肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

入院12日目

2011-10-17 15:55:09 | 肺癌

金曜の夜に息子が38度の熱を出し土日は母の病院にいけませんでした。
今日は熱も下がったので久しぶりに母に会いに行くとまだ点滴の途中で寝ていました。
枕元にはメモがあり父に宛てた手紙でした。
早すぎる自分の命の事や迷惑を掛けているお詫びとかが走り書きの様に書いてありました。
最後に大切なパパとあり涙が出そうになりました。
見てはいけない物の様な気がしたので椅子に座ってしばらくしていると
母は気が付きにっこりと来てくれたのねと一言。
なんだか全然良くならないわ、フラフラするし便秘の薬も昨日は倍の量を飲んだのに
全然行きたくならないの。
土日は病院に居ても看護婦さんも少ないだろうし淋しい雰囲気だろうから気持ちも
沈みがちなのかもしれません。
治療しても治らないなら早く終わってしまいたいとか、網膜剥離の手術は失敗だったのかとか
一度目も二度目も手遅れだったのね、と過去を振り返り後悔を口にしていました。

しばらくしたら父が来ました。
お昼御飯を一緒に食べ持ってきたシチューも合わせて食べました。
一生懸命食べてるのに出ないのよねと、お腹をさすっていました。
今日はホカロンみたいなもので朝から温めています。
お腹がすっきりしますように。

1年前に居た看護婦さんが今回はいなかった事を母は前から言っていました。
とても優しい方でどこかに転院したのかしらねと話していたのですが
昨日、母の所に来てくれたそうです。
子供がいるそうで預けられなくて土日だけ来ているそうです。
母の事を覚えていて話をしに来てくれ色々と話をしたみたいでホスピスの事も
話したようです。
母が面談をした所を知っていてとても良い所だと話していたそうです。
よく決断したねとも言っていたそうです。
今の自由のきかない入院の決まった毎日より勿論うちに帰りたいと思っているのですが
無理ならホスピスで穏やかに過ごしたいのだと思いました。
せめて入院前の様に歩けるなら家で過ごせるのに。