肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

入院5日目

2011-10-10 21:43:20 | 肺癌

病院に夕方4時半に到着しました。
何となくぐったりした様子の母は朝にまた37.5度の熱があり今は下がっている
との事でした。
だるそうにしていて氷枕をしていました。
そして点滴が漏れたようで場所が変わっていました。
2か所に針があり痛々しいです。
一通りの体調などを聞きポ~としていた母を見ていたら凄く淋しそうな目で
なにか凄く遠くをずっと見ていました。
何を考えているんだろう。
確かに、今の状態で楽しい事なんて考えられるはずは無いですよね。

夕食の時に母は爪の炎症で箸が持てないのでずっとフォークを使っています。
ポロポロと落ちちゃうの、行けないと思うけど外食なんて恥ずかしくて行けないわね、と言いました。
誰も隣の人の食べ方なんて見ないでしょ、大丈夫、気にしすぎと答えました。
病気になってから本当に小さな事に対しても凄く気にするようになりました。
看護婦さんの返事が遅いと心配したり、予定通りではないと不安になり全て
悪く考えて悩んでいる事が多くなりました。

息子の運動会の代休に旅行に行こうと1カ月前には話していました。
その時の母はふらつきなどは無く歩けていました。
退院、延びるかもね。。。
退院したら旅行行けるかしら?と聞かれました。
私にも先の事が分からず退院さえも出来るか不安でいて返事に困ってしまいましたが退院してすぐに旅行は疲れるからゆっくりして近所にドライブしたり食事に行こうねと話しました。

先生の話はどこまでとらえたら良いのだろう。
先の予定はもう難しいと言われましたがタルセバが効いたらどの様に変わるのでしょうか?
ふらつきは無くなるのでしょうか?
痺れは取れるのでしょうか?
入院前の様に歩けるのでしょうか?
見えない未来は不安ばっかりです。
どうかタルセバが脳に効きますように。