肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

映画

2012-03-24 19:22:02 | 映画

マルタのやさしい刺繍という映画を見ました。
スイスの小さな村、トループ村に住む80歳のマルタは、最愛の夫に先立たれ生きる気力をなくし、意気消沈しながら毎日をただ何となく過ごしていた。そんなある日、彼女は忘れかけていた若かりし頃の夢、“自分でデザインして刺繍をした、ランジェリー・ショップをオープンさせること”を思い出す。しかし保守的な村では、マルタの夢はただ周りから冷笑され軽蔑されるだけ。それでもマルタは友人3人とともに夢を現実のものとするために動き出す。スイスの伝統的な小さな村に広がる、夢に向かって頑張るマルタと彼女を支える仲間たちの夢と希望の輪。マルタの刺繍が、人々の心をやさしくあたたかく紡いでゆく―。
という内容です。
(http://www.alcine-terran.com/maruta/2.htmlからの引用)


綺麗な風景の中で過ごす村人を見て日本人なら誰もが羨ましく思うのではないでしょうか。
その中で夫に先立たれ気力を無くした老女は友達に励まされ昔の夢に向かって一緒に頑張って行く姿は
本当に心から応援したくなりました。
閉鎖的で小さな村はずっと変わらないと思われるのですが生活の中でそれぞれの変化があります。
別れや出会い、みんな色んな出来事で前を向いたり後ろ向きになったり。
でもその嫌がらせをしている人達だって悩みがあります。
何処に居てもそれはみんな同じなんですよね。
なかなか今の状態から抜け出せないと憂鬱になったりした時などに見たらとても清々しい気持ちに
させてくれます。
80歳すぎても生きる喜びを見つけ前に進む姿は素晴らしかったです。
そして綺麗な風景や刺繍と友人達との繋がり、わだかまりからの理解など機会があれば是非見て欲しい
一本です。

誕生日

2012-03-13 19:34:33 | 日記

母が居なくなって初めての誕生日でした。
あっという間の時間と自分の家に帰ってからの生活はいつも通りに流れています。
母はまだ入院しているのか、実家に居るんだろうかと錯覚しながら過ごしています。
入院が長かったせいか実家に行った時に母の姿が無い事に淋しさは感じますが居なくなったとは
どうも繋がっていきません。
でもその方が楽です。
たまに母の事を話さなくてはいけない時がある時は涙が溢れてきてしまいます。
でも余り直視したくないのでそのままにして行きたいと思います。


初七日は叔母を呼んで実家に泊まりました。
今度の外泊の時に食べようと言っていたお寿司を作りました。
その他にサーモンとトマトのブルスケッタと白和えも。
叔母は筑前煮と牛の焼き物、リクエストしたウドを作ってくれました。
母も美味しく食べてくれたでしょうか?

ちなみに今日は35日で叔母と実家に行きました。