分け入っても分け入っても本の森

本読む日々のよしなしごとをそこはかとなく♪

●若松賤子

2006年01月19日 21時07分54秒 | 文学
探している品切れの本が、重版されていた(過去完了形)のを知らずに、悔やんでも後の祭り。
『小公子』若松賤子訳(岩波文庫)も、そんな一冊です。(1999年5月重版)
ところが、そのテキストをネットで閲覧できることを、最近知ったのです。

ここで、「とりあえず」は読むことはできます。
http://www.gifu-u.ac.jp/~satopy/llf.htm

1939年の初版は、ネットで一万円台で取り引きされています。ぼくは、1999年重版の方を欲しいのですが、まったく見あたりません。

いろいろな訳を読み比べて、今は国土社の本(白木茂訳)を気に入っています。子供向きの「世界の名作全集」だけど、抄訳ではなくて、美しい本です。
ちなみに、ヴァイオリニストの巌本真理(故)は、若松賤子の孫なのですって。知りませんでした。