肺がん余命宣告されてからの日々

母が肺がんになり余命を宣告された日からぼちぼちと記して行きたいと思います。

最近の事。

2013-05-31 13:20:15 | 肺癌

久しぶりの更新です。
もともと母の様子をずっと記憶に留めておきたくて始めたブログでした。
なので寂しいのですが居なくなってしまった母の事を書く事が出来ません。
でもその後の自分についてちょぼちょぼつづって行きたいと思います。

3月の母の誕生日が過ぎ4月の末に父の誕生日がありました。
骨が折れてかっこ悪い傘をさして間違わないように持ち手に赤いビニールテープを
張っていたので目立つ緑色の持ち手が鳥の顔になっている物をプレゼントしました。
全く高級ではありませんが一目で分かる傘は良かった様です。
ただ目がぎょろぎょろと動くので怖かったりもしますが。

お料理はいつもみたいに漁師さんの所で地魚を買ってきてで簡単に手巻き、後はお肉。
母が居ないとお料理まで簡単になってしまいます。
それでも父が元気でいてくれるから嬉しい。。
この日もだらだらとお昼すぎから夜のバスが無くなるまで父と話しました。
今も週に1度、買い物に一緒に行くのとたまに電話で話したりする日々です。
兄が毎日の事をしてくれています。
私は子供の学校の役員になったりとバタバタした日々を過ごしていますが
最近はやっと落ち着いてきて自分だけの時間もありゆっくり過ごせる日もあり
ふんわりと生活をしてるところです。

そんな折に見て気に入った映画がありました。
ちょこちょこ映画は見るのですが(ビデオです)あぁ良かったなぁと思えるのってなかなか無いですよね。
以前に`マルタのやさしい刺繍´をお話しましたが今回は
リリィ、はちみつ色の秘密

 
簡潔に言うと小さい頃に母を亡くし心に重荷を抱えて生きていた少女がある事をきっかけに
家出をして自分の母の事を探しに行くお話です。
みな沢山の事を経験しながら生きて行き辛い事も沢山ありすぎてしまします。
でも一歩踏み出して今の場所から脱出してみると出会う人みんなが温かく感じたり
大事な人についてや愛についてを深く考えさせられる一本でした。
悲しいお話でもありますが心がじんわりと温かくなれます。
心を癒やしたい人が見ると気持ちが楽になれるかも。