェト軍事政権の応援に、わざわざ南米のチリまで

行っていますね。

それもピノチェト政権の国民への虐殺が明るみになると

沈黙してしまったようですが・・・・。

そのような情熱があるなら、なぜ国内の深刻な問題に取り組まなかったのですか?

あなたが仰る「甘やかされた生活」も言ってみれば負の遺産

「文学者」であるならば、それを次世代に残していくことに対する

慙愧の念
があってしかるべき・・・。

その辺のところはどうなんですか?・・・・だって!



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