肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

入院8日目

2011-10-13 20:55:48 | 肺癌

今日はお昼前に実家に行き父と兄とで病院に行きました。
行く途中の車の中で母の状態の話などをしていました。
脳の転移の多さ、早さ、今後の余命の事などを。
でもこんな話をしている事が秘密事みたいでとても嫌な気持ちになりました。
母だけが知らない事をここで三人が話している。それが辛かったです。
勿論、事実を話したら母はパニックになるでしょうから話はしません。

病室に行くと母は兄もいて喜んでいました。
無口な兄ですが何か聞けば話はします。
先日は斑尾高原で7時間かけて走って来た話などを聞いたりしました。
母は始めぐったりと気持ちが落ちていた様で元気がありませんでした。
昨日の夜は血圧が上165、下91だったりずっと数日間熱が下がらずにいたり
気持ちも落ち込み朝、デパスを頓服で飲んだようです。
後から看護婦さんが来て気分はどうですか?と聞きに来ました。
母は落ち着いてるわ、皆の顔見れたからと言っていました。
せっかくの家族団欒がこんな場所なんて。。とつぶやいていましたがどこだって
良いじゃないとそろって写真を撮りました。
余り笑わない兄もにっこりと写真に写っていて母は良い写真じゃないと
喜んでいました。

今日は週に一度だけ来る皮膚科の外来に行きました。
母の爪の状態は一時よりは良くなりましたが診察前に包帯を取り石鹸で
塗り薬を洗っていたのを見てお手伝いの人が痛そう、見ていられないと言って
顔をそむけていました。
前はもっと凄かったのよ、爪にお肉がかぶさって爪が見えない位だったのと
話をしました。
先生に診て貰い少し良くなっているようで薬を今度は水分を取るような
ステロイドに変わりました。
伸びていた爪も切って貰い液体窒素で固めた所の黒い部分の皮も取れ少し
すっきりとした感じです。
一時はねこちゃんの足の様に横に広がって倍の大きさまで膨れ上がっていた
指先も今はかなり元に戻り始めています。
まだ赤みや肉芽もあるので時間はかかりますと言われましたが。

まだまだずっと一緒に過ごしていたいです。
タルセバが効き退院出来ますように。