非才無才の雄叫び

つぶやくこと、叫ぶこと、すべてボケ防止だ!

あ~あ・・アメリカ

2010-12-21 18:51:48 | 日記
一昨日のNHKの夜の番組スペシャル

「私たちは核兵器を作った」を夫と一緒に見た。

そして、あきれ返った挙句、腹が立った。

・・・・アメリカのはなし。

核兵器を製造する工場で働いていた労働者に深刻な

被爆被害が出ているのに、ほとんど放置しているらしい。

核兵器工場で働く人には緘口令が出されていたらしく、

これを破った者には刑務所行きもあると脅されていたという。

ところが、ある老朽化した核兵器工場が閉鎖になり、

解雇された人たちが緘口令を破って口々に叫びはじめて、

社会問題となっているらしい。

映像は解体された工場から労働者たちが回収した

器具や作業台、資料が映し出され、管理のずさんさが

浮き彫りにされていく。

プルトニゥムを加工するステンレス製の作業ボックスが

あって、これはまるで未熟児を育てるICUのボックスに

似ていて、長四角のステンレスのボックスの手前側に

腕を差し込む二つの穴が開いており、その中央のやや上部に

横になった楕円形のガラス窓がある。ところがこのステンレスの

ボックスは最初は、ただのステンレス製で鉛等の防護加工等が

全く施されていない代物だったそうで、被爆がひどくなって

鉛の加工をしたそうです。それから手を差し込むところには

長いゴム手袋が装着してあったけど、これもただのゴム手袋で

労働者が被爆して手に火傷を負うようになってから、鉛加工の

ゴム手袋に替えたらしい。

夫も私も「ひどい!なんてずさんなの?」

回収された膨大な資料の中から、火災事故の事故報告書が

出てきて、その中には焼け爛れた工場内の写真もあって

消火に当たった労働者達の話も証言として紹介された。

もう少しでソ連のチェルノブイリ原発事故と同じような

臨界事故になるところだったそう・・・。

臨界事故というのは小さな原子爆弾を落としたような感じで

相当の範囲が被爆するらしい。にもかかわらず、この火災

事故は口外されなかったらしい。

「めちゃくちゃじゃんーっ」夫も私も叫んだ。

被爆してガンになったりして幾人もの人が亡くなっている

らしい。

閉鎖された後、病気になって政府に保障を要求しても

「この工場で働いていたという証明があるのか」という

通知が来て、取り合ってもくれないんだって・・・。

「めちゃくちゃじゃんーっ」また叫んだ。

「政府の施設で働いていたのに、労働者の名簿さえ

ないのかーっ。ひどいね!」

核兵器の抑止力を持っている超大国のアメリカ!

その影で、国内では、こんなひどいことをやっているなんて!

北朝鮮かなんかだったら分かるけど、宇宙開発から軍事力

科学・・・すべての面で抜きん出ていると思いきや

このざま

そういえば、5年くらい前になるかハリケーンカトリーナの

被害でニューオリンズが水浸しになった時があったけど

その時も、同じようにガッカリさせられた。

狂牛病の時の牛を扱う業者もひどいもので、あれで

いっぺんにアメリカの牛肉を食べなくなった。

「日本はアメリカの背中を見て、追いつけ追い越せと

一生懸命にやってきたけど、なんか間違ってたんじゃないか

と思うよね。もっと違った国を目指すべきだったんじゃないかな」

夫はさびしそうに、つぶやくように言った。

そうは言ってもアメリカの核の傘に守られているんだものね。

■埼玉不動産仲介手数料最大無料メディアエステート











  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする